プロが見たこの映画
宣伝担当が語る「笑いあり涙あり音楽あり!『ガーディアンズは裏切らない』」
5月3日(水)からアメリカに先駆けて公開中のマーベル・スタジオ作品の最新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』。公開当時『アバター』を抜いて全世界興行収入のトップに君臨していたあの『アベンジャーズ/エンドゲーム』以降も、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』『ドクター・ストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス』など大ヒット作品が続き、多くのファンがいるマーベル作品。
ここでよろしかったらこちらをポチッとしながら読んでくださると嬉しいです。
はい、そんなマーベル作品といえば気になった作品があってもどうしても困ってしまうのが「どれを観とけばいいの?」といった「その作品を観るために観とかないといけない作品」です。
筆者は時に、ジムに行くために家トレをしてある程度体を作っていかないと、ジムのガチムチさんたちに「ププッ」と嘲笑されるのではと謎の家トレムーブをしてしまう自意識過剰な現象がありますが、それとはまた別の話。
今ではすっかりにわかマーベル作品ファンになった筆者も、当時『~インフィニティ・ウォー』から『~エンドゲーム』のあの特大ブームの波に乗らにゃいけん!と躍起になって、『アイアンマン』から順に作品を観て映画館で『~エンドゲーム』を観た時の感動はひとしきりでした。
シリーズものというのはファンが居るから長くに続くという一方、新参者にはなかなかのハードルとなってしまうものですが、話は戻ってこの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』、「VOLUME3」とあるので、まさにそのとおりでシリーズ第三作品目なわけですが、今回がシリーズとしては最終作となります。
そうなってくるとやはり、1と2を観ないといけないのか、それどころか関連作品である『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』や『~エンドゲーム』『ソー:ラブ&サンダー』、ディズニープラスで配信中の「アイ・アム・グルート」「ガーディアンズ・オブ・ギャラ クシー ホリデー・スペシャル」も観ないと行けないのか・・・と、もはやとどまるところを知らない感じになってしまいますが、そんなこともありません。もちろん知ってれば知ってるほど最終作なだけに余計に感動が増すのは事実でしょう。だけど言いたいのはそういうことじゃないのです。
ここで実はようやく本題に入りますが、映画館で観る映画、その楽しさを存分に感じさせてくれるのがこの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』なんです。
映画館で観る映画の良さに、もちろんスクリーンの大きさや音響、映画のための特別な空間、そういった良さはもちろんありますが、ヒトと観る映画、そこの素敵さがあります。そんなのは家でソファに座ってもはやスマホで友達と一緒に、映画館でなくてもできるじゃんと思うのですが、映画館という空間で友人や家族、恋人、はたまた全くの赤の他人まで、大勢のヒトと一緒の方向を観て感動して笑って泣いて、そんなライブ体験ができるのが映画館の素敵なところだなあと思っているわけですが、「ガーディアンズ」はそんな映画館で観る映画の素晴らしさの全部のせ状態なんです!
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』といえば、その特徴にコミカルな笑い要素、ふざけてると思ったら急に泣かせてくる反則的なストーリー、そしてなんと言っても昔懐かしくもいつまでも新しい70‘s 80’sのポップな音楽がサイコーなわけですが、笑って泣いて音楽がサイコー!これって映画館で観たらサイコーじゃないですか? しかも舞台が宇宙なわけですから、もちろん変な宇宙人はいっぱい出てくるは、そもそも主人公と一緒に旅を共にする「ガーディアンズ」のメンバーに毒舌なアライグマとか木とかいるんです。木ですよ木!意味不明すぎてサイコーじゃないですか?
こんな見た目からして個性炸裂してるメンバー、もともとは落ちこぼれ、はぐれものたちが集って今では銀河を救う「ガーディアンズ」となっているのですが、見た目がどうだ、過去がどうだ、そんなものはどうでもいい!ウィークポイントがそのヒトらしさ、可愛らしさ、弱いとこがあって良い、らしさの素晴らしさを認識させてくれます。
昨今、楽しむべくしてのエンタメの世界にも“多様性”の波が大きく、おいおいそんなところそうしちゃうの?と押し付けがましい“教育”がエンタメをつまらなくしていて、映画に関わる仕事をしながらも映画、映画館離れが加速していた筆者ですが、「ガーディアンズ」は映画館にまた呼び戻してくれる作品です。
劇場で一緒のところで笑い、泣いて、リアクションをして。字幕版だとちょっとワンテンポ早めに笑ってる外国の方の反応をも楽しみながら、もうほんとに全部のせなのが「ガーディアンズ」なんです。目に見える押し付けがましい“多様性の教育”とは違った形で、本作はそんなメッセージを素敵な形で教えてくれる最高傑作です。
「あーマーベル作品かー」「3作目なんだー」と予習がよぎってしまったあなた。もちろん予習も素敵です。ただ、この際なにもとっぱらって迷わず観てみるのもアリアリです!
昔高校の時の脳筋の体育教師が言ってくれた「筋トレは裏切らない」そんな脳筋全開な素敵な名言を頂きましたが、
ここで私から言わせていただくひとこと「ガーディアンズは裏切らない」。
ただのエンタメ好き イソノ
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』(2023)
大ヒット公開中
監督:ジェームズ・ガン
出演:クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイブ・バウティスタ、カレン・ギラン、ポム・クレメンティエフ ほか
配給:ディズニー
【ほかのプロの記事も読む】
★宣伝のプロが語る「ギリシャ式ゴールデンウィークの過ごし方」
★文学系女子が語る「心に刺さるセリフの山に、涙が止まらなくなる。」
★オンライン番組ディレクターが語る「全画面伏線アリ!伏線回収で観る映画」
★ファッションのプロが語る「ベーグルは誰の心にも存在している」/『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
【関連記事】
★【データで週末ヒット予報!】マーベル作品、クリス・プラッド出演作品の興収は?
★アメコミ映画の鑑賞状況、マーベルとDCの違いを認識しているのは・・?
★マーベルとDC、どっちが好き?両作のファン意識とイメージ比較
★大発表!マーベル&DC、アメコミ原作映画の人気ランキング
★アメコミ4大ヒーローが大決定‼ マーベル&DC人気キャラクターランキング発表!
(C)2023 Marvel
COMMENT
コメントをするにはログインが必要です。不明なエラーが発生しました