調査レポート
マーベルとDC、どっちが好き?両作のファン意識とイメージ比較
映画興行を席巻し、いまや洋画の代名詞といえるアメコミ映画。
今回KIQ REPORTでは、全国の15歳以上の男女781名の映画ファン(半年に1本以上劇場で映画鑑賞をする人)を対象に、【アメコミ映画】について調査を実施。アメコミの両雄である「マーベル・コミック」と「DCコミック」のファンや人気作品&キャラクターについてデータ面から考察します。
先週のレポートではアメコミ映画の鑑賞状況について紹介しました。
今回は、マーベル映画とDC映画のファン意識の違いと、作品イメージについてみてみます。
ファンは鑑賞者の6割弱。両者を比較すると、マーベル好きが圧倒的!
まず、ファン意識を質問したところ、マーベル映画ファン(かなり好き)の割合は40%、DC映画ファンが38%と僅差になりました。
前回のレポートで鑑賞者(よく+たまに見る)はマーベル映画が69%、DC映画が65%と紹介しましたが、つまり、どちらも鑑賞者の6割弱がファンという計算になります。
両者にほとんど差はありませんが、両作を比べるとどちらが好きかを質問したところ、大きな差が生まれました。
マーベル映画の方が好きと答えた人が56%に達し、DC映画の9%を圧倒(変わらないと回答した人は35%)。男女10-20代では70%以上がマーベル派となり、若年層で圧倒的な支持を得ています。唯一、男性50-60代ではDC派がマーベル派に肉薄した点も特徴といえそうです。
マーベルは正統派ヒーロー、DCはダークヒーローのイメージ
続いて、両レーベルの差を作品イメージで比べてみると、両レーベルの特徴がしっかりと表れました。
マ―ベル映画は “スケール感のある” “かっこいい” “派手な” をはじめ、多くのイメージでマーベル映画がDC映画を上回り、正統派のヒーローアクションのイメージがしっかりと根づいています。
一方、DC映画は “悪役が魅力的” “ダークな” “重厚な” “シリアスな”で上回り、『バットマン』シリーズをはじめとしたダークヒーローの特徴が出ています。
陰と陽。両レーベルのファンは共通していますがの作風はやや異なるイメージで捉えられているようです。
【関連リンク】
★アメコミ映画の鑑賞状況、マーベルとDCの違いを認識しているのは・・? https://kiq-report.com/Item/517
【調査概要】
調査時期:2022年6月24日(金)〜2022年7月1日(金)
調査手法 :インターネット調査(FastAsk利用)
調査対象:計781名 (15〜69歳 男女)
調査定義:映画ヘビーファン=月に1本以上劇場で映画鑑賞する人/映画ミドル=2~3ヶ月に1本程度劇場で映画鑑賞する人/映画ライトファン=半年に1本程度劇場で映画鑑賞する人/映画ノン=年1回程度劇場で映画鑑賞する人
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