プロが見たこの映画
ファッションのプロが語る「忘年会前に『ハングオーバー!』を。」
あと11日で2023年が終わろうとしている。
なんて、文字にしてみてもまだ信じられないのだが、どうやら本当らしい。
皆さんは『ハングオーバー!』という映画を観たことがありますか?
ハングオーバー、日本語では“二日酔い”を意味する。
全3シリーズあってタイトル通り、二日酔いで目を覚ますとすっぽり記憶が抜けており、とんでもない事態に陥るのだが、これがめちゃくちゃ面白くて、大好きな映画の1つだ。高校の同級生の大学時代の友達で夜に色のついたサングラスをかけてクロムハーツのピアスをつけるタイプの今まで全く接してくることがなかった人とも『ハングオーバー!』の話では盛り上がることができた。『ハングオーバー!』に大感謝。
ご存知の通り(?)筆者も休日は酒ばかり飲んでいるが、最近はほとんど二日酔いをすることもなく『ハングオーバー!』のような失態もしなくなったのだが、過去に2回ほど大失態?をしている。そのうちの1つが、青い泡事件だ。
何時まで飲んでいたのか、どうやって帰ってきたのか記憶がない状態で目を覚まし、歯を磨き口をゆすぐと口から吐き出された歯磨き粉の泡が真っ青だった。夢かと思った。口の中を見るとベロが真っ青で、嫌な予感がしゴミ箱を漁ると地球グミの空になったパッケージが出てきた。どうやら酔っ払うとコンビニでちょっと高いお菓子を買ってしまうクセが発動し、自宅までの徒歩2分で全て食べきったようだった。地球グミはASMR動画でよく用いられるパンッ!と噛んで開ける特殊なケースに包まれており、それを夜な夜な1人、ものすごいスピードでパンッ!と弾けさせながら家まで歩いて帰ってきたんだと想像して、ゾッとした。
地球グミ
もう1つは高円寺でやばい焼酎に遭遇してしまい、気がついたら何故か中野駅のトイレにいた。2時間経過していた。そこからなぜか1時間半くらいかけて徒歩で帰宅し(おそらくまだ酔っ払っていたのだろう)革靴を履いていたせいで足の裏の皮がズタズタになったりした。お酒は怖い。
12月は忘年会で必然的に飲み会が増える季節なので、特に気をつけていただきたい金曜日の夜は前日に『ハングオーバー!』を観て、記憶が飛ぶフラグというのがどういうものか、映像からよく学んでおいた方がいい。飲酒はほどほどに。
それでは皆さん、良いお年を。
映画ファッションマニア つみき
『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(2010)
監督:トッド・フィリップス
出演:ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィアナキス
(C)2009 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
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