Podcast
魔窟夜話【応酬の#41】ドラマチック第二次世界大戦⑦ 太平洋戦争〜日米灼熱の激闘NEW
こんばんは!歴史はぜんぶミステリー!妖しくも愉しい歴史の裏側に迫る「魔窟夜話」です。
この番組は、神社好きの中年YouTuberたんす屋と、ある界隈で有名な立花の二人がお贈りする暗黒のひととき。
歴史ミステリーから、政治社会の陰謀論、スポーツ、映画まで、妖しい話題めんどくさいネタを愉しく語っていきます!
【Spotify】
<サマリー>
戦前の日本を考える時、軍事は、ある種の天才に任せるという文化があったのではないかと思います。
戊辰戦争の大村益次郎、
日露戦争の児玉源太郎、東郷平八郎、
そして、
太平洋戦争においては山本五十六です。
大戦前期においてアメリカやイギリスを凌駕する世界最強の海軍を創り上げたのは紛れもない彼です。今回は山本五十六を中心に太平洋戦争の前半戦、日米が南海の灼熱の下繰り広げられた激闘の模様を見ていきたいと思います。
山本五十六は越後長岡の生まれですが、薩長優位の藩閥に負けず士官学校でも大学でもトップクラスの成績をおさめました。負けず嫌いでギャンブル好きでもありました。
転機は駐在武官としてアメリカにいた時に訪れます。
現地の先進的な工業力や生産力は五十六を驚かせましたが、何より、印象深かったのは、アメリカ人が湧きたったビッグニュース。リンドバークの大西洋無着陸飛行、その発展著しい航空産業でした。
新しいもの好きな五十六は日本に帰ると、早速、飛行部隊の育成に取り組み、自身も操縦かんを握りました。
飛行機が次の戦争のカギを握る確信していたのです。
その後、海軍航空技術部長となり、企業と共に日本の航空機開発を活性化しました。
つまりゼロ戦など傑作機の数々を生み出したの五十六だったと言えます。
さらに、軍縮条約で戦艦の保有量が低く抑えられたのを逆手にとって、飛行機中心の海軍に変えていきました。
山本五十六はまた、日独伊軍事同盟に強硬に反対したことで知られます。アメリカを見てきた自分からすれば勝ち目はないというわけです。
おかげで当時海軍のナンバー2の海軍次官まで上り詰めていた彼は「親米派」のレッテルを張られ、暗殺されるんじゃないか?と言われました。
その時、上司である米内光政は五十六を守るために海に逃がした、つまり「現場に戻した」。というわけです。もちろんこれは降格人事なわけですが、ここに後世あまりに有名な「連合艦隊司令長官山本五十六」が誕生したのです。
彼はいつの間にか対米開戦の矢面に立ってしまったわけです。五十六は勝つための唯一の方法として「相手を痛打して、早期の講和。」しかないと考え、真珠湾をその標的に選びます。
もっとも「やってはいけない」と何度も叫んでいたことを、状況の流転によって、自分自身がやってしまうシェイクスピア的な運命の皮肉がここにはあります。
山本五十六は自身が育てたエースパイロットたちがいる最強の海軍をもって、
ハワイに襲い掛かることになるのです。

過去のアーカイブ一覧:https://kiq-report.com/Column/12

COMMENT
コメントをするにはログインが必要です。不明なエラーが発生しました