KIQ REPORTでは、全国の15歳以上の男女775名の映画ファン（半年に1本以上劇場で映画鑑賞をする人）を対象に「映画館」に関するアンケート調査を実施中！
前回のレポートでは、映画館での行動・意識にフォーカスし、いわゆる「映画館あるある」をご紹介しました。

映画館は、大勢の人が暗闇の中で長時間ひしめきあう少し特殊な状況です。誰もが一度や二度は「イラッ」とした経験があるのではないでしょうか。
ということで、今回は映画鑑賞における不快にフォーカスし「イラッとすることランキング」を発表します。

アンケート結果では「上映中に話している」「後ろの席の人に蹴られる」「上映中のスマホの操作」「前の人でスクリーンが見えない」の4つが上位となりました。

男性ランキングを見ると、ほとんどの項目が女性のスコアを下回る中、「カップルがいちゃつく」は女性を上回りました。男性は単身で鑑賞する人が少なくないので、その影響でしょうか。また、「ひじかけを占領される」のスコアが高めに反応している点も特徴です。

一方、女性は全体的に不快に感じる要素が多いのですが、特に男性を大きく上回ったのが「上映中のスマホの操作」「上映中の会話」と「飲食の音やにおい」。音やにおいに敏感でマナーやルールを重視する傾向があるようです。

全体を通じて男女差、年齢差があり、女性は男性よりも、中高年層は若年層よりも不快に感じる要素が多い傾向が鮮明に表れました。若年の男性がもっとも不快に感じる要素が少なく、中高年の女性が多い。裏返すと、若い男性はあまりマナーを気にせずのびのびと楽しみ、中高年の女性はルールやマナーを重視してきちんと鑑賞するともいえそうです。

【調査概要】
調査時期：2022年9月16日(金)〜2022年9月23日(金）
調査手法 ：インターネット調査（FastAsk利用）
調査対象：計775名 (15〜69歳　男女)
調査定義：映画ヘビーファン＝月に1本以上劇場で映画鑑賞する人／映画ミドル＝2~3ヶ月に1本程度劇場で映画鑑賞する人／映画ライトファン＝半年に1本程度劇場で映画鑑賞する人/映画ノン=年1回程度劇場で映画鑑賞する人

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