これまで７回にわたってお届けしてきた、映画館に関する意識調査の最後は「映画館の未来」です。

動画配信の台頭など映像コンテンツの視聴手段が多様化する中、新型コロナの感染拡大に伴う行動制限などもあり、映画館の位置付けは大きく変化しています。映画ファンが映画館の未来に何を見出しているのか――。

全国の15歳以上の男女775名の映画ファン（半年に1本以上劇場で映画鑑賞をする人）に聞きました。

用意した選択肢は「変化の有無」「コンテンツ」「上映方式」に関わる６個です。

もっとも多かったのは「良さは変わらず、今後も続いていく」で38%を占めました。現状維持、の見解ですね。男性30代以上に多く、男女ともに20代以下が少ない結果となりました。

男女共30代以上は「より優れた上映方式が開発される」も多く、現在の延長線上の変化に期待が集まっています。

一方、もっとも大きな変化を予期させる選択肢「新たな楽しみ方が生まれる」は男性20代以下が高い結果となりました。
前述の「今後も続いていく」の低さもふまえると、若者は「現状維持はむずかしいが、新たな楽しみが広がる」と捉える傾向があり、映画館の未来に可能性を感じている人が多いようです。

【調査概要】
調査時期：2022年9月16日(金)〜2022年9月23日(金）
調査手法 ：インターネット調査（FastAsk利用）
調査対象：計775名 (15〜69歳　男女)
調査定義：映画ヘビーファン＝月に1本以上劇場で映画鑑賞する人／映画ミドル＝2~3ヶ月に1本程度劇場で映画鑑賞する人／映画ライトファン＝半年に1本程度劇場で映画鑑賞する人/映画ノン=年1回程度劇場で映画鑑賞する人

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