調査レポート
いちいち意外すぎる!? 映画ファンへのミニシアター意識白書!!
今回は新型コロナウイルスによる緊急事態宣言により、日本中の映画館が営業自粛する中、とくに存続の危機に瀕していると言われているミニシアターに対し、映画ファンはどのような意識を抱いているのか? について調査しました。
映画ファンを鑑賞頻度で大きく2つに分け、半年に2本以上劇場鑑賞する観客を「映画コアファン」、年に1〜3本劇場鑑賞する観客を「映画ライトファン」とし、それぞれ10代〜60代以上の男女、計3687名に聞きました。
結果はこうなりました。
◉意外!? 映画ファンはかなりミニシアターへ行ってる!!
映画ファン全体では②が、映画コアファンは⑥が、映画ライトファンは②がもっとも多いという結果ですが、それよりも、映画コアファンは⑥と⑧を合わせ38.1%、映画ライトファンは13.9%、両者間には3倍近い差があるものの、(筆者個人的な所感では) 意外に多くの映画ファンがミニシアターに映画を観に行っていたのが分かります。
そして、コロナを経て「三密」を嫌う状況下においても、再開後にはミニシアターに行きたいと思っている人 (④+⑥+⑧の人達) は、映画コアファンでは55.6%、映画ライトファンでも31%おり、これも意外な結果ではないでしょうか。
では、次に、ミニシアターに行く頻度がもっとも高い層、つまり映画コアファンの⑥+⑧の層は、どのような人達なのか見てみます。
◉さらに意外!? もっともミニシアターに行っているのは20代男性!!
年代別に見てみると、これも個人的には意外ですが、もっとも多いのは20代、次いで30代という結果。
性別のファクターも加えて見ると、男性は20代〜30代が中心で、女性は20代〜60代以上までくまなくいます。
永らくミニシアター客層のボリュームゾーンは女性50代〜60代以上と見る向きがあったように思いますが、実際は男性20代がもっともミニシアターを支えている層のようです。
では、これらの方々がどこに住んでいるのか? これまた個人的には大変意外な結果になりました。
◉さらにさらに意外!? 日本でいちばんミニシアターへの想いがアツいのは茨城県民!!
各県内のミニシアターの数を鑑みれば、当然ながら東京が1位になると思っていましたが、結果は茨城、東京、そして広島という順。
もちろん、これはパーセンテージ (人数に対する割合) なので、単純に人数の多さで見れば人口分布どおり東京→神奈川→大阪という順になるのですが、つまりは、日本でもっとも映画にアツいのは 【茨城の映画コアファン】 ということなのかもしれません。
※KITT調べ(Fastask利用)
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【調査概要】
調査時期:2020年4月16日(木)~2020年4月24日(金)
調査手法:インターネット調査
調査対象:計3687名 (15歳~60歳以上男女/映画コア・映画ライト)
調査定義:映画コア=半年に2回以上、劇場で映画鑑賞する人/映画ライト=年に1~3回、劇場で映画鑑賞する人
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