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【KITT RADIO#25】選挙と映画宣伝は似ている!?
マーケティング目線で世の中を見ると、見えるものが変わってくる!
映画の宣伝プロデューサーが日々考えていることをあれこれ雑談す
「KITT RADIO|マーケティングあれこれ雑談」
出演:木村徳永さん(KICCORIT)、ターニャ(KIQ REPORT編集部)
<#25のキーワード>
・選挙は映画宣伝に似ている
・世論調査って!?
・情報の正しい取り扱い方
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【Text】(文字起こし)
ターニャ
このラジオが配信されるときは、もう終わってるんですけど、今ちょうど知事選間近というところではありますが、どうですか最近、見てますか?ウォッチしてますか?
木 村
なんか今年は盛り上がってる感じがありますよね。
ターニャ
そうですね。なんかちょっと話題の方々も出たりとかして、見ますね。
木 村
選挙に関しては特にコメントはないです。
ターニャ
はい、そうですね。(笑)ここで、この人に入れますって言われたら私もちょっと対応しきれないところがあるので
木 村
そうそう、東京都民なんで、もちろんね、選挙は行く予定ですが
ターニャ
はい!
木 村
あれですよね、マーケティング目線で見ていくと、選挙って面白いですよね。やってることが似てて。
ターニャ
はいはいはいはい。例えば何かありました?
木 村
だって結局、映画って、認知を上げて見たい気持ちを煽って、見に来てもらうっていうことじゃないですか。
ターニャ
そうですね。
木 村
選挙も同じじゃないですか。
ターニャ
はいはい。
木 村
もちろんもう最初から有名な人は、認知を上げる必要はないかもしれないけど、もちろん名前を知ってもらわないといけないから名前を連呼するわけじゃないですか。そんなに名前だけ連呼されてもみたいなことが、いまだにあるでしょ。
ターニャ
ありますね。耳に残るような呼び方してますよね。
木 村
名前を覚えてもらって、どういうことを考えてるんですかっていうのを理解してもらって、なるほど、そういうこと言ってるんだったらって言って1票入れてもらう。同じですよね、やってることね。
ターニャ
確かに、そうですね。
木 村
でもなんか誰が優勢とか、誰が一歩リードみたいなニュースがよく出てますよね?
ターニャ
出てますね。
木 村
あれどういうふうに見てます?
ターニャ
うーん、分かりやすい指標みたいな気持ちでは一応ウォッチはしてますって感じですね。
木 村
そうだよね、指標になっちゃうよねあれ、指標にするよね?
ターニャ
なっちゃいます、はい。
木 村
そうかー、この人人気なんだみたいなことじゃない。だからちょっと人気がある=正しいことを言ってるっていう気持ちになるし、特別この人を応援しようって思ってない人たちに関して言うと、人気がある人に入れとけば間違いないかな、ちょっと誰でもいいから、その人にしとくか、みたいな感じで入れちゃう人って、結構いると思うんですよね。
ターニャ
うーん、そうですね。確かに。
木 村
そんなにね、一生懸命主張をウォッチしてるわけじゃないですからね、皆さん。
ターニャ
うん、そうですね。
木 村
そう考えると誰がどういう基準で発信してるのかって気になりません?
ターニャ
確かに、なりますね。
木 村
だからテレビとか新聞とか、しっかりしたメディアがちゃんと発信してるからもう、いや、正しいと思って見てますけど、あれ、どうなんすかね?本当なのかなって思って僕見てますけど、そもそもあれって、世論調査をして、誰を応援してますかとか、そういうのを聞いて、それを発表するわけですけど。発表するときって、誰々さん一歩リードみたいなこととか、誰々さんややリード、それに続く何々さん、それを追い上げる何々さんみたいな言い方してるじゃないですか。
ターニャ
はいはい、してますね。
木 村
ちょっとなんか競馬っぽい感じで。
ターニャ
はいはいはい、言ってますよね。
木 村
世論調査ちゃんと取ったのに「ややリード」とか、「激しく追い上げる」とか、そんなざっくりとした言葉の伝え方で世の中動かしちゃっていいんでしょうかって思いませんか?
ターニャ
確かにー。
木 村
もっとちゃんと数字知りたくないですか?
ターニャ
そうですね。でもなんかそのややリードとかで何となく理解しちゃってる自分もいますよね、疑わず。
木 村
そうなんですよ。ややリードしてんのかとか、追い上げてんのかとか、大体それを見るとこの人が1番、この人が2番、3番手がこの人だなっていうのが見えてくるじゃないですか。
ターニャ
見えてきますね。
木 村
でもねあれ、選挙期間中は数字の詳細を発表しちゃいけないっていうルールがあるんですよね。だから言えないっていうのが、前提としてあるからしょうがないんですけど。
ターニャ
へー、なるほど!
木 村
そうなんですよ。でも、それしか指標がないから言い方は置いておいて、何%リードしてるとか言えなかったとしても、1番2番3番が分かればいいやっていう基準で見れば、一応情報としては、足りてますよね。
ターニャ
うん、うん、そうですね。
木 村
じゃーそれがどういう調査の方法で、その状況が、まとめられてるかっていうところが大事じゃないですか?
ターニャ
本当そうですね、確かに。
木 村
どうやってやってると思います、世論調査。
ターニャ
いや、全然想像したことなかったですね。街ゆく人とか、ランダムで聞いてるんじゃないかなみたいな、勝手なイメージです。
木 村
そうですよね、考えられるのは電話で聞いてるのか、対面で聞いてるのか、街角調査か、インターネット調査とか、あとは書面を郵送で送って、書面で戻してもらうかみたいな。でも書面だとスピード感もあるから、今行われているのはRDD方式っていって、電話ですね分かりやすく言うと。ランダムデジタルダイヤリングっていう方式でやってるみたいですよ。
ターニャ
へー、そうなんですね。
木 村
昔は固定電話だけでやってたらしいんですけど、何年か前からそれを携帯電話。携帯電話半分、固定電話半分ということで調査をしてるらしいんですけど、これどうなんですかって感じちょっとしませんか?
ターニャ
いや、確かにその人たちがわからなすぎますよね。なんかすごい、偏ってる可能性あるじゃないですか。何か考え方とか。
木 村
そう、ランダムってことは偏ってないよっていうはずなんだけど、結局、固定電話が家にある人っていうと、僕の家はもう固定電話ないですよ、もう数年前から。
ターニャ
確かに、そうですよね。
木 村
固定電話ないし、あと携帯電話はもちろん持ってるけど、やっぱね、僕のところもそういう情勢調査みたいなやつ、時々確かかかってくる。
ターニャ
へぇー。
木 村
でも、仕事してるから、もう忙しいから切っちゃいますよね。
ターニャ
うん、うん、そうですね、確かに。
木 村
または年齢層高い、高齢者の方は、なんだかわかんないから怖くて切っちゃうパターンもあるだろうし、女性の方は、比較的そういうのは嫌だなって思うかも知れないし。
ターニャ
そうですね、確かに。
木 村
そうなんですよ、だから本当にランダムで国民の声が拾えてるのかっていうところが、どうなのかなって気がちょっとするんですよね。
ターニャ
間違いないですね、確かに。固定電話持ってる人なんて、ちょっと上の方々かなみたいな感じもしちゃいますし、携帯電話出る人も、これはすごく語弊がありますがちょっと変わった人たちしか出ない可能性もあるじゃないですか。
木 村
そんな感じするよね、もう家電なんてリンリン鳴らないよね、今の時代。
ターニャ
そっかー、なるほどー。
木 村
でも今の、いろんな調査方法はあるけれども、メインでやってるのは電話調査っていうとこみたいですよね。
ターニャ
なるほどですね。
木 村
そうなると答えが偏ってくるような気がするので。だから一歩リードって言っておきながら、蓋を開けてみたら、もう全然追い上げてた人が、当選したりみたいなことは、実際に起こってるかと思うんですけれども。実際テレビとか新聞とか、そのNHKでもね、立候補した人が喋れる時間があるじゃないですか。
ターニャ
はい。
木 村
そういうところで自分の主張を話すわけですけれども。でも、一番見られてるのはどこかっていったらWebですよね。
ターニャ
そうですねー。
木 村
Webでそういうあの街頭演説みたいなものが見られて、広がっていくっていうのが多かったり、SNSでも拡散されるのは当然だし。あとこたつ記事で拡散されるっていうのがあるじゃないですか。
ターニャ
はいはいはいはい。
木 村
こたつ記事って、誰かが発信したものをカスタマイズして、見出しとか、気になる見出しにして、サムネイルとかも目立つようにして、それで興味を持ってクリックしてもらって、その回転数を稼ぐみたいなことを、なりわいにしている方たちのやってることじゃないですか。
ターニャ
そうですねー。
木 村
そうすると街頭演説した内容が面白く、インパクトがあるようにワーッていろんな形で出てくるわけですよね。そうすると、やっぱりそこで目に触れた人が、この人いいかもって、どんどんどんどん広がってくるっていうのが一番、今、拡散される状況であるって考えると、さっきの電話調査で答える人たちと、そのインターネットの中でそういう情報をキャッチしてる人たちにちょっと差があるような気がするんですよね、ターゲットにね。
ターニャ
確かに。
木 村
だからもう、だんだん後半になってくると、まさかの展開みたいな記事が出てくるわけですよ。誰々さん一歩リードしていたはずが、まさかの追い上げで逆転の可能性がみたいなのが、徐々に出てくるみたいなことがよく起こってますよね、最近はね。
ターニャ
そうですね、確かに。
木 村
だから本当に何か、何を信じていいのか、メディアってね公平に正しいものを出してるって、信じてますけれども、実際どういう調査の内容で出してるのかっていうところもちゃんと理解してないと、情報に左右されちゃうとかありますよね。
ターニャ
あリますねー、本当そうですね。だから、そうですね、それが見てるものが正しいと思ってると、知らないうちに自分が偏っちゃってる可能性もあるから、何を信じるかっていうのは、情報をちゃんと疑いながら接していかないと危ないですね。
木 村
ね、本当ですよー。だから映画の宣伝を仕掛ける側としても、いろんな調査をしながらその結果を使って、宣伝していくわけですけど、それもね、映画を当てるための調査ですからね。ちょっと目線が偏ってる可能性ありますよね。
ターニャ
そうですねー。
木 村
悪い結果が出て、悪い結果が出ましたなんて発表しないですからね。
ターニャ
そうですね。
木 村
いい結果が出てるから発表するわけで。
ターニャ
そうですね、確かに。でもいいことを伝えたいから、いいことを伝えてるっていう気持ちもありますよね。
木 村
そうなんです。
ターニャ
そうだから見る人は、ちょっとそこで判断していただいて、でも情報ってそういうものですっていうことかもしれないですね。(笑)
木 村
でも決して嘘をついてるわけじゃないっていうところがポイントですね。もちろん、世論調査、電話で取ってるやつも嘘ついてるわけじゃないですからね。こういう方法で調査してますっていうのも書いてありますしね。
ターニャ
うん、うん、うん、確かに。
木 村
だからちゃんと読む、きちんと読んで判断するってことが大事っていうお話ですね、今日は。
ターニャ
なるほどなるほど。発信する我々からのお話ですね(笑)
木 村
発信する側も気をつけましょう、受け取る側も注意していきましょうって事ですかね、はい。
ターニャ
なるほどなるほど、ありがとうございます。でも本当、選挙も本当に一種のマーケティングでちょっと見てると面白いですね。
木 村
そうですね。選挙とか出たいとは思いませんが、宣伝手伝いたいです。
ターニャ
それはまたちょっとまた面白いことになりそうです、大変そうですが、はいー、わかりました。ありがとうございます。では本日はここまでとさせていただければと思います。
そしてKITTラジオでは、リスナーの皆様からのご質問を募集中です。概要欄に記載のメールアドレスに、日々の生活に役立てたい、こんな話を聞きたいなどぜひお送りください。本日もありがとうございました。
木 村
ありがとうございます。
<END>
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