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データアナリストが語る「映画興行にも“パレートの法則”はあてはまる?」/(precog社:関総一郎)
precog社 関総一郎(データ・アナリスト)
みなさんは、「パレートの法則」というフレーズを聞いたことがあるでしょうか?
80:20の法則とも呼ばれ、一部の要素が大きな影響を与える事象を表す用語です。イタリアの経済学者が、さまざまな統計資料から導き出した まことしやかな“あるある”みたいなものです。
ビジネスの世界でもよく使われており、「顧客の2割が売上の8割を担っている」「上位20%の商品が市場売上の80%を占める」などの説明に当てられることが多いです。
ちょっと前置きが長くなりましたが、第1回目のコラムは、映画興行にもパレートの法則が当てはまるのか、について検証します。
映画製作者連盟の発表によると、2018年は1192本の映画が公開され、興行収入の合計は約2225億円でした。これに「パレートの法則」をそっくり当てはめてみると、上位240作品が1780億円を稼いでいるはずです。さっそく検証してみましょう!
結論→ 映画興行は上位1割の作品が、売上の9割を占めている
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