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【完全ガイド】スーパーマン実写化のすべて! 映画&ドラマで総ざらいする“鋼鉄の男”の系譜NEW
2025年7月11日、ついに“新たなスーパーマン”がスクリーンに降臨します。
DCスタジオの新体制が始動する中、ジェームズ・ガン監督による最新作『スーパーマン』は、ヒーロー映画の原点であるこのキャラクターに新たな命を吹き込む試み。主演はデイビッド・コレンスウェット、ロイス・レイン役にはレイチェル・ブロズナハン。若きクラーク・ケントが、自身のルーツと“希望”の意味を見出していく物語が描かれます。
もちろん、これが初めての実写スーパーマンではありません。映画もテレビも含めれば、スーパーマンは幾度となく姿を変え、時代の空気を纏って蘇ってきました。
この記事では、これまでに作られてきた“実写スーパーマン”の系譜を総ざらい! 主演映画からクロスオーバー作品、TVシリーズまで、その歴史を完全網羅。新作を観る前に、あるいは観た後でも、必ず役立つガイドとなるはず!
スーパーマンとは何者か?アメコミの原点から見たキャラ像
クリプトン星の最後の生き残り。滅亡の危機に瀕した故郷で、両親が最後の希望と願いを込め、まだ赤ん坊のカル=エルを地球に送った。その後、アメリカの小さな農場を営むケント夫妻に愛情をたっぷり注がれ、地球で育ったクリプトン人。 自分を大切に育ててくれた家族のいる地球を守るため、スーパーマンとして戦う日々を過ごしながら、正体を隠して大手メディア「デイリー・プラネット」で新聞記者:クラーク・ケントとして働く日々を送っている。 弾丸よりも速く飛び、目からは超速度の熱光線を放ち、鋼鉄の体を持つ。青いスーツに、赤いマント、そして胸のシンボルマークの”S”が彼のアイコンであり、彼自身は真実、正義、希望のシンボルとして全世界から愛されている。
スーパーマンの初登場は1938年、アクション・コミックス第1号にさかのぼる。ジョー・シュスターとジェリー・シーゲルによって生み出されたこのヒーローは、“空を飛び”“怪力を持ち”“正義を貫く”という、後のアメコミヒーロー像を確立した存在だ。
その人気はコミックだけにとどまらず、1940年代にはラジオドラマやアニメ、1950年代にはTVドラマ化され、やがて実写映画として世界中の観客を魅了することになる。スーパーマンは単なるヒーローではなく、“移民としての孤独”“二重生活の苦悩”といったテーマを内包しながら、時代ごとの正義のあり方を問いかけ続けてきた存在なのだ。
スーパーマンが主演の実写映画たち
スーパーマンが主役としてスクリーンに立った実写映画を、時系列で一挙に紹介。
最初に空を飛んだヒーローが、どのように時代とともに進化してきたのか──その軌跡をたどる。
『スーパーマン』(1948)
映画館で連続上映された“最初の実写スーパーマン”
世界初の実写スーパーマンとして、15章構成の連続活劇として登場した記念碑的作品。週替わりで上映される当時のスタイルに則って作られたこのシリーズは、コミックから飛び出したようなスーパーマンの姿を、アニメーションと実写を組み合わせて大胆に表現した。空を飛ぶシーンは今見ると微笑ましいが、当時の観客にとってはまさに“奇跡”だった。主演のカーク・アリンは、正義感にあふれたヒーロー像と、コミカルさを併せ持ったクラーク・ケントを演じ、観客に親しみやすいスーパーマン像を提供。現在のヒーロー映画のルーツがここにある。
監督:スペンサー・ゴードン・ベネット
出演:カーク・アリン
『アトムマン vs スーパーマン』(1950)
悪の天才“アトムマン”とスーパーマンの映画館バトル続編
前作のヒットを受けて製作された続編シリアル。スーパーマンの最大の宿敵、レックス・ルーサーが“アトムマン”と名乗り、科学の力を使ってスーパーマンを追い詰めていく。全13章の構成で、ワープ装置、分子分解兵器、原子エネルギーといった当時の“最先端科学”を大胆に盛り込み、少年たちの想像力をかき立てた。主演のカーク・アリンが再登板し、ノエル・ニール演じるロイス・レインとのコンビも健在。シンプルな勧善懲悪でありながら、ルーサーという知的ヴィランの存在感がシリーズに深みを与えた。後のDCヴィラン像のひな型ともいえる存在感を放っている。
監督:S.G.ベネット
主演:カーク・アリン
『スーパーマンと地底人間』(1951)
TV時代への橋渡しとなった初の長編劇場映画
連続活劇の時代が終わりを迎えるなか、劇場公開用に制作されたスーパーマン初の長編映画。地底から出現した“モグラ人間”というB級感あふれる敵キャラと、ジョージ・リーヴス演じるスーパーマンの対決が描かれる。この作品は後にTVシリーズ『アドベンチャー・オブ・スーパーマン』のパイロット版としても流用され、テレビの時代に突入する節目となった。外見の異なる存在に対する人間の差別意識や恐怖をテーマに盛り込むなど、単なる子ども向けではない社会的視点も垣間見える。
監督:リー・ショレム
主演:ジョージ・リーヴス
『スーパーマン』(1978)
フィクションが現実になった──“ヒーロー映画”の夜明け
リチャード・ドナー監督のもと、当時の最新VFXと重厚なドラマ演出によって、スーパーマンという存在を“神話”として描ききった決定版。惑星クリプトンの滅亡から、カンザスでの育成期、そしてメトロポリスでの覚醒へと至るスーパーマンの軌跡は、まるで壮大な英雄叙事詩のように描かれる。主演のクリストファー・リーヴは、クラーク・ケントの内気で誠実な人柄と、スーパーマンとしての威厳を見事に演じ分け、“理想のヒーロー像”を世に定着させた。冒頭のマーロン・ブランド、敵役のジーン・ハックマン、恋人役のマーゴット・キダーら豪華な顔ぶれも映画としての格を引き上げた。「スーパーヒーロー映画」というジャンルそのものの礎を築いた、まさに原点にして金字塔。
監督:リチャード・ドナー
主演:クリストファー・リーヴ
配信:Amazonプライム/Apple TV
『スーパーマンII 冒険編』(1980)
愛を選ぶか、世界を守るか──ヒーローが問われた代償
スーパーマンは、ロイス・レインと人間として生きることを選ぶ。しかしその瞬間、クリプトンから来た3人の囚人──ゾッド将軍たちが地球を脅かし始める。ヒーローとしての使命と、ひとりの男としての愛。ふたつの生き方の間で揺れ動くスーパーマンの姿は、彼を“神話”から“人間”へと引き戻す。監督交代による2つのバージョン(レスター版とドナー版)にはトーンの違いがあり、ファンの間で長らく議論が続く作品でもある。優しさと覚悟が試される、シリーズ随一の内面的ドラマ。
監督:リチャード・レスター(劇場版)/リチャード・ドナー(特別版)
主演:クリストファー・リーヴ
配信:Amazonプライム/Apple TV
『スーパーマンIII 電子の要塞』(1983)
ヒーローの心に芽生えた“闇”──自分との戦いが始まる
コンピューター技術を駆使した敵の陰謀により、スーパーマンの性格が“分裂”し、悪のスーパーマンが誕生する。酒に溺れ、街を壊し、ロイスに背を向ける姿は、もはや別人。しかし、その影と対峙するクラーク・ケントこそ、真の戦いの舞台だった。リチャード・プライヤーによるコミカルな演技や、シリーズとしてのユーモアへの寄り道も見られるが、それでもこの作品が描いた“善と悪の内面劇”は、ヒーロー像を掘り下げる先駆的な試みだった。
監督:リチャード・レスター
主演:クリストファー・リーヴ
配信:Amazonプライム/Apple TV
『スーパーマンIV 最強の敵』(1987)
核の時代に投げかけた、ヒーローからの問い
スーパーマンは地球の核兵器をすべて宇宙に放り出す。その行動はやがて、新たな脅威“ニュークリアマン”を生み出してしまう──。世界を救うつもりが、さらなる危機を呼び込んだ彼の姿には、ヒーローの無力さと苦悩がにじむ。予算の縮小や制作体制の混乱により、シリーズ最低評価を受けた本作。しかしクリストファー・リーヴが企画段階から関与し、“スーパーマンはどう世界と向き合うべきか”という真摯な問いを投げかけたことに、確かな意義がある。
監督:シドニー・J・フューリー
主演:クリストファー・リーヴ
配信:Amazonプライム/Apple TV
『スーパーマン・リターンズ』(2006)
彼は帰ってきた。しかし、世界は変わっていた…
5年間の不在から戻ったスーパーマン。だが世界はすでに彼なしで回っており、愛するロイスにも新たな家庭があった。そして彼には、知られざる“息子”の存在も──。リチャード・ドナー版の直接的な続編として構築された本作は、ノスタルジーと静かな哀愁に満ちている。強さよりも“受け入れられない孤独”に焦点を当てたこの作品は、アクションよりも感情の波が印象に残る異色のスーパーマン映画だ。最新のVFX技術により飛行シーンや視線ビームといった超能力描写もよりダイナミックに進化。クラシカルな雰囲気をまといつつも、映像は確実に“2000年代のスーパーマン”としての更新が図られている。
監督:ブライアン・シンガー
主演:ブランドン・ラウス、ケヴィン・スペイシー、ケイト・ボスワース
配信:U-NEXT/Apple TV
『マン・オブ・スティール』(2013)
新たな神話はここから始まる
2006年の『スーパーマン・リターンズ』から7年。再び“鋼鉄の男”がスクリーンに帰ってきた。だが今回は、まったく新しい神話として──。ザック・スナイダーが監督を務め、プロデューサーには『ダークナイト』のクリストファー・ノーランが参加。重厚で現代的な再構築により、従来のスーパーマン像は根底から更新された。孤独な青年クラーク・ケントが、自らのルーツと能力に戸惑いながらも、“地球の守護者”として立ち上がっていく姿を描く。高速かつ重力を感じさせるアクション、父と息子の絆、そして「スーパーマンとは何者か」という問いかけ。空を飛ぶ意味が、初めて“痛み”とともに語られる。ヒーロー映画の新時代を告げる、静かで激しい序章。
監督:ザック・スナイダー
製作:クリストファー・ノーラン、チャールズ・ローヴェン、デボラ・スナイダー
出演:ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、マイケル・シャノン、ラッセル・クロウ
配信:Netflix/U-NEXT/Amazonプライム
メインではないが重要!スーパーマン登場映画
主演ではないものの、スーパーマンが重要な役割を果たす近年の作品群。
ヒーロー同士の衝突、復活、そしてマルチバース的演出──ここでは、スーパーマンの“存在感”が際立った注目作を紹介する。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)
“神”と“人間”は共存できるのか?
崇拝され、畏れられるスーパーマン。両親の死と無力感を背負うバットマン。人間と神、それぞれの正義が激突する本作は、単なるヒーローバトルを超えて“力を持つ者はどうあるべきか”というテーマを突きつける。スーパーマンはここで初めて“疑われる存在”として描かれ、神格化の裏にある孤独と不安が浮かび上がる。彼が命と引き換えに世界を救うその姿は、DCEUにおける“殉教者”としての位置づけを決定づけた。ワンダーウーマンの登場も含め、後のジャスティス・リーグ結成への布石として極めて重要な一作。
監督:ザック・スナイダー
出演:ヘンリー・カヴィル、ベン・アフレック、ガル・ガドット、ジェシー・アイゼンバーグ
配信:Netflix、U-NEXT、Amazonプライム
『ジャスティス・リーグ』(2017)
一度死んだ英雄が、仲間とともに再び立ち上がる
全作で命を落としたスーパーマンを蘇らせるという、ヒーロー映画としては異例の展開。復活を果たすも、自我を失くし暴走して仲間たちを襲うシーンには、“力の本質”への問いも込められていた。やがて微笑み、再び仲間と並び立つ彼の姿には、かつての明るいスーパーマン像がうっすらと重なる。だがスナイダーが途中降板の後にジョス・ウェドンが再編集・再撮影を行ったため、全体のトーンには統一感を欠き、キャラクター描写もややマーベル映画のように感じられる。
監督:ジョス・ウェドン(劇場版)
出演:ヘンリー・カヴィル、ベン・アフレック、ガル・ガドット、ジェイソン・モモア、エズラ・ミラー、レイ・フィッシャー
配信:Netflix、U-NEXT、Amazonプライム
『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』(2021)
“黒いスーツのスーパーマン”が映し出すもうひとつの正義
ファンの声に応える形で実現した4時間超の完全版。ザック・スナイダーが本来描こうとしていたヒーロー像が丁寧に再構築され、スーパーマン(ヘンリー・カヴィル)の描写も大きく変化している。黒いスーツに身を包み、静かに覚醒していく姿は、もはや人間味よりも“神話的存在”としての重みを強く漂わせる。戦闘では凄まじいパワーを発揮し、チームの勝利を決定づけるが、その強さには怒りと喪失の陰が滲む。劇場版では消えていた“復活の意味”が、ここでは確かな感情として刻まれている。
監督:ザック・スナイダー
出演:ヘンリー・カヴィル、ベン・アフレック、ガル・ガドット、ジェイソン・モモア、エズラ・ミラー、レイ・フィッシャー
配信:U-NEXT
『ブラックアダム』(2022)
カメオ数秒で世界が沸騰!スーパーマン電撃再臨!
エンドクレジットで突如現れたのは、かつてのスーパーマン=ヘンリー・カヴィル。その低く穏やかな声とともに現れるたった数秒の姿が、世界中のファンを熱狂させた。本編の主人公であるブラックアダム(ドウェイン・ジョンソン)との対面は“次回作への布石”として受け止められたが、後にDCEUの再編が決定し、続編の構想は白紙に。結果として、これがカヴィル最後のスーパーマンとなった。
監督:ジャウム・コレット=セラ
出演:ドウェイン・ジョンソン、ヘンリー・カヴィル(カメオ)
配信:U-NEXT、Amazonプライム
『シャザム!〜神々の怒り〜』(2023)
顔は映らずとも、“スーパーマンがいる世界”の物語
物語の随所にスーパーマンの名が登場し、世界観の共有が強く意識されている。ラストでは彼らしき姿がカメオで現れるが、顔は映らず、演者も別人。だがこのユーモラスな一瞬こそ、DCEUにおけるスーパーマンの存在が“常識”であることの裏付けでもある。
監督:デヴィッド・F・サンドバーグ
出演:ザッカリー・リーヴァイ、ヘレン・ミレン、ルーシー・リュー、レイチェル・ゼグラー
配信:U-NEXT、Amazonプライム
『ザ・フラッシュ』(2023)
時空の狭間に咲いた、スーパーマンたちの幻影
時空の狭間に登場するのは、過去と“もしも”のスーパーマンたち──CGで再現されたクリストファー・リーヴ、そして幻に終わったニコラス・ケイジ版スーパーマンも。さらに本作では、クラーク・ケントの代わりに**スーパーガール(カーラ・ゾー=エル)が本格登場。異なる世界からやって来た彼女は、地球を守るべく壮絶な戦いに身を投じる。歴史を召喚する演出とともに、新たな“鋼鉄の意思”が鮮烈な印象を残した。
監督:アンディ・ムスキエティ
出演:エズラ・ミラー、サーシャ・カジェ、ベン・アフレック、マイケル・キートン、クリストファー・リーヴ(CG)、ニコラス・ケイジ(CG)
配信:U-NEXT、Amazonプライム
実写テレビシリーズ
映画とは異なり、TVシリーズではより身近で人間味あふれるスーパーマン像が描かれてきた。
家庭や職場、青春の葛藤など、より“地上”に近い視点からヒーローを見つめ直す試みが多い。ここでは、成長や家族と向き合う姿に焦点を当てた代表作を紹介する。
『スーパーマン』(1952〜1958)
TV黎明期に降臨した“頼れる街のヒーロー”
ジョージ・リーヴスが演じた、最初期のテレビ版スーパーマン。事件現場に颯爽と現れ、庶民の味方として活躍する姿は、当時の家庭の中でヒーロー像を定着させた。白黒映像ながら、その頼もしさと優しさが印象的。現代のスーパーマン像とは異なる、のどかな魅力に満ちている。
原題:Adventures of Superman
キャスト:ジョージ・リーヴス
『LOIS&CLARK/新スーパーマン』(1993〜1997)
ロマンス重視の“職場系スーパーマン”
新聞社デイリー・プラネットを舞台に、クラークとロイスの恋模様や職場での駆け引きを描いた90年代らしいスーパーマン像。スーパーパワーよりも“人間としての魅力”に重きが置かれ、コメディタッチも随所に光る。夫婦ドラマの延長線上でスーパーヒーローを描いた異色作。
キャスト:ディーン・ケイン、テリ・ハッチャー
『ヤング・スーパーマン』(2001〜2011)
ヒーローの原点を10年かけて描いた青春群像劇
高校生のクラーク・ケントが、自分の正体や能力に戸惑いながら成長していく物語。友情、恋、家族、そして“運命との対峙”を丁寧に描いた10シーズンは、スーパーマンの人格形成を描くにふさわしい長編ドラマ。レックス・ルーサーとの関係性も大きな軸となっている。
キャスト:トム・ウェリング、マイケル・ローゼンバウム、クリスティン・クルック
配信:U-NEXT
『スーパーガール』(2015〜2021)
“従兄”スーパーマンの影とともに──女性ヒーローの自立物語
クラーク・ケントの従妹カーラ=ゾー=エルが主人公となる本作では、当初スーパーマンは存在だけが語られるが、シーズン2以降はタイラー・ホークリン演じるクラーク/スーパーマンが本格登場。彼女の物語に寄り添う形で活躍し、のちの『スーパーマン&ロイス』へとつながっていく。DCEUとは異なるCW系クロスオーバーの世界観で、ヒーロー像の多様化が進んだ象徴的シリーズ。
キャスト:メリッサ・ブノワ、タイラー・ホークリン、カイラー・リー、チェイラー・リー
配信:U-NEXT、Hulu
『クライシス・オン・インフィニット・アース』(2019〜2020)
歴代スーパーマン、マルチバースの彼方から集結
CWドラマの世界をまたいで展開された5夜連続クロスオーバーイベント。アローバースを統合する壮大な物語の中で、ブランドン・ラウス(『スーパーマン・リターンズ』)が“Earth-96”のスーパーマンとして復活。さらにタイラー・ホークリン(CW版)、トム・ウェリング(『ヤング・スーパーマン』)も登場し、映像作品の枠を越えた“スーパーマンの共演”が実現した。ラウス版はクリストファー・リーヴ時代の悲劇を背負った設定で描かれ、限られた登場ながら強い印象を残す。
キャスト:ブランドン・ラウス、タイラー・ホークリン、トム・ウェリング ほか
配信:U-NEXT(各シリーズ内に収録)
『スーパーマン&ロイス』(2021~)
家族とヒーローの狭間で揺れる“父”の物語
スーパーマンが父親となり、家庭とヒーローとしての役割を両立しようと奮闘する現代的なシリーズ。2人の息子を育てながら地球の脅威にも立ち向かう姿には、これまでのどのシリーズよりも“人間クラーク”の視点が強く反映されている。リアルな家族の葛藤と超常アクションの融合。
キャスト:タイラー・ホークリン、ビッツィー・トゥロック
配信:U-NEXT、Hulu
新時代のスーパーマンへ──“希望”の再起動
こうして振り返れば、スーパーマンというキャラクターは、常に時代の変化とともに姿を変えながら、人々に「正義」や「希望」のあり方を問い続けてきた。
そして2025年。ジェームズ・ガン監督が手がける新たな映画『スーパーマン』では、これまでの神話的なヒーロー像を一度リセットし、より人間に近い“若きクラーク・ケント”を通して、「ヒーローとは何か」に改めて向き合おうとしている。
70年以上にわたり語り継がれてきた“鋼鉄の男”の物語。その新たな章が、まもなく幕を開ける。
映画『スーパーマン』
7月11日(金)日米同時公開
【ストーリー】
大手メディア「デイリー・プラネット」で平凡に働くクラーク・ケント、彼の本当の正体は人々を守るヒーロー「スーパーマン」。子どもも大人も、愛する地球に生きるすべての人を守り救うため、日々戦うスーパーマンは、誰からも愛される存在。そんな中、彼を地球の脅威とみなし暗躍する、最高の頭脳を持つ宿敵=天才科学者して大富豪、レックス・ルーサーの世界を巻き込む綿密な計画が動き出すー
【スタッフ・キャスト】
監督:ジェームズ・ガン(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ)
出演:デイビッド・コレンスウェット、レイチェル・ブロズナハン、ニコラス・ホルト
オフィシャルサイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/superman
© & TM DC © 2025 WBEI
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