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【KITT RADIO#21】続編映画の当て方は?

2024-06-10更新

マーケティング目線で世の中を見ると、見えるものが変わってくる!

映画の宣伝プロデューサーが日々考えていることをあれこれ雑談す
「KITT RADIO|マーケティングあれこれ雑談」

出演:木村徳永さん(KICCORIT)、ターニャ(KIQ REPORT編集部)

 <#21のキーワード>
・タイプ別!続編映画
・オリジナルの続編は人気の証!?
・続編映画の興行収入の傾向

 

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【YouTube】

【Text】(文字起こし)

ターニャ
今日は質問が来ています。

木  村
嬉しいですね。

ターニャ
はい、嬉しいですね。質問がですね、シリーズものの宣伝ってどうやっていますかっていうご質問をいただいてるんですけど、木村さんもシリーズものの宣伝をやられたことがあると思うんですけど。

木  村
ありますよ。

ターニャ
ありますよね。

木  村
あります、あります。

ターニャ
いつもどのような感じでやっていらっしゃいますか?

木  村
シリーズもの、ターニャはどう思います?
シリーズものの宣伝が来ました。前作が比較的うまくいってる、まあまあヒットした作品の続きの映画が来ました。それを宣伝してくださいって頼まれたら、どんな感じですか?やったーよしよしって感じなのか、これ大変だなって感じなのかどっち派ですか?

ターニャ
そうですね、当たった作品をできるっていうそれに関われるならやったーっていう気持ちですが、その分、それを上回れる宣伝ができるかなっていう不安の気持ち、そうですね不安な気持ちもあるなと思いますね。

木  村
そうですよね。僕、続編何本か宣伝やってるんですけど、オリジナルと続編とどっちの方が宣伝やりやすいですか?ってことを聞かれたら、多分オリジナルの方がやりやすいって答えるかもしれないですね。

ターニャ
なるほどですねー。

木  村
理由は本当今、ターニャが言った通りで、前作が1回答えを出してるから、それを超えなきゃ駄目じゃないですか。

ターニャ
そうですね。

木  村
そう、そうすると、前と同じことをやってたら超えられるのか?みたいなことにぶつかりますよね。

ターニャ
いや本当そうですね、だし何かちょっと新しいものを求められてくる感じもありますよね。

木  村
そうそうそう。関係者とか、いやーもう前作大ヒットしたんだから、これ倍ぐらい行きましょうよ、なんて盛り上がっちゃったもんならもう大変じゃない?

ターニャ
めちゃくちゃ大変ですね。

木  村
大変ですよね、そうそう。
こないだね、ちょうどすごい良いタイミングで質問いただいたなって感じするんすけど、この間西野さんとお会いする機会があって。

ターニャ
西野さんとは?

木  村
あの「プペル」の西野亮廣さん。

ターニャ
はい、はい、はい。

木  村
西野さんが今、プペルの続編作られてるんすよね。

ターニャ
あ、そうなんですね。

木  村
それでお話する機会があって、ちょっとなんか気合入れなきゃなと思って、続編についてちょうど調べてたんですよ。

ターニャ
へえー、めちゃくちゃタイムリーですね。

木  村
すごいタイムリーで、だからちょっと色々過去のシリーズものってどんな感じだったかっていうのを調べた結果というか、その辺をお話したいなと思うんですけど。

ターニャ
ありがとうございます。

木  村
大きく分けると2種類ありますよね。「1話完結型」と「継続型」。

ターニャ
うん、なるほど。

木  村
1話完結型だったら当然、前作見てなくても途中からでも楽しめるから入りやすいですよね。

ターニャ
確かに、そうですね。

木  村
1話完結型がどういう作品があるのかっていうと。

ターニャ
はい、なんだろう?

木  村
一番有名なところでいくとあれじゃないすか。『名探偵コナン』とか。

ターニャ
確かに、間違いない!

木  村
『ドラえもん』とか。

ターニャ
あー、確かにそうですね。

木  村
1話完結型だから、もう永遠いつからどこから見ても、いつも楽しいっていうパターンですよね。

ターニャ
うん、うん、そうですね。確かに。

木  村
その作品がどういう風な成績になってるかっていうと、例えばね『名探偵コナン』の10年前の興行収入って、40億いってないんですよ。2013年。

ターニャ
へえ、―そうなんだ。

木  村
そう。それがどんどんどんどん増えてって、40億になり50億になり、60億になり、90億になり、コロナでちょっと足踏みしたけど、今年、今年もすごかったけど去年から100億超えてるんですよね。

ターニャ
いや、えげつないですよね。

木  村
すごいですね、倍以上ですよ。

ターニャ
すごい!

木  村
これはやっぱり一話完結型の強みですよね。

ターニャ
そうですね、確かに。

木  村
だから、これ続きだとしたら、もう10年前まで遡って、なんならテレビシリーズの一番最初まで遡って見なきゃいけなかったら、今年の『コナン』を見るのに間に合わないですよね。

ターニャ
間に合わない、そうですね。

木  村
だからこれ1話完結型のいいところで、長い期間、シリーズものとして継続できる魅力があるなっていうのが一つのパターンですよね。

ターニャ
はい、確かにそうですね。

木  村
もう1個が継続型。いわゆる続編っていうものなんだと思うんですけど、これもねタイプがいくつかわかれるんですよ。

ターニャ
なるほど。

木  村
一番わかりやすいところでいくと、すごい長い原作があって、それを1本でできないから、それを何本かに分けて、数年に1回公開していくっていうパターン。具体的に言うと、『るろうに剣心』だったりとか最近だと『キングダム』。まさにやってますよね。

ターニャ
やってますね、なるほど。

木  村
そう、そういうパターンもあるし、あとは原作が映画化されて大ヒットしましたと。その続編はもう原作じゃなくて、大ヒットしたから、オリジナルで続きを作っちゃおうっていうパターンもあるわけですよ。

ターニャ
なるほど。

木  村
そのパターンは、『翔んで埼玉』とか、『カイジ』とか『貞子』とかそういうパターンもありますよね。

ターニャ
なるほどなるほど。そっか。2種類あるんですね、確かに。

木  村
そう、あとあるパターンとしては、オリジナル。原作がないオリジナルのパターンでいうと、テレビドラマが映画化になる、これも原作があるパターンありますけど、テレビドラマがベースで映画化されるパターンは、これも結構完結型なことが多いですよね。

ターニャ
確かに、そうですね。

木  村
あとね、オリジナル作品で、1本目が大ヒットしたから、よしじゃー続きつくろうというパターン。オリジナルだからどのようにでも続き作れるじゃないですか。そのパターンがね結構成功してるのが多くて。

ターニャ
へー、はい。

木  村
そう、ハリウッド系のやつが多いんですけど、例えば『ミッション:インポッシブル』もそうじゃないすか。

ターニャ
なるほどー、はい。

木  村
もう夏の風物詩になってるっていうか、あれも1本目めちゃくちゃ面白くて始まってったパターンもあるし、『ジョン・ウィック』とか、あと『ワイルド・スピード』とか、なんかそういう1本目がヒットしたから続きが作られるオリジナル作品みたいなのもありますよね。

ターニャ
確かにありますね。

木  村
そう。だからこのどのパターンのシリーズの宣伝をするかによって、前作を見てもらわなきゃいけなかったりとか、そもそもの設定がわかんないと見てもつまらなかったりとか、それによって宣伝のアプローチが全然違うので。

ターニャ
確かに。

木  村
そう、だからシリーズものの宣伝どうやるんですか?って何となく一言で、答えられるかっていうとなかなか難しいなって思います。

ターニャ
うん、そうですね。その作品に合ったものが、ちゃんと分類していくとありますね。

木  村
そうー。で、これ数字見てて面白かったのが、さっき『コナン』とか『ドラえもん』って年々、増えていくって話をしたじゃないですか。

ターニャ
はい。

木  村
これ年々増えてるパターンで言うと、今言った『ジョン・ウィック』とか『ワイルド・スピード』とか、年々増えてんですよ。

ターニャ
そうなんですねー!

木  村
そうー。『ワイルド・スピード』なんか、一番最初に公開したときは2001年なんですけど、これ4億5000万ですよ。一本目。それが今の10本目が、去年公開して、これ40億行ってるんすよね。だから10倍、これも。

ターニャ
やばーいですね。

木  村
これもね、年々。4億から7億いって10億超えて14億超えて20億超えて30億超えてとどんどんどんどん膨らんでるんすよ。

ターニャ
へぇー、知らなかったです。

木  村
『ミッション:インポッシブル』も同じような感じで、一番最初の1本目は65億ぐらいなんですけど、そっからね、100億近くいってるのもあるし。これはどんどんどんどん伸びているパターンっていう形じゃないけど、もう不動の人気を得たという感じですよね。

ターニャ
そうですね。

木  村
うん。『ジョン・ウィック』もね、去年公開した最新作が10億超えてるんですけど、1本目が3億ですよ。

ターニャ
なるほどー。

木  村
1本目が3億、2本目も3億ちょっとで3本目で5億行って4本目が10億行ってっていうパターンなんですよ。

ターニャ
すごいですね、右上がり。

木  村
そう、だってオリジナルってなかなか難しいじゃないですか。

ターニャ
そうですね。

木  村
オリジナルで、しかも続編って難しい感じがしますが、この結果を見ると、やっぱもう、そもそも面白いから続編が作られてるっていう話じゃないですか。長い作品だから細切れにして分けてるわけじゃなくて、すごく面白かったから次を作ってるっていう話なので、やっぱこうやって右肩上がりで数字が上がってくってのはそういうことだと思うんですよね。

ターニャ
なるほど、なるほど。

木  村
今ね、ほら配信でも見れるじゃないですか。

ターニャ
はい。そうですね、

木  村
そう、だから『ワイルド・スピード』そうだ劇場で観てなかったなって、あっ配信でやっているから見てみよう、これすげえ面白いじゃんって言って何作目を見たかわかんないけど、これだってどれから見るのが正解かってわかんないようなタイトルになってんですよ。

ターニャ
そうですよね。

木  村
1本目はね『ワイルド・スピード』、2本目は『ワイルド・スピードX2』っていう、2倍面白いのを、そういうふうに2をかけてる感じで、3本目までは3っていう数字が入ってますけど、4本目から「MAX、MEGA MAX、EURO MISSION、SKY MISSION、ICE BREAK」でもう数字がつかないんですよね。

ターニャ
なるほど、なるほど。

木  村
そう、だから『ジョン・ウィック』もそうですよね。1が『ジョン・ウィック』で2が「チャプター2」だけど、3、4からもう数字がつかない。もういつ、どこから見てもう大丈夫ですよ、もう大ヒットシリーズですからていう感じ。
やっぱそういう作品はなんかね、ハードルが一気に下がるっていうか。

ターニャ
確かに、それめちゃくちゃ面白いポイントですね。

木  村
そうですよね。

ターニャ
うん、面白い。そっかー、確かに。どっからでも入れますよってことですよね。

木  村
そうー、あと最初から2部作みたいな、『3月のライオン 前後編』とか『『64-ロクヨン-前後編』みたいな同じ年に続けて公開する、一遍に撮影してて続けて公開するパターンあるじゃないですか。

ターニャ
はい、ありますね。

木  村
あのパターンの時は、1本目より2本目の方が興行収入は低いですね、大体。なんでかっていうと多分1本目見て、面白かったら2本目見ようとか、1本目が見たけど、2本目ちょっと見逃しちゃったから配信でいいかとか、1本目見た人が必ず2本目見るっていうパターンってないからちょっと減っちゃうわけですよね。

ターニャ
なるほどですね、確かに。

木  村
でも、後編から見ようって人ってまずいないじゃないですか。

ターニャ
いない、いないですね。

木  村
そう、だからこれ続けて公開するリスクなんですよね。続けて公開するともうすぐ次が見れるってことは、一応前編を見たお客さんは、後編はすぐ見れるからいいんだけど、前編を見逃しちゃった人は、すぐ後編を公開してるから配信でもやってないので、もう見る手段がないわけですよね。

ターニャ
なるほどー。

木  村
そうするともう後編から見ようなんて人いないじゃないすか、まず。

ターニャ
いない。それはちょっといないですね。

木  村
そう、だからもうこれはもう前編より後編の方が興行収入は下がって当然って感じですね。

ターニャ
そっか、連続で公開するリスクっていうのが、そこに潜んでるんですね。

木  村
あと1本目が大ヒットしたから、2以降はオリジナルで考えて公開したパターンみたいのもあるって言ったじゃないすか。

ターニャ
はい、はい。

木  村
これどっちだと思います。

ターニャ
上がっていい気がするんですよね。1本目が楽しかったっていう事実が作れたから、2本目も上がるんじゃないかなと思います。どうですか?

木  村
なるほど。これねもちろん作品によるんだけど、ざっくりと傾向で言うと下がる傾向なんですよ。

ターニャ
そうなんですねー。

木  村
なんでかっていうと、原作ものって、昔調査したことあるんすけど、全体の6割ぐらいが原作ファンなんですよ。

ターニャ
なるほど、なるほどですね。

木  村
原作ファンの人が実写になって見に来るっていう、そこ1個ハードルあるじゃないすか。

ターニャ
はい、ありますね。

木  村
でも自分の大好きなストーリーが実写で見れる。もしかしたら面白いんじゃないかと思いながら見にきて面白かったっていうところまでは心掴まれるんだけど、原作にないオリジナルってもうちょっと作者とは離れちゃってる感じしません。

ターニャ
しますね、原作ファンとしては。違うものになっちゃう、確かに。

木  村
だから原作愛が強ければ強いほど、映画で大ヒットしたからオリジナルになってるっていうのは、ちょっといかないパターンもあるんじゃないかなと思いますね、この数字を見てると。

ターニャ
なるほどなるほど、確かにそうですね。原作ファンを考えると、そうですね。

木  村
もちろん作品によっては上がってるパターンもありますけど、人間の思いとしては、そういうのがベースにあるって思いながら、宣伝を、続編をやるときは、お客さんはそういう気持ちかなと思いながら、プランを考えていくってことかなと思います。

ターニャ
なるほど、なるほど。あーでもめちゃくちゃ面白いですね。そこから見えてきますもんね、ちょっとマインドが、お客さんの。
なるほどー、ありがとうございます。

木  村
お電話いただければご相談に乗ります。

ターニャ
ぜひ聞いている方お電話ください!
『プペル2』もでは始まるんですね!ちょっと楽しみですね。

木  村
まだ始まらないんだけど、ちょっと準備はね。
それこそ、あれはオリジナルじゃないですか、『プペル』は。しかも大ヒットしてる。でもコロナ禍だったから、本当はもっといくんじゃないかと思ったけど、やっぱりね50億60億ってことではないわけですよ。。でもパート2だから1は超えたいじゃないですか。

ターニャ
そうですねー!

木  村
あれコロナ禍だったから本当はもっと行くはずだったんだけどみたいな言い訳もできないし。

ターニャ
はい、確かに。

木  村
だからどうやって仕掛けるかっていうのは、難しいですよね、続編はね。

ターニャ
いや、でもめちゃくちゃ楽しみにしてます。ありがとうございます。

では本日はここまでとさせていただければと思います。そしてKITTラジオではリスナーの皆様からのご質問を募集中です。概要欄に記載のメールアドレスに、日々の生活に役立てたい、こんな話を聞きたいなど、ぜひお送りください。本日もありがとうございました。

木  村
ありがとうございました。

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