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映画ファンとは?KIQ REPORTでの定義と映画ファン人口統計。

2020-01-08更新

2001年以降、国内の劇場スクリーン数・公開映画本数は増えているものの、入場者数は大幅な変化がなく、ほぼ一定数で推移しています(※一般社団法人 日本映画製作者連盟調べ)。すなわち、映画館に足を運ぶ人は、足し引きの変化はあるとはいえ、基本的には変わっておらず、映画興行は映画館に足を運ぶ習慣のある人によって支えられていると言える。

KIQ REPORTではこの映画館に足を運ぶ人を<映画ファン>と定義している。

その中でも年間4本以上(平均3ヶ月に1本以上)を映画館で映画を見る人を<映画コア>年間1本以上映画館で映画を見る人を<映画ライト>と定義付け、彼らの生態を解明することを目的としている。

ではそんな彼らは全体の何%ぐらいいるのであろうか?そして、性別・世代別ではどの層が多いのだろうか?

2019年9月に全国の男女15歳〜69歳 13,005名に対して行った調査より導き出したい。

(図1:映画鑑賞頻度 全体)

映画頻度では、映画コアは20.9%映画ライトは24.5%の出現率である。すなわち、全体の44.5%の人が実際に劇場に足を運び映画を鑑賞する習慣を持っている。性別もおよそ男女半々である。この結果が想像以上か、以下かは人によるとは思うが、著者的には思いの外、多いと感じた。

では、この<映画ファン>は性別・年代に分けると、どのような人たちで構成されているのだろうか?

インターネットメディアの出現により、情報入手の経路が多様化すると共に、誰もが均一の情報を手に入れることができる現代、性別・年代別などデモグラフィックで情報を切り取るのはナンセンスかもしれないが、ある種傾向としてはわかりやすい区分のため、KIQ REPORTではデモグラフィック分析も重視している。

(図2:各世代のサンプル数に対して、<映画コア><映画ライト>が出現する割合)
 

図2をご覧の通り、映画コア、映画ライトともに10代、20代と若い層がおおく出現し、年代が上がるほどの少なくなっている。

 

では、映画ファンは若者が中心なのか?興収をあげるためには若者にアプローチすることがマストなのか?

というと、決してそんなことはない。図2はあくまで今回調査を行ったサンプルに対する出現率である。すなわち全体的数が多ければ、出現率が低くても人口は多くなる。下記は総務省統計局が出している2018年(平成30年)10月1日時点での「人口推計 ‐全国:年齢(各歳),男女別人口 ・ 都道府県:年齢(5歳階級),男女別人口‐」である。

参照元:総務省統計局

ご覧の通り、今回のKIQ REPORT調査で対象としている15歳〜69歳の人口割合を見てみると、10代、20代は他の世代と比べても人口が少ない。また映画コアでの出現率が低かった40代や60代は、第一次および第二次ベビーブームで人口比率が上がっている層である。すなわち、出現率が他と比べて少なかったとしても、決して映画ファン人口が少ない世代とは言い切れないのである。

是非、映画の企画制作者や宣伝担当の皆さんも作品のターゲットを見極める際の参考に、このデータを活用してもらいたい。更なる詳細データや調査をご希望の際は、是非遠慮せずご連絡、お問い合わせください。。

KITT株式会社 KIQ REPORT編集部 お問い合わせ:info@kitt-marketing.com

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調査主体:  KIQ RESEARCH(KITT株式会社)
調査時期:  2019年9月20日(金)〜2019年9月27日(金)
調査手法   インターネット調査(Fast Ask)
対象者      全国の男女15歳~69歳
サンプル数    13005s
調査項目    ・映画鑑賞頻度
                    ・映画館で観る映画のタイプ
        ・好きな映画ジャンル
        ・映画館以外で映画を観るサービス
        ・鑑賞する映画を決めるタイミング
*半年に2回以上、劇場で映画鑑賞する人(調査定義:映画コア)
*年に1~3回、劇場で映画鑑賞する人(調査定義:映画ライト

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