昨年の10月21日に公開され、迫力のあるアクションと胸熱シーン満載のストーリーで一大ブームを巻き起こし、遂に興収17億円を突破したインド映画『RRR』。

KIQ REPORTでは3月23日～4月7日に全国の男女15歳～79歳にアンケートを実施。『RRR』鑑賞者881名への調査結果を基に『RRR』のヒットの要因を探ってみました。
前編では、鑑賞者の実態とリピート率について分析。後編では、鑑賞理由と情報源について探っていきます。

★驚異のリピート率！誰がハマった？『RRR』のヒットの要因を探ってみた！（前編）

まずは、鑑賞理由についてです。
自由回答形式で、『RRR』を鑑賞した理由について聞いてみたところ、「内容が面白そうだから」に次いで上位に「家族・友人に勧められたから」や「話題になっていたから」といった理由が挙がりました。この結果からも、本作のヒットには口コミや話題性が大きな要因としてあったことがわかります。

さらに、「鑑賞後にSNSで感想を投稿したか」聞いてみると、各性年代でバラつきがあるものの、本作でもっとも多い鑑賞者層である30代男性と20代女性では5割以上が該当しました。この層を中心に口コミが拡散され、鑑賞者が増えていった様子がうかがえます。

続いて、『RRR』を鑑賞するきっかっけとなった情報源について聞いてみると、全体的にテレビの影響力が大きく、トップは「情報番組」という結果になりました。
情報番組で取り上げられると、視聴者がSNSでもタイムリーに反応し、相乗効果でより大きな話題性を印象づけます。また、「世界ふしぎ発見！」など、普段は映画を紹介しない番組で本作を取り上げたことで、世の中で「話題になっている」「流行している」という印象を強く与えた可能性が高そうです。

2位には、「映画館での予告編」がランクインしました。とくにヘビー層（月に１本以上映画館で映画鑑賞する人）では56％が該当しています。鑑賞者の多くが普段から映画館に行く映画ファンで構成されていましたが、やはり劇場で流れる予告の影響力は大きいことが改めてわかる結果となりました。

最後に、『RRR』をきっかけにインド映画に興味がわいたかも聞いてみました！
映画ヘビー層では25％の人が「興味がわいた」と回答しています。今後、映画ファンを中心にインド映画人気が広がるといいですね！

※ヘビー層：月に１本以上映画館で映画鑑賞する人、ミドル層：２～３カ月に１本程度映画館で映画鑑賞する人、ライト層：半年に１本程度映画館で映画鑑賞する人、ノン層：1年に1本程度映画館で映画鑑賞する人、非鑑賞者：それ以下の頻度

【調査概要】
調査時期：スクリーニング調査　2023年3月23日(木)〜2023年3月30日(木）／本調査　2023年3月31日(金)〜2023年4月07日(金）
調査対象：スリーニング調査　全国の男女15歳～79歳 10,945名／本調査『ＲＲＲ』鑑賞者 187名
調査手法：インターネット調査（FastAsk利用）
調査定義：映画ヘビーファン＝月に1本以上劇場で映画鑑賞する人／映画ミドル＝2~3ヶ月に1本程度劇場で映画鑑賞する人／映画ライトファン＝半年に1本程度劇場で映画鑑賞する人/映画ノン=年1回程度劇場で映画鑑賞する人

【関連リンク】
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