調査レポート

映画鑑賞者人口と分布【後編】

2022-07-14更新

※最新版!《2023年》 映画鑑賞者人口と分布はこちら⇒【前編】【後編】

先週に引き続き、映画鑑賞者の実態に迫ってみたいと思います。

前回の調査記事では、1年に1本以上映画館で映画鑑賞する人(映画鑑賞者)は、推定4000万人という調査結果が得られました。若者の方が鑑賞者の出現率は高いものの、日本の人口バランスが影響し、結果的に映画鑑賞人口に年代間の差がほとんどないというのが先週の記事内容です。

そこで今回は映画鑑賞者の“鑑賞頻度”を考慮し、映画鑑賞者の延べ鑑賞者ベースによる構成比をみてみようと思います。

映画鑑賞者人口と分布【前編】

 

延べ鑑賞者ベースでみると、映画ファンは若者が中心!

 

今回の調査では、月に1本以上映画館で映画鑑賞する人を【ヘビー層】、2~3ヶ月に1本程度映画館で映画鑑賞する人を【ミドル層】、年に1~2本程度映画館で映画鑑賞する人を【ライト層】と定義します。

全国の10~60代の男女30,823名を対象に、映画館での映画鑑賞頻を聞いてみると、男女ともに年代が若くなると鑑賞頻度の高いヘビー層、ミドル層も割合が高まります

 

そこで、ヘビー層を年12本、ミドル層を年5本、ライト層を約1.4本程度鑑賞すると仮定し、映画鑑賞者あたりの年間平均鑑賞本数を算出したのが下記のグラフです。

やはり男女10-20代の平均本数がもっとも高く、若者の方が映画鑑賞者の出現率が高く、かつ鑑賞頻度が高いことがわかります。

 

そこで本題の鑑賞頻度を加味した“延べ鑑賞者ベース”で構成比を取ってみると、前回紹介した鑑賞頻度を加味しない参加人口ベースとは異なる結果が得られました。

男女10-20代の割合が40%、30-40代が35%、50-60代が24%となりました。延べ鑑賞者で観ると、やはり映画ファンは若者が中心となっている実態が浮かび上がります。

 

【関連リンク】
★映画鑑賞者人口と分布【前編】https://kiq-report.com/Item/486

【調査概要】
調査時期:2022年4月18日(月)〜2022年4月25日(月)
調査手法 :インターネット調査(FastAsk利用 )
調査対象:計30,823名 (15歳以上 男女)

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