調査レポート
アニメファンはどれくらいいる?
近年、アニメ映画の人気が急速に高まっています。2020年に公開された「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は404.3億円のメガヒットで歴代興行ランキング1位の記録を更新。また、2021年の国内興行収入ランキングのトップ3もアニメ映画が占めました。
そこでKIQ REPORTでは、全国の映画ファン(半年に1本以上劇場で映画鑑賞をする人)を対象に【アニメ作品】に関するインターネット調査を実施。「アニメ」にフォーカスを当て、アニメファンの生態を探ってみたいと思います。
第1回目は、アニメファンはどれくらいいるのか? アニメファンの割合について見てみます。
アニメファンは男性の方がやや多く、年齢が若い人が中心
「テレビアニメをよく見るか」聞いてみたところ、アニメファン(テレビアニメをよく見る人)は男女10-60代の25%となりました。
性別で見ると、男性が28%で女性が21%となり、男性の方がややファンが多いようです。性別以上に顕著な差が表れたのが年齢差で、男女10-20代ではアニメファンが40%を超えていますが、30-40代では30%程度、40-50代では20%以下となり、年齢との強い相関が見られました。アニメファンは男性の方がやや多く、年齢が若い人が中心といえそうです。
また、「実写映画とアニメ映画のどちらが好きか」という質問を投げかけたところ、アニメ映画の方が好きと答えた人は18%で、実写映画の方が好きの52%となりました。
実写映画派が多数ですが、男女10-20代では両者が拮抗し、男性10-20代ではアニメ映画がやや上回りました。
また、映画鑑賞頻度別に見ると、コア層はわずかにアニメ映画が上回りました。映画をよく見る人ほどアニメ好きが多いという結果は、2021年の興行収入のトップ3がすべてアニメ作品であることを考えると納得の結果といえそうです。
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【調査概要】
調査時期:2021年9月28日(金)~2021年10月5日(金)
調査手法:インターネット調査(FastAsk利用 )
調査対象:計9,483名 (15歳以上 男女)
調査定義:映画ヘビーファン=月に1本以上劇場で映画鑑賞する人/映画ミドル=2~3ヶ月に1本程度劇場で映画鑑賞する人/映画ライトファン=半年に1本程度劇場で映画鑑賞する人/映画ノン=年1回程度劇場で映画鑑賞する人
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