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映画祭・映画賞の受賞は鑑賞意欲を上げる?【海外編】

2021-10-07更新

映画業界では、年間を通して世界中で多くの映画祭が開催されています。映画宣伝においても「~~映画祭出品」「~~賞ノミネート」「~~賞受賞」というキャッチコピーをよく見かけますね。しかし実際のところ、映画祭・映画賞はどの程度映画ファンの鑑賞意欲に影響を与えているのでしょうか?

そこで今回、KIQ REPORTでは全国の15歳以上の男女772名の半年に1本以上劇場で映画鑑賞をする”映画ファン”を対象に【映画祭・映画賞】に関するインターネット調査を実施。2週にわたり、映画祭・映画賞がどれくらい鑑賞意欲を高めるかについて考察します。今週は海外編です!

映画祭・映画賞の受賞結果を参考にする人は57%!

まず、作品選びの際に映画祭・映画賞の受賞歴を参考にするかという質問では57%が参考にすると回答。映画鑑賞頻度の高いヘビー層はもちろん、男女30-40代が参考にする人が多いという結果になりました。

映画祭や映画賞に関する宣伝文句はありふれているので、あまり注目されていないのでは…と懸念しましたが、全体で57%、映画ヘビーでは73%の人が参考にしていました。やはり第三者によって評価されるのは、作品に箔がつき鑑賞意欲に貢献しているようです。機会を逃さず、宣伝に活用していきたいですね。

 

また、海外の映画祭・映画賞で知っているものを質問したところ、米国アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、カンヌ国際映画祭の3つが認知度約70%で並びました。米国アカデミー賞の前哨戦的な位置づけのゴールデングローブ賞の高さが目を引きます。その他、カンヌ映画祭を筆頭に、ヨーロッパの老舗映画祭の認知の高さが目立ちます。

 

続いて、受賞作がどれだけ鑑賞意欲を高めるか、を質問したところ、米国アカデミー賞が貫禄の首位となりました。また、2位のカンヌ国際映画祭は女性の鑑賞意欲が高い点が特徴といえそうです。

昨年日本でも大ヒットした韓国映画『パラサイト 半地下の家族』は、第72回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞、さらに第92回米国アカデミー賞で作品賞ほか4部門を受賞しています。47.4億円の興行収入を上げ、日本国内における韓国映画歴代1位の記録を更新した背景には、映画賞の受賞も大きかったのではないでしょうか。

来週は、国内の映画祭について考察します!

【関連記事】
★映画祭・映画賞の影響度【国内編】https://kiq-report.com/Item/370

★映画賞の受賞・ノミネート・レビュー評価の訴求力https://kiq-report.com/Item/375

【調査概要】
調査時期:2021年8月27日(金)~2021年9月3日(金)
調査手法 :インターネット調査(FastAsk利用 )
調査対象:計772名 (15歳以上 男女)
調査定義:映画ヘビーファン=月に1本以上劇場で映画鑑賞する人/映画ミドル=2~3ヶ月に1本程度劇場で映画鑑賞する人/映画ライトファン=半年に1本程度劇場で映画鑑賞する人/映画ノン=年1回程度劇場で映画鑑賞する人

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