調査レポート
Vol.10: 映画ファンの情報取得メディアと情報接触タイミングに迫る!!
今回は「映画ファンとメディアの関係性」について、調査しました。
映画ファンを劇場頻度で大きく分け、半年に2本以上劇場鑑賞する観客を映画コアファン、年に1〜3本劇場鑑賞する観客を映画ライトファンと定義し、15歳以上の男女合計792名に聞いた結果です。
まずは、映画ファンが映画情報を取得しているメディアの種別について、複数回答してもらいました。
◎インターネットサイトとSNSが絶大!!
1位: インターネットサイト (65.9%)
2位: テレビ (53.4%)
3位: 映画館 (35.7%)
一昔前はどんな調査でもテレビが断然1位でしたが、現在はインターネットサイトが完全に逆転。
もちろんテレビの影響力もまだまだ高いものの、じつは4位のTwitter (28.7%)、7位のInstagram (18.9%)、10位のFacebook (13.3%)、これらSNSを合算すると60.9%という数値になり、これもテレビを上回ります。
さらに言えば、5位のYouTube (27.9%)、6位のアプリ (20.8%)も含め、昨今あらゆるWEBサービスは、パソコンよりスマートフォンでの利用者が圧倒的に多く、しかもその傾向は加速し続けています。
となると、現代の映画宣伝は「いかに観客のスマホ画面上にアピールしていくか」が、最重要事項のように思います。
では、次に、映画ファンはいつどんなタイミングで、これらメディアから映画情報を取得しているのでしょうか?
◎平日・土日 ともに断然「夜帯」!
永らく映画宣伝では、新聞 (朝刊) やテレビ (情報番組) との兼ね合いから、朝帯に情報発信することが圧倒的に多く、それは現在でも続いていますが、観客が実際に情報に接触するのは圧倒的に夜帯のようです。
平日であれば終業〜就寝までの時間 、土日はやや広がるものの中心の時間帯はやはり同じですね。
本稿のまとめとして言うならば「19:00〜24:00のスマホ画面 (インターネットサイトとSNS) を制する者が映画宣伝を制する!!」といったところでしょうか。
次回はさらに突っ込んだ内容、映画ファンが実際に利用しているインターネットサイトやアプリの具体的な「媒体名」と、利用者数に並べた「媒体ランキング」を、お贈りいたします。
※KITT調べ (Fastask利用)
【調査概要】
調査時期:2020年1月16日(木) ~ 1月23日(木)
調査対象:計792名 (全国15歳以上男女/映画コア・映画ライト)
調査定義:映画コア=半年に2回以上、劇場で映画鑑賞する人/映画ライト=年に1~3回、劇場で映画鑑賞する人
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