調査レポート
〈新〉ライフスタイル別映画ファン ~性年代別の特徴~
KIQ REPORTでは独自調査をもとに、映画ファンをライフスタイルで7つのタイプに分類。このたび3年ぶりに刷新した新しい7タイプの映画ファンを紹介しています。
>>>映画ファンをライフスタイル別に分類! 〈新〉ライフスタイル別映画ファンの基本データ
今回はこれまでの7タイプを用いて、性・年代による映画ファンの傾向を探ります。
分類してみると、年齢差が大きいです。男女ともに10代(15~19歳)は異質な存在であり、20代以上は年齢と比例するように構成比が変化していくのですが、いくつかのファンタイプは特定の年代に集中していたり、ある年代と年代でギャップが生じていることがわかります。また男女差も見られ、男性は積極性の高い層が多い、女性はリア充層が多いなどの違いも見られます。
それでは、各年代の特徴をご紹介します。(※カッコ内の数値は映画ファンの出現率です)
ライフスタイル別映画ファン ~性年代別の特徴~
■男性10代(61%)
男性でもっとも映画ファン率が高い。「受動型エンタメフォロワー」が少なく、積極派が多数。アニメファンの多さに大きな特徴があり、「アクティブ・アニメエンジョイヤー」が2割を占める
■男性20代(57%)
上位2層である「エンタメマスター」「オールラウンド・シネマセレクター」は5割超に達する。10代と同じくアニメファン率が高いが、20代は「インドア・アニメラバー」の多さが特徴である
■男性30代(53%)
映画ファン率は10代、20代ほど高くはないが、積極派が多い。「エンタメマスター」は最多となる25%に達し、「オールラウンド・シネマセレクター」と合わせると、上位2層が7割に迫る
■男性40代(49%)
上位2層の割合は5割を超え、20代と同等。積極派の割合が高いが、同時に「実写派シネマ知識人」「インドア・アニメラバー」も多く、インドア志向の人も少なくない
■男性50代(46%)
40代以下に比べると上位2層が急減し、「実写派シネマ知識人」の割合が急増。「インドアアニメラバー」「受動型エンタメフォロワー」も1割以上を占めるなどインドア志向が多い
■男性60代(40%)
「エンタメマスター」は最少の6%。上位2層は3割にとどまり、「受動型エンタメフォロワー」が2割に迫るなど50代よりもさらに消極的。アニメ志向の強い映画ファンはほぼ皆無
■女性10代(81%)
映画ファン率は最多となるが、上位2層の割合は26%にとどまり、やや浅いファンが多い。 「アクティブ・アニメエンジョイヤー」 が3割に迫り、「リア充・トレンドキャッチャー」の多さは群を抜く
■女性20代(62%)
映画ファン率は女性10代を下回るが、中身は濃い。上位2層が5割近くを占め、「インドアアニメラバー」の割合が高い点にも特徴がある。30代とはほとんど差がない
■女性30代(53%)
映画ファン率は女性20代をやや下回るが、ファンタイプの構成比は20代とほぼ変わらない
■女性40代(46%)
女性20-30代に比べると上位2層が減り、「リア充・トレンドキャッチャー」「受動型エンタメフォロワー」 が約3割を占める。下位2層の比率がもっとも高い
■女性50代(45%)
上位2層が少なく、消極派が多い。40代以下に比べて実写志向の人が多い点が特徴的である。映画ファン比率、ファンタイプの内訳ともに男性50代とほとんど変わらない
■女性60代(39%)
映画ファン、上位2層の比率は最少。実写志向が強く、ファンタイプの内訳は男性60代とよく似ているが、「リア充・トレンドキャッチャー」が多く、より実写志向が強い点が異なる
次回からは、各タイプの詳細を紹介していきます!
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【7タイプの詳細】
★〈エンタメマスター〉の人物イメージ
★〈オールラウンド・シネマセレクター〉の人物イメージ
★〈実写派シネマ知識人〉の人物イメージ
★〈アクティブ・アニメエンジョイヤー〉の人物イメージ
★〈インドア・アニメラバー〉の人物イメージ
★〈リア充トレンドキャッチャー〉の人物イメージ
★〈受動型エンタメフォロワー〉の人物イメージ
【調査概要】
調査時期:2024年4月25日〜2024年5月1日
調査手法:インターネット調査(FastAsk利用 )
調査対象:計30428名 (15歳以上の男女)
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