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【KITT RADIO|マーケティングあれこれ雑談 #12】AIと共に映画を宣伝

2024-03-21更新

マーケティング目線で世の中を見ると、見えるものが変わってくる!

映画の宣伝プロデューサーが日々考えていることをあれこれ雑談す
「KITT RADIO|マーケティングあれこれ雑談」

出演:木村徳永さん(KICCORIT)、ターニャ(KIQ REPORT編集部)

 <#12のキーワード>
AIと共生する時代
・ChatGPTを使いこなす鍵は“指示の出し方”
・AI時代だからこそ見えてくる人間の重要性

気になるキーワードがあったら下記をチェック!

【PodCast】

番組では宣伝プロデューサーに聞きたいことなど、リスナーの皆様からの質問も募集中!
その他、ご意見・ご感想はこちらまでお寄せください。

 

YouTubeやテキストでご覧になりたい方は下記よりどうぞ。

【YouTube】

【Text】(文字起こし)

ターニャ
映画業界お役立ち情報満載のリサーチメディアKIQ REPORT編集部のターニャです。よろしくお願いします。この番組は、映画の宣伝プロデューサーが日々考えていることを話す番組です。マーケティング目線で世の中を見ると見えるものが変わってくるということで、キコリの木村さんをお招きして放送しております。木村さんよろしくお願いします。

木  村
よろしくお願いします。

ターニャ
木村さん、今日はどんなお話をしましょうかね。

木  村
そうですね。ChatGPTって使ってます?

ターニャ
駄目です、私。使ってないです。

木  村
使わないとまずいですよ、もう。
電車に乗るときに現金で切符買って入ってる感じですね。

ターニャ
本当ですが?そのレベルですか?

木  村
本当ですよ。未だに自分で考えてるんですか?っていう時代に入ってますから、

ターニャ
そうですかー。いやー、 そうですよね・・・。

木  村
使うも使わないも。だってご飯食べ行くときにGoogleで調べるでしょ?

ターニャ
はい、調べます!

木  村
それと一緒ですから。何か考えようと思ったら、もうまずChatGPTに聞いてみようって話なんで。

ターニャ
へえー、そんなに使われてるんですか、木村さん?

木  村
だって使わない?みんな使ってると思いますよ、多分。ターニャ以外。

ターニャ
本当ですか?そうだったんだ、やばい。

木  村
世の中の大半はもう普通に使ってんじゃないかな。だって、有料版が最近出てますけど、無料でも十分使えるので、ぜひ使ってみてほしいんだけど。何ができるかっていうと、何でもできる。

ターニャ
何でもできる?

木  村
そう。

ターニャ
はーはーはー。

木  村
聞けば何でも答えてくれるし。

ターニャ
はい。

木  村
例えば相対性理論について、わかんないじゃないすか。

ターニャ
わかんない、はい。

木  村
相対性理論について教えてくださいっていうとバーッてまとめて出てくるんだけど、それ読んでもよくわかんないわけですよ。その後は、人だと思って会話していけばいいので、いやいやいやちょっと難しいので僕のレベルでもわかるようにもう少しわかりやすく説明してくれません?って入れると、かしこまりましたって言って、もうちょっと柔らかく説明してくれるんだけど、ワーッて出てきて、いや、ちょっと待って、長すぎるから、もう200文字ぐらいでまとめてとか、文章だと読みづらいから、箇条書きで10項目ぐらいにまとめてくれる?っていうとかしこまりましたって言ってびびって出てくるわけですよ。

ターニャ
へえ、そうなんなんですね

木  村
だから、もう今時代的にはもう次のフェーズに入ってて、自分で考えるっていう時代から、AIをどう使っていくかっていうことですが、AIに指示を出すのは、でも人間なわけですよ。

ターニャ
はい、はい、はい。

木  村
これね、指示の出し方が悪いとちゃんとした答えが返ってきませんから。AIが僕のことを馬鹿にしてきますよ。

ターニャ
本当ですか?

木  村
だってAIが馬鹿だから答えが出ないんじゃなくて、指示がわかりにくいから出ないんだもん。

ターニャ
はあはあ。

木  村
だから、より具体的に指示を出すことが大事で。もうちょっとわかりやすく説明してくださいっていうのは、全然具体的じゃないじゃないですか

ターニャ
あーなるほど。

木  村
これをもっと具体的に、10歳の子供でもわかるように説明してくださいって言うと、10歳の子供でもわかる言葉で出てくるわけですよ。だからそういった指示を具体的にしていくとビシッと的確に答えが出てくるので。

ターニャ
なるほど。

木  村
そうなんですよね。そういう時代ですよ?

ターニャ
ちょっとごめんなさい本当に、本当ですね。確かにAIと共生してかなきゃいけないんですね、もう時代は。

木  村
そうそうそう。だってもう100%自分よりも頭がいい存在っていうのは間違いないから、

ターニャ
はい。

木  村
それをどう使っていくのかっていうことなんだけど。

ターニャ
はい。

木  村
じゃあ、どんどんAI化されていくとね、我々の仕事がなくなっちゃうよみたいな記事も、いろんなところで出てますけど。

ターニャ
出てますよね。はい。

木  村
そんな恐怖を考えるよりも便利でいいなってことと、じゃあどう使ってこうかなって思う方が楽しいじゃないですか。

ターニャ
確かに。はい。

木  村
だから便利になっていくとどういうふうになっていくかっていうと、いろんな情報が整理されてくし、自分が勉強して覚えておく必要もないし、もうちょっと先に、うまく使いこなしていくと、日々自分でやらなきゃいけないことってあるじゃないですか。

ターニャ
はい。はい。

木  村
月に1回振り込みをしなきゃいけないとか、どこどこに月に1回行かなきゃいけないとか、決まっているTODOみたいなことありますよね。

ターニャ
はい、あります。

木  村
そういうのを過去の僕の行動を観て、そのTODOを勝手にやってくれたりとか、あとは僕の思考を理解して、無関係な無駄な情報をシャットアウトしてくれたりとか、どんどんどんどん自分に合わせて、カスタマイズされて、過ごしやすくなってくる世界がもうあるわけですよね、目の前にね。

ターニャ
なるほど。

木  村
でも、まー便利になっていくのはすごくいいんだけど、それっていいんだっけ?みたいな気持ちも一部ありますよね。

ターニャ
うん、そうですねー。多分私がChatGPTをまだ使えてないのは何か、何となくそこの抵抗感みたいなのもあるのかもしれないないです。多分。信じてないというか。

木  村
うん、でも便利になるのはいいことじゃないですか?

ターニャ
そうですね、うん、絶対いいことです。

木  村
ちょっとね、いろんな質問を入れてくと、面白いんだけど。
映画をヒットさせたいんですけど、どうやったら映画当たりますかって質問すると、出てきますよ。

ターニャ
へー。

木  村
こういうことやったらいいんじゃないですか?みたいなことが出てきたりとか、あとは、脚本を1冊読み込ませて、これを300字ぐらいでまとめてくださいみたいなこととか、キャッチコピーを20代の女性が反応するようなキャッチコピーを10案出してもらえますかって言うと、一瞬で出てきますよ。

ターニャ
そうなんですね

木  村
そうするとね、ちょっとドキッとするわけ。本当にいい案が出てきます?みたいな気持ちあるでしょ。ターニャは使ってないから。

ターニャ
あります。使ってないから。

木  村
これね、使うとねびっくりするんだけど、まさにこれが欲しかったんだけど、みたいなものが出てきますから。

ターニャ
まじですかー?

木  村
でてくるから。レベルめちゃくちゃ高いから。

ターニャ
なんかまだ勝手に機械的なイメージがあるんですよね。

木  村
うん。

ターニャ
だからコピーとか、もっと心に刺さるものみたいなイメージがあるので、そういうのが出てくるとはちょっとまだ信じれてないです。

木  村
これも、指示の出し方で、例えばキャッチコピーが出てきました、そしたら、えっこんなキャッチコピーじゃ映画見に行かないよって思うじゃないすか。その見た感想をそのまま入れるんですよ。このキャッチコピーは、客観的で、全く心が動きませんと。

ターニャ
はい。

木  村
もっとお金を払って映画が見たくなるような、エモーショナルで感動的な、心に刺さるようなコピーに変えてもらえませんかっていうと、かしこまりましたっていってまた出してきますよ。

ターニャ
すっげえー。もう全然ガラッと変わる?結構変わるんですか?コピーの印象が。

木  村
もう、全然。

ターニャ
へー。

木  村
これがすごくいいのは、ターニャにさ、キャッチコピー明日の朝までに20案出してとかいうと、えっとか言うじゃないすか。言わないか(笑)

ターニャ
いやいや。言わないように努力してますけど、確かにウッとはきますね。

木  村
ウッとくるでしょ?だってもう夜の22時に言われて明日の朝までにって言われたら、ちょっと、いや全然嫌じゃないけど寝る時間ねーなみたいな感じになるじゃん。

ターニャ
はい(笑)自信もないしみたいな。

木  村
AIはもういくらでも直し聞くからね。10秒で出てくるし、もっといいの、もっといいの、いやこんなんじゃ全然駄目だってとか、あとは有名なコピーライターがいたとしたら、「誰々さんみたいな」っていうのをつけると、それふうなやつが出てきます。

ターニャ
本当ですか。

木  村
僕が大好きなピクサーとかジブリみたいな、ああいう大人から子供まで反応するようなキャッチコピー考えてっていうと、それっぽいのが出てきます。

ターニャ
へー。じゃあもう木村さん、結構パートナーとして活用されてらっしゃるんですか、もう宣伝考えるにあたって。

木  村
もちろんです。いやこれもう僕だけじゃないでしょう、みんなやってますよ。

ターニャ
そうか!そうなんですね。

木  村
でも、ドキッとするわけですよ。これでいいのか?みたいなことがあるわけです。でもやっぱり人間がどこに介在してるかっていうことがポイントだから、その考えてきたものが悪いんじゃなくて、どういう指示を出して何が出てきて、どれをピックアップしているのかっていう最終的なところは自分でやるわけだから。

ターニャ
そうですね。はい。

木  村
その案がたくさんある、アイディアがあるっていうのはいいことじゃないですか。

ターニャ
はい。

木  村
だからそこを協力してもらうっていうことで、パートナーとして稼働してもらうということはありますけど。でもやっぱり自分が求めてるのはここなんだよな、っていうのをやりながら指示を出してるから、それがぴったりこない。またはそこからヒントをもらって自分で考えたりとかっていうところにはいきますけど。

ターニャ
はい。

木  村
でもね、やってて思うのは、やっぱり頭がいいから、彼らは。

ターニャ
はい。

木  村
情報が整理されてるんですよ。正しいものを出そうとするんですよ、常に。

ターニャ
なるほど。

木  村
そう、だから正しくて整理をされたものっていうのは、ちょっとね力強さというか、やっぱ人間の心とかエネルギーみたいなものが、やっぱりちょっと通ってないような感じに感じるんですよね。

ターニャ
なるほど、はい。

木  村
だから僕らがやってるのは、エンターテイメントだから、画一化された情報を整理するってことじゃなくて、驚きと感動を与えるっていうことだから。

ターニャ
はい。

木  村
だからAIをうまく使いながら、そこに人間味をどう出すかっていうところなんですけど。

ターニャ
うんうんうん。

木  村
でも、いいアイディアがいっぱい出てくると、人間がそこに介入する面白さって何だろうっていうところを考え始めるわけですよ。

ターニャ
はい。

木  村
そうするとね、やっぱね、人間の面白さって、ヒューマンエラーだと思うんですよね。

ターニャ
あー!

木  村
AIって間違えないんですよ。

ターニャ
なるほど、はい。

木  村
人間ってね、間違えるんですよ。聞き間違えもあるし、全然違う答えを言っちゃってウケるみたいなこともあるじゃん。

ターニャ
はい、あります。

木  村
あとは夜中にワーっと盛り上がっちゃってツイートしちゃった言葉が、めちゃくちゃ大問題になってBuzzっちゃったりとか。これは人間のヒューマンエラーですよね。

ターニャ
そうですね、そうですね、

木  村
やっぱりそこが面白いなってすごく思うんですよね。

ターニャ
なるほど。

木  村
あとAIは、どんどんどんどんそういう間違いを正そう正そうとしますけど、人間は間違うこともあるけど、その間違えた背景を想像して許すこともできるわけですよ。あんな状態になってるけど、まーでも忙しかったからね、しょうがないよって許すこともできるのがやっぱり人間だから。なんかどんどんどんどん正しいこととか、簡素化されたような社会にこれからいろんなところにAIが介入して、そういう世界になってくると思うんですよね。だからそういう時代になっていく中で、やっぱり人間味っていうところがとっても大事になってくるので、このエンターテイメントの宣伝に一番大事なものっていうのは、どう人間らしさ、感情というものをしっかりと入れ込んで、人の心に届けるのか。決してそれが正しくて綺麗な情報だけじゃなくて、AIが惑わされちゃうぐらいの間違った判断っていうのも、時には人の心を動かすような気がするので。

ターニャ
はい。

木  村
なんかAI時代だからこそ、人間の重要性っていうところがどんどん上がってきてるという風に、日々思ってるっていう感じですね。

ターニャ
なるほど、ありがとうございます。いや、ちょっとまず、

木  村
使ってみて!

ターニャ
本当ですね。

木  村
あれも出ますよ?

ターニャ
何ですか?

木  村
ご飯を作るのが面倒くさいんだけど5分でちゃちゃっとメニュー考えてくれませんっていうと考えてくれますよ。

ターニャ
えーまじですか??

木  村
そうですよ。

ターニャ
あーそうなんですね。いやちょっとなんか、そうなんです。何か抵抗感があるから使ってない部分もあるんですけど、使うからこそ、なんか逆に我々のできることっていうのが感じられそうですね。

木  村
そうそう。時間を有効に使うこともできるし、今の僕の使い方は、だいぶレベルの低い使い方だけど、もっとデータをドンとぶち込んで分析をしてもらったりとか、資料を作ってもらったりとかそういうことも当然できるので。

ターニャ
なるほど、はい。

木  村
うまく使いこなして、映画の宣伝ってやっぱりなんか忙しい印象があるじゃないですか。

ターニャ
そうですねとてもハードな。

木  村
いかに効率よく物事をしていくかってことも大事な、そういったところでね、時間をうまく短縮していけると、一番大事な部分に集中できるんじゃないかと。

ターニャ
本当ですね!すごい勉強になります。ありがとうございます。

木  村
ぜひ使ってみてください。

ターニャ
はい。ちょっと使ってみます。早速、はい。
では本日はここまでとさせていただきたいと思います。次回はまたちょっと、相談ですかね。木村さん、

木  村
そうですね。なんかもう次回は次回はって言うけど、たまには何かお願いしますよターニャ。ネタの提供を。

ターニャ
ごめんなさいいつも!(笑) ちょっとターニャネタ、わかりました。ちょっと考えまーす。

木  村
何か考えましょう!

ターニャ
わかりました!はい、ありがとうございます。はい。KITTラジオでは、リスナーの皆様からの質問を募集中です。概要欄のメールアドレスに日々の生活に役立てたい、こんな話を聞きたいなど、ぜひお送りください。ありがとうございました。

木  村
ありがとうございました。

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