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【KITT RADIO|マーケティングあれこれ雑談 #7】 気分をあげる方法

2024-02-08更新

マーケティング目線で世の中を見ると、見えるものが変わってくる!

映画の宣伝プロデューサーが日々考えていることをあれこれ雑談す
「KITT RADIO|マーケティングあれこれ雑談」

出演:木村徳永さん(KICCORIT)、ターニャ&シーニャ(KIQ REPORT編集部)

 <#7のキーワード>
・頭 vs. 心 vs. 体
・コンビニでの誘惑
・仕事も恋も一緒?

気になるキーワードがあったら下記をチェック!

【PodCast】

番組では宣伝プロデューサーに聞きたいことなど、リスナーの皆様からの質問も募集中!
その他、ご意見・ご感想はこちらまでお寄せください。

 

YouTubeやテキストでご覧になりたい方は下記よりどうぞ。

【YouTube】

【Text】(文字起こし)

ターニャ
映画業界お役立ち情報満載のリサーチメディアKIQ REPORT編集部のターニャです。よろしくお願いします。この番組は、映画の宣伝プロデューサーが日々考えていることを話す番組です。マーケティング目線で世の中を見ると見えるものが変わってくるということで、キコリの木村さんをお招きして放送しております。木村さんよろしくお願いします。

木  村
よろしくお願いします。

ターニャ
はい。今日はですね、木村さんいいことがございました!
ついに、ついについにお手紙第1号が届きました。おめでとうございます!

木  村
本当ですか?嬉しいですね!

ターニャ
嬉しいですね、すごい嬉しいです!早速、読ませてください。

いつも楽しみに聞いております。期待を煽ることについてもなるほどなって思いました。映画を観に行くときって誰と見に行こうが自由だと思っていて、基本どんな映画でも観たいという派なんですが、1人もいいけど、娘と行こうかなってなっていたりします。
そんなとき、気分によく振り回されていて、自分の気分や相手の気分で見なかったりするときもあって見逃すことも多々あったりなんです。木村さんは気分が乗ってないときでも、相手や自分の気分を上げるコツみたいな技はあったりしますでしょうか?

木  村
なるほどー。

ターニャ
はい。いかがですか?

木  村
そうですねー。何かサラッと質問している内容に聞こえますけど、結構奥深いですよね、これ。

ターニャ
深い!

木  村
気分を上げるって、難しいですよね。

ターニャ
いや超難しいです。

木  村
やっぱ気分落ちたら落ちちゃいますし、なんか元気がない人の気分を上げてくなんてさらに、難易度高いですよね。

ターニャ
いやー難しいです。もう落ちてるときって正直もう諦めたい、諦めてほしいですよね。自分も諦めたいし、周りにも諦めてほしいのが正直なところですよね。だから、相手のことなんてなおさら、はい。

木  村
もう頑張らない、諦めるっていうターニャのアドバイス通りにするっていうのが、1個正しいかもしれないですけど、何かお答えするとしたら、僕は自分で自分のことをコントロールするのがめちゃくちゃ苦手なんですよ。

ターニャ
うーん、本当ですか?

木  村
そうなでんすよ。なんかこれやりたいなって思ってても、行動に移せないことがたくさんあって、自分が思い通りにならないことがすごい多くて。

ターニャ
はい。

木  村
あと仕事のことで言うと、集中力があんまりないんですよ。仕事やるぞっていう気分を上げるのがすごく難しくて、何か仕事に取り掛かるまでに、すごい時間かかっちゃうタイプなんですよ。やんなきゃいけないけどどうしよう、やる気出ないみたいなことがすごくあって、それをどうすれば、パッとを行動に移せるようになるのかって、徹底的に考えた時期があるんです。

ターニャ
いつも考えてますよね、すごい。さすがです。

木  村
常に壁にぶつかるタイプなんですよね。だからもうぶつかると、いろんなことを分解して考えて、よし、じゃーこうしようっていうプランを立てて行動するんですけど。

ターニャ
はい。

木  村
自分が思い通りに動けないのはなぜかっていうことを考えたときに、果たして自分を動かしてるのは何なのかって考えたんですよ。それが三つあって、頭なのか、心なのか、体なのかっていうこの3つに分解して考えたんですよ。それで実験をしようと。一番わかりやすいことを実験にしないと、答えが出ないので、わかりやすいところでいくと、早起きをして、ジョギングをするっていうのを自分に設定したわけですよ。まず早起きするっていうところで1個ハードルがあるじゃないですか。

ターニャ
あります。はい。

木  村
決めてはいるけど、行動に移せないみたいなこと。あとは、冬の時期寒い布団から出たくない、着替えてジョギングに行くみたいなこと。結構なハードルがいくつもありますよね。

ターニャ
いや、めちゃくちゃあります。

木  村
だから、これをできるようにするにはどうすればいいかっていうのと同時に、これができないのはなぜなのかっていうのを考えたんですよ。

ターニャ
はい。

木  村
これを2週間ぐらい続けて記録をつけたときに、やっぱり行けるときもあるけど行けないときもあるんですよ。

ターニャ
はい。

木  村
自分の中のルールというか、こういうときに行けないのかみたいなのがだんだんわかってくるんですけど。

ターニャ
はい。

木  村
まず朝起きることはできるようになったと。そうすると、走るか走らないかみたいなところでいくと、起きると大体頭の中で誰かが喋り始めるんですよ。もうちょっと寝てればみたいなことを、誰かが言い始める。あとは疲れてんじゃないみたいなことが出てきたりとか、あとは何か自分の体のこと考えてると、あれ?なんかちょっと熱っぽいかな、風邪ひいたらやばいからやめとこうかなとか、昨日寝るの遅かったからこのまま起きると寝不足になっちゃうかなとか、色んな走らない、走りに行かない理由っていうのが頭の中にどんどんどんどん出てくるんですよ。

ターニャ
ええ。

木  村
最初の頃は、あっ駄目だな。よしまずやる気を出さなきゃいけない、やる気が出たら起きて走ろうって思ってた時期もあるんですけど、やる気はね、出てこなかったですね。勝手には出てこないんですよ。

ターニャ
なるほど。

木  村
そう。よしじゃあ、決心しよう。決断しようって思っても、なんかね決断って果たして何なのかってよくわかんないんですよ。なんだ決断て、みたいな。

ターニャ
確かに。

木  村
自分が行き着いたのは、もう、考えを止めて行動すること。これが決断なんじゃないかと。

ターニャ
なるほど。

木  村
いろんなやめる理由が頭の中に出てきたときに、それって自分で考えて作り出している不安要素ですよね。

ターニャ
そうですね。

木  村
それを考えてる間はもう絶対に、行動することはできないから、一旦考えることはやめる、ピシッと。いろんな心配事があっても。

ターニャ
なるほど。

木  村
1回思考を止めて、起き上がって着替えて走りに行ってみる。で、本当に体が重かったり熱っぽかったりしたら、帰ってくればいいやっていう気持ちで、スタートするんですよ。これがね不思議なもんで。走り始めて具合が悪いなって思ったこと1回もないんですよ。

ターニャ
ふーん、なるほどですねー。

木  村
走り終わった後はめちゃくちゃ爽快な気分で元気に過ごせるんですよ。一体これは何だと。自分を止めてるのは、頭で考え出されたものが自分の行動を止めてるんだけど、それを振り切って行動したら、できたぞと。

ターニャ
うん、なるほど。

木  村
そうすると、自分のやる気を出してるのは、決心したからやる気が出るとか、頭で考えたからやる気が出たとかそういうことじゃなくて、行動を起こした結果、やる気があることに気づいたっていうことなんですよね。そうだからそう考えると頭とかっていうのはよくできてて、いろんな危険を回避しながら生きていかなきゃいけないから、やっぱ危機回避装置なわけですよね。だから自分を甘やかしてくれる、もうちょっと寝た方がいいよ、あっちの方がいいよって、ブレーキ早めに踏んだ方がいいよっていう装置だからそれは正しく機能してるわけですよ。自分を甘やかしてくれようとしてるから。

ターニャ
なるほど。

木  村
でも、そればっかりに従ってると、本当にやりたいことができなくなっちゃうっていうのもあるから、ちょっと1回その思考を止めて、行動してみて。行動してみた結果で、やるやらないっていうところを決めてもいいのかなっていうふうに、ちょっと気付きがあったんですけど。
ないですか、そんなこと?

ターニャ
いや、もう今、今まさになんです!

木  村
本当に?

ターニャ
ターニャNOWですよ。本当に。もう朝、この時間に起きましょう、あなたはこの時間に起きましょうってやっぱすごいなんですか、気持ちは本当あるんです。タイマーも鳴って、その瞬間すごい頭がフリーズしたりするんですよね。いろんな感情がありながら、負けるとやっぱその日一日どれぐらい苦しい1日を過ごすか、もうすごい罪悪感で悩みながら。でもやっぱり、できる日もたまにあるんですよね。その日1日は最高の1日を過ごせますし、行ったら最高なんですよね、ジム終わった後は。

だからもう、そっか、気持ちを捨てて、とにかく行動する、朝は無になって、ジムまで行くんだ私!って今すごい木村さんの話を聞いて勇気づけられました。何か質問いただいた方もすごい勇気づけられたかもしれないけど。私が今、今日はもう最高になるほどな、と思いました。

木  村
そう、だから質問の答えになってるかわかんないけど、自分の気分を上げるコツは、気分が上がったら映画に行こうじゃなくて、もう映画に行くって決めたらそれに従って行動してみる。そしたら自然に気分が上がってくるみたいな。

ターニャ
なるほど、なるほど。

木  村
そんなことなんじゃないかなって思うんですけど、これ一つ前の回のときに、アイディアを考えるコツみたいなこと、話したじゃないですか。

ターニャ
はい。

木  村
あれも考えようって思ってるときは考えなきゃ考えなきゃっていうことでアイディアでないけど、情報をインプットして寝て、頭を整理して、リラックスしたときにアイディアが出るってお話しましたよね。

ターニャ
はい。

木  村
でも、ここまでやっても最終的なアウトプットってめちゃくちゃ難しいんですよ、実際。僕も毎回悩んでやってるんですけど。

ターニャ
はい。

木  村
本当にどうやってやってるかっていうと今お話したことにすごい近くて、僕は書く派なんですよ。ペンでね。

ターニャ
はい。

木  村
紙を置いて、ペンを持つ。頭の中で考えが整理できたら書き始めようと思ってると、永遠にアイディアなんて出てこないんですよ。これが不思議なんだけど、何でもいいから頭にあることを書き始めるじゃないですか。そうするとね、なんかわかんないけど、どんどんどんどん先が出てくるんですよね。

ターニャ
へえ、なるほど。

木  村
そうだから、僕の感覚的には、寝て起きて紙に向かうと、自動的に出来上がるみたいな感覚ってそこから来てるんですけど。

ターニャ
なるほど。

木  村
やっぱり行動を起こさないと。行動が先だから、書き始める。何を書いていいかわかんないけどとにかく書き始めるってことをやり始めると、それが導火線になって、いろんなアイディアがスラスラと出てきて、それをまた全部書いたものって整理されてないから、その1回頭にあるものを書き出した紙を何回も何回も読み直しながら、これいらないこれいるって分類してって、企画にまとめてくんですけど、最近ね、映画の宣伝企画書作らなきゃいけなくて。

ターニャ
はい。

木  村
まさにこの僕が苦手な作業をやってたんですけど、書き出した紙の枚数をね、数えたらね、

ターニャ
何枚ですか?

木  村
65枚ありました。

ターニャ
ええーー!

木  村
そう、だからやっぱりうわーってインプットして、自分の中で残ってて、アウトプットしたいことってのは結構残ってたんだなと思って。でもそれがね、使えるものもあれば使えないものもあるんだけど、とにかく自分の中から出てきたアウトプットっていうのは1回いらないものが捨てられて整理されたものだけが残ってるわけだから。

ターニャ
はい。

木  村
なんか自分でもなんかいいこと言うなみたいな、客観的に見れるものがあったりとか、すごいいろんなヒントがあって。

ターニャ
うん。すごいですね。でもアウトプットも既に削ぎ落とされてるわけじゃないですか。それで65枚分って、やっぱインプットもすごい量ですよね。

木  村
でもね、もう本当に整理されてないアウトプットだから、もう同じようなことを永遠に書いてるんですよ。

ターニャ
なるほど、似たこととか?

木  村
そうそう。無駄な、なんか原稿用紙にびっちり書いてるっていうよりかは殴り書きでどんどん書いてるだけだから。

ターニャ
すごい、なるほどですね。でもなんか今日話を聞いてて、行動=瞬発力っていうか、もう1回行動までやってそのやった後は、一気にいけるから、何かアイディアを考えるのも、一種の、何かそういうものなのかなって思いました。

木  村
そうですね。あともう1個質問あったじゃないすか。相手の気持ちを上げるみたいなのもあったじゃないですか?

ターニャ
はい、難しいですね。

木  村
そっちの方が難しいんだけど、これ僕がやってることで言うと、まず自分がすごく行きたがるってことが大事だなって思ったんですよね。相手が行きたがるように言ってもどうしようもなくて、自分が行きたくて行きたくてしょうがないんだっていうのを伝え続けてると、しょうがないなって気持ちで向こうは動くんだけど、さっきの理屈で言うと、しょうがないなって行動始まると向こうの気分も上がってくると思うんです。

ターニャ
うん、うん。

木  村
これってもう恋愛も一緒じゃないですか。どうですか? ターニャの恋愛論でいくと、相手を振り向かせたいときってまずどうしますか。

ターニャ
いやでもとにかくとにかく自分が行動をしないと相手は棒にも引っかからないので、確かに自分が何か楽しんでること、楽しんでぶつかっていかないと、やっぱネガティブとかでいくと、相手は絶対振り向かないですよね。わかんないけど。

木  村
私のことを好きになってくださいっていうのって誘導できないじゃないすか。私が好きな気持ちを伝えるから、可能性が上がってくるわけじゃないすか。

ターニャ
ええ、そうですね!

木  村
これって、さらにちょっと話広がっちゃうんですけど、企画を考えるじゃないですか。

ターニャ
はい。

木  村
僕らの仕事って企画を考えたら、その作品の監督だったりプロデューサーだったり、キャストの人とか何十人もの人に、こちらの考えを理解してもらわなきゃいけないわけですよね。そうするとそういうプレゼンテーションをするっていうところがとっても大事。考えるだけじゃなくて、自分の考えに賛同してもらうっていうことがとっても大事なんだけど。

やっぱそこも、同じ気持ちでやってるんですよ。何かわかってもらいたいって思ってもなかなかうまくいかなくて、自分がどれだけ時間を使って考えてきたのか、どれだけ自分の企画に愛着を持ってるのか、どれだけ自分がこれをやってみたいって思ってるのかってことを、もう気持ちを込めてガンガン熱弁するんですよ。

ターニャ
なるほど。

木  村
そうすると、人が喋ってる内容なんて、ほとんど皆さん聞いてませんから。30分40分僕が話して全部覚えてくれる人なんていないですよ。でもそこで伝わるのは、なんか、一生懸命やってるなって気持ちは伝わると思うんですよね。そうするとその企画が、正しいのか正しくないのかってことの重要性じゃなくて、すごくやりたがってる。すごく一生懸命やってる。なんか時間かけて考えてくれてるみたいなことがまず伝わると、相手の心は動いて、いいんじゃない、やってみたらっていう形になるわけですよね。

だからただ熱弁すればいいかっていうただそれだけじゃなくて、自分がその企画に対してどれだけ時間をかけて考えて、自分なりに納得してるかみたいなところまで持っていけるかってことがまず第1段階で、その先は今言った相手の気分を盛り上げるためにはまず自分が盛り上がっていくみたいなこと。

ターニャ
なるほど。

木  村
なんか仕事でもね、そういう恋愛でも、普段の日常生活でもなんか同じかな、なんていう感じがしますね。

ターニャ
なるほど。本当ですね、想いは、 伝わりますもんね。自分の心は。

木  村
そうなんですよ。でもやっぱり日々悩みばかりですよ。なんか、お酒をやめようと思ったりとか、減らそうみたいに思ってたりとか、あとちょっと食べ物をセーブして余計なもの食べないようにしようとか、やっぱり日々考えてるんですけど。

ターニャ
はい。

木  村
コンビニ行くじゃないですか。

ターニャ
はい。

木  村
コンビニ行くと、よし今日は飲まないぞって思ってても、足が冷蔵庫の前を通過すると、よしとりあえず眺めるだけ眺めようみたいな感じで見ちゃうわけですよ。で、どうしようかな。やっぱり今日だけ、明日から飲まなきゃいいか、今日だけいいかみたいなことがねやっぱり、朝のマラソンと一緒で、誰かが頭の中で話し始めるんですよ。

ターニャ
はいはいはいはい。

木  村
でもそれを振り切るのって大変で、やっぱり考え始めるともう負けですね。どうしようかなって思ったときは、だいたい買ってますね

ターニャ
そうですよねー。

木  村
そう。どうしようかなって迷ったときはもう大体ポテトチップス夜中に食ってるとか、考えるのやめないと駄目ですね。

ターニャ
そうですね。いや間違いないですね!私の場合は常にダイエットをしてる者なんですけど、やっぱりそういう声が出てくるきっかけを作らないっていうのが大事だなっていうのはすごい思ってて。コンビニには行かない。お菓子は視界に入れないっていうこと。それは、やっぱり考えないってことだと思うので、なんですかね誘惑だらけですが。考えないっていうことは大事ですね。いやでも、なんかいろいろ繋がってますね、すごい面白いです。

木  村
質問嬉しかったですね!

ターニャ
はい、嬉しかったです!

木  村
またお待ちしてますので。

ターニャ
はい。皆さんもぜひ質問をお送りいただければと思いますので、はい。今日はちょっとこちらで以上とさせていただければと思います。
KITTラジオではリスナーの皆様からのご質問も募集中です概要欄に記載のメールアドレスに日々の生活に役立てたい、こんな話を聞きたいなど、ぜひお送りください。では木村さん本日もありがとうございました。

木  村
ありがとうございます。

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