データでヒット予報
【データで週末ヒット予報!】「このマンガがすごい!」「マンガ大賞」にノミネートしたアニメ映画の興収は?
過去の関連作品の成績データを踏まえて、映画のヒットを予測する、“データで週末ヒット予報”。
今週は、ひと足早めに来週公開のこちらの映画をピックアップ!
金の国 水の国 2023年1月27日公開
監督:渡邉こと乃
声の出演:賀来賢人、浜辺美波、神谷浩史、沢城みゆき ほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
「このマンガがすごい!2017オンナ編」で第1位、「マンガ大賞2017」第2位を受賞し、各界から映像化希望が殺到した、岩下ナオの名作コミック「金の国 水の国」が遂に劇場アニメ化。<金の国>の王女サーラに浜辺美波さん、<水の国>の貧しい建築士ナランバヤルに賀来賢人さんを迎え、監督の下に集ったスタジオ最高峰のスタッフたちが手掛けます。たとえどんな状況でも、自分以外の誰かを想う2人の、“最高純度のやさしさ”に今年初泣き必至の物語です。
金の国 水の国 関連作品の興収は?
早速、2012年以降に公開された「このマンガがすごい!」にTOP10入りしたマンガをアニメ映画化した作品の成績をみてみましょう。
同ランキングのオンナ編にノミネートした“実写映画”は多数ありますが、“アニメ映画”に関しては、オトコ編にランクインした作品の方が圧倒的に多いですね。今回のように、女性向けのマンガが劇場アニメ化されることは珍しいようです。オトコ編にランクインした作品の成績については、ほとんどが興収10憶円越えの好成績となっています。また、映画よりも先にテレビアニメ化された作品が多いようです。
本作は、今回が初の映像化となりますので、『思い、思われ、ふり、ふられ』(※1か月先に実写映画が公開)、『聲の形』が参考になるでしょうか。原作ファンの動員に加え、原作を知らない人がどれだけ劇場に足を運ぶかによって、興収に大きな差が出そうです。
次に、同じく過去10年に「マンガ大賞」にノミネートされた漫画をアニメ映画化した作品の成績をみてみます。
こちらも「このマンガがすごい!」と同様に、実写映画化された作品はこれまで多くありましたが、意外にもアニメ映画は少ないですね。本作の原作と同様に、「このマンガがすごい!」と「マンガ大賞」の2つのランキングにノミネートした『僕のヒーローアカデミア』シリーズと『聲の形』の成績をみてみると、どちらも17億円以上のヒット作となっています。また、本作と『聲の形』は、泣ける温かいストーリーという点においても似ているため、本作も10億円を超える好成績が期待できるかもしれません。
本作の配給はワーナー・ブラザース映画です。最後に、2015年以降公開された主なワーナー配給のアニメ映画をチェック!
『バブル』の志尊淳さんと広瀬アリスさん、『二ノ国』の山﨑賢人さん、新田真剣佑さん、永野芽郁さんなど、人気俳優を声優に起用することも多いようで、映画のプロモーションを多く見かけた印象の作品が並びますね。興収を見てみると、人気俳優が声優を務めている作品の方が安定的な成績をとれる傾向にはあるようです。今回も手堅く興収5億円は突破、そこから10億円に向けてどこまで伸ばせるか、というところでしょうか。期待しましょう!
映画は来週公開です。
※興行収入は一部、推定値を含む
※情報提供:プレコグ
(C)岩本ナオ/小学館
(C)2023「金の国 水の国」製作委員会
【関連リンク】
★アニメファンはどれくらいいる?
★アニメファンの割合は?
★アニメ監督人気調査 ビッグ3は!?
★アニメ制作会社の人気調査
COMMENT
コメントをするにはログインが必要です。不明なエラーが発生しました