プロが見たこの映画
【ジジイの時事エンタメ斬り!vol.23】肉まんの最初。
寒いですね。
ここのところの寒波で、あったかいものが常に食べたいですね、
あのコンビニでケースの扉を開けるとぼわわっ、と湯気が立つ肉まんとか、いいですよねぇ。
中国の三国時代。
天下を望む武将・劉備(りゅうび)に対して、人物鑑定家として有名な司馬徽(しばき)が「臥龍(がりょう)・鳳雛(ほうすう)を手に入れろ。」と助言したという話が『襄陽記』にあります。
“昇天の時を待つ龍”を意味する、臥龍(伏竜とも)とは、近所の村で隠遁生活を送っていた諸葛孔明のことでした。劉備はこの男の庵に何度も通い、軍師としての出仕を求めます。
この孔明の登場、そして劉備に天下三分の計を説く場面は「三国志」の白眉といっていいですね。
歴史の表舞台に現れた孔明は凄まじい軍才・謀略・政治手腕を発揮するだけでなく、上からも下からも慕われる人柄や、主君への揺るぎない忠節など中国古典の圧倒的なヒーローです。さらにちょっと信じ難いですが、孔明は、魔術・占い、古代中国で「鬼道」といわれてるものを駆使したといわれてます。卑弥呼と一緒ですね。
ホントにこんな人物だったんだろうか?
微妙です。信用に足る記録はわずか、作ったのかもしれない。現在、神様になってるくらいですから“盛ってる”可能性は十分あります。
ただ、彼は「肉まん」を最初に作った男として知られています。
ある地方の蛮族の因習で「雨期に川の氾濫を治めるためには住人の頭を川に投げる必要がある。」というのにどうも納得がいかなかった孔明は、かわりに人の頭を模した小麦粉の玉を作り、それをいけにえとして川に投げ込んだらしい。
すると不思議な事に氾濫はおさまり、以来、川の氾濫を防ぐためこの饅頭が投げられたといいます。
この饅頭が言うまでもなく肉まんの原型です。
ま、自信まんまんに彼が肉まんを作る姿を思い浮かべると、孔明は自然現象について、何か人の知らない事をわかってたんではないかと思いますね。星の動きや季節の移り変わりを見続けた彼は自然の変化を予測できたのかもしれない。
そして以降も長雨で人が殺されないように、あえて蛮族が信じやすい魔術のカタチで肉まんを作った。魔術の第一人者が、一番迷信を信じてないっていうのが、おかし味のある話ですが、少なくとも、この疑わしき全能キャラは「自然科学」の能力は誰よりも持っていたようです。
肉まんが何よりの証拠です。
来年は、辰年ですね。共感シアターも、「昇天の時を待つ龍」をさがして、いろんな人に会って、相談事・頼み事をしたいと思います。いずれ諸葛孔明が出てきて、我々にあったかい肉まんを作ってくれる日がくるかもしれませんね。(楽観的ですいません)
本年は誠にありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
たんす屋(共感シアタースタッフ)
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