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【KITT RADIO #29】「エンタメ」と「インバウンド」

2024-08-23更新

マーケティング目線で世の中を見ると、見えるものが変わってくる!

映画の宣伝プロデューサーが日々考えていることをあれこれ雑談す
「KITT RADIO|マーケティングあれこれ雑談」

出演:木村徳永さん(KICCORIT)、ターニャ(KIQ REPORT編集部)

 <#29のキーワード>
・今、世界で力を発揮する日本のコンテンツ
・映画でインバウンドを呼び込む!聖地巡礼ワールドワイドバージョン
・日本ってめちゃくちゃカッコいい! Disney+SHOGUN 将軍」の魅力

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番組では宣伝プロデューサーに聞きたいことなど、リスナーの皆様からの質問も募集中!
その他、ご意見・ご感想は<info@kitt-marketing.comまでお寄せください。

 

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【YouTube】

【Text】(文字起こし)

ターニャ
木村さん、今日は何をお話ししましょうか?

キコリ 木村
そんな大した話じゃないんですけど、なんとなく、フワッと考えていること。
映画の宣伝ってことじゃないんですけど、なんか映画を面白く活用していく方法はないかな?みたいな事をいつも考えたりしてて、その話をしようかなって思うんですけど。

ターニャ
いいですね、ぜひお伺いしたいです。

キコリ 木村
ちょっと緩く聞いてくださいね。

ターニャ
わかりました、はい、お願いします。

キコリ 木村
今、日本のアニメーションって、海外ですごく人気があったりするじゃないですか。あと、日本の実写も海外で評価されたりとか、この間大ヒットしたDisney+さんの「SHOGUN 将軍」みたいなものだったりとか、日本のコンテンツも海外で力を発揮してるなって、思いますけど。
やっぱりどんどん、どんどん海外に輸出していくのって、言葉の壁もあるし、ちょっと難しかったりするじゃないですか。そうしたときに何かこれから僕らが貢献できる新しい仕事みたいなのがなんかないかなって考えたときに、今大きく動いてるのって、インバウンドってどんどん伸びてますよね。

ターニャ
そうですね。

キコリ 木村
コロナ前も伸びたけど、コロナ以降、コロナ前よりも今も伸びてってるから、ここってもうどんどんどんどん伸びていくわけですよね。だからそういうインバウンドの需要が凄くあるよって事と、あとこないだの「SHOGUN 将軍」の大ヒットを見て感じたんだけど、なんか日本人が作る純粋な時代劇って、やっぱりTHE大河ドラマみたいな感じのイメージってすごいあるじゃないですか。

ターニャ
はい、あります。

キコリ 木村
でも、なんかちょっとハリウッドが本気で作ったあの「SHOGUN 将軍」を見たときに、あれ?って思ったんだよね。一番思ったのは、日本の歴史って面白いなってすごく思ったわけですよ、

ターニャ
確かに。

キコリ 木村
そう。だから、何か勉強的な歴史じゃなくて、エンターテイメントとしての歴史。あの時代のことなんて、全て正しく理解されてるわけじゃなくて、歴史学者とかいろんな方がこうだったんじゃないかっていう過去の文献を見ながら、お話を繋いでって、きっとこうだったに違いないっていうことで教科書に載ってることも今だにたくさんあるわけじゃないすか。真実の確認しようがないから。

ターニャ
はい。

キコリ 木村
だとしたら、やっぱもっともっと面白いものを時代劇っていうところで、特にあの戦国時代、あの時代の作品っていうのはすごく作りようがあるなって思ったのと。

ターニャ
確かに!

キコリ 木村
あともう1個はそのインバウンドがどんどん増えている状況ですけど、今外国の人が行く場所って、大体決まっちゃうわけですよね。東京行って、京都行って、大阪行って、秋葉原行ってみたいな。富士山にも行くよ、富士山の写真コンビニと合わせて撮るよみたいなことをやって、もうみんな同じとこに行くわけじゃない。

ターニャ
はい、そうですね。

キコリ 木村
あれって、情報がちゃんと伝わってないから、集中しちゃうだけなんじゃないかと思うわけですよ。だって僕らが海外に行くときも、やっぱメジャーなところから行っちゃうじゃん。

ターニャ
行っちゃいます。

キコリ 木村
知らないから。
だからそれを知っていれば、やっぱ空いている場所でみんなが知らないレアな場所で、ものすごくいいところに行きたいっていうモチベーションはあるはずなんですよ。じゃーそれをどうやって紹介するんですかって言ったときに、映画っていうコンテンツを使いながら。例えば、岐阜県の良さをすごく魅力的に描いた作品があったら、それを海外の人に見てもらう、日本に行ったらここに行きたいって、その映画の中の物語の中から、思ってくれたとしたら、そこを目指していくわけじゃないですか。

ターニャ
そうですね。

キコリ 木村
今日本の中で行われてるのは、アニメーションを見て、アニメーションの舞台に行くって、聖地巡礼ってあるでしょ。

ターニャ
はい。ありますね。

キコリ 木村
あれのワールドワイドバージョン。

ターニャ
はいはいはい。

キコリ 木村
今、日本のアニメーションとかって、海外で制作されたりとかして、逆輸入でNetflixでやっていたりしますけど。

ターニャ
はい。

キコリ 木村
日本にはもう漫画原作ってもう、山ほどあるわけじゃないすか。

ターニャ
そうですね。確かに。

キコリ 木村
大ヒットしている、連載してる、もう何十年も連載してるものもあれば、読み切りでも素晴らしい漫画がめちゃくちゃあるわけじゃないすか。それに気づかれてないだけだと思うんですよね。だからその中で、ある固有の場所が舞台になっていて、海外の人も喜んでくれるだろうなみたいな作品を、ピックアップして、それを日本で作るのか、海外で作って見てもらうのか。一番見てもらいたいのは、日本人じゃなくて、その日本に興味を持っている海外の人たちっていう目線でそういうものを作って見てもらうっていうことができると、日本にどんどんどんどん人が呼べる。

しかも、もう今オーバーツーリズムっていうのが問題になり始めてるわけじゃないですか。

ターニャ
はい。

キコリ 木村
だからみんな東京に集中させるっていうことじゃなくて、いろんな地方都市。日本って本当もう地方都市のいいとこいっぱいあるじゃないすか。

ターニャ
あります、めちゃくちゃあります。

キコリ 木村
山奥に温泉があるとか、凄いところいっぱいあるじゃん。やっぱ日本人でも行ったことがないような素晴らしい場所をしっかりと紹介するというところに映画を絡めていくと、なんかいいんじゃないかなと思っています。だって日本ってどんどん人口が減っちゃうわけだからそれはもう間違いのない事実で。

ターニャ
そうですね。

キコリ 木村
インバウンドで海外の人に来てもらって喜んでもらうっていうときには、もう大阪だけじゃなくてここもあるよっていったところにそこに一つ、物語が一緒についてくるっていうのが、やっぱ何か大切な気がして。

ターニャ
うん、うん、うん。確かにめちゃくちゃいいですね。

キコリ 木村
ね、僕らもね、韓国行ったりアメリカ行ったり海外行くと、このシーン、映画で見たことあるあそこじゃんって思うとちょっと嬉しいじゃないですか。

ターニャ
いやー、そうですね。それでちょっと思い出しちゃいましたけど、私韓国に行って。

キコリ 木村
あっ、そうなんですか?

ターニャ
そうなんですよ、数ヶ月前。たまたま友人がいたので、田舎に行ったんですね。ソウルではないところに行って。そこはちょっと古い街だからっていうので、やっぱりちょっとソウルとは全然違う空気を楽しめるから行こうと思って行って歩いていたら、「あっ!このトンネル!韓国ドラマで見たやつだ」というのが出てきて、まさにそれです。
全然そんなこと知らなくて行ったんですけど、でもやっぱりそれに出会えるとか物語も浮かぶし、やっぱ思い出も深まるしっていうので、なんかすごい嬉しかったなって、今話を聞いていて思いました。

キコリ 木村
それってあれだもんね、わざわざ観光地化してるわけじゃないでしょ。

ターニャ
してないと思います、そのトンネル。その舞台など全然観光地化してないので。

キコリ 木村
いいよね、そういうところ。

ターニャ
えーっ!みたいな感じでちょっと感動しちゃいましたね。

キコリ 木村
やっぱそういう楽しみが与えられるのがやっぱこうね映画とかの素晴らしいところなんじゃないかなと思って、歴史を知ってもらうこともできるし。

ターニャ
そうですね。

キコリ 木村
全然知らない場所を魅力的に映して行ってみたいって思ってもらうこともできるわけだしね。

ターニャ
そうですね、確かに。あの戻りますけど、やっぱ「SHOGUN 将軍」もやっぱめちゃくちゃかっこよかったですね。日本ってこんなかっこいいんだって思いました。

キコリ 木村
そう、やばいよね、びっくりしちゃった。

ターニャ
わかります、日本の歴史ってこんなかっこよくて日本の文化とかその衣装とか、こんなにかっこよく、海外の人には見えてたんだなっていうのを、あれを見て凄い思ったから、やっぱそうですね、海外の人が感じる日本の良さってのは絶対あるから、そういうとこをね、コンテンツ映画とかアニメとかもね、ターゲットとしてやってけるとまた新しいものができそうだなっていうのは本当思いますね。

キコリ 木村
そうね。「SHOGUN 将軍」はだから、微妙だよね。その海外の人が見た日本っていうことじゃなくてあれはもう真田さんだからね、

ターニャ
あー、そっか、そうですね。確かに。

キコリ 木村
そう、真田さんが日本人として守るべきところはきちんと守りながら、海外のエンターテイメントのプロたちを使いながら作ると、ちょっと今まで見たことがないものができたって話だよね。あれ、お金がかかってるっていうことだけじゃない、お話の魅力みたいなところも凄いあるもんね。

ターニャ
そうですね、本当素晴らしいなと思いましたね。新しいものを見た日本の時代劇。

キコリ 木村
今まではね、外国が作った日本の時代劇とかって、ええ、こんな腹切りないでしょみたいなのあったけど。

ターニャ
確かに確かに。とんでも設定がね結構ありますよね。

キコリ 木村
ねー、そういうのが全くないからね、やっぱそこが素晴らしかったですよね。だからそう考えるとまだまだ日本ができることっていうのはあるから、それを海外に出していくっていうのはもちろんそうなんだけど、その海外の人を日本に呼んでくる、っていうところも何か今後大事な気がして、新しいビジネスを考えたいなと思ってます。

ターニャ
ぜひお願いします(笑)

はい、では本日はここまでとさせていただければと思います。そしてKITTラジオではリスナーの皆様からのご質問を募集中です。概要欄に記載のメールアドレスに、日々の生活に役立てたい、こんな話を聞きたいなど、ぜひぜひお送りください。
本日もありがとうございました。

キコリ 木村
ありがとうございます。

<END>

映画宣伝 映画宣伝プロデューサー キコリ 木村


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