Podcast
【KITT RADIO #14】情報流出に価値あり!?
マーケティング目線で世の中を見ると、見えるものが変わってくる!
映画の宣伝プロデューサーが日々考えていることをあれこれ雑談す
「KITT RADIO|マーケティングあれこれ雑談」
出演:木村徳永さん(KICCORIT)、ターニャ(KIQ REPORT編集部)
<#14のキーワード>
・整理された情報はもう価値がない
・SNSでいいね!する情報とは
・映画感想は十人十色
気になるキーワードがあったら下記をチェック!
【Spotify】
番組では宣伝プロデューサーに聞きたいことなど、リスナーの皆様からの質問も募集中!
その他、ご意見・ご感想はこちらまでお寄せください。
YouTubeやテキストでご覧になりたい方は下記よりどうぞ。
【YouTube】
【Text】(文字起こし)
ターニャ
映画業界お役立ち情報満載のリサーチメディアKIQ REPORT編集部のターニャです。よろしくお願いします。この番組は、映画の宣伝プロデューサーが日々考えていることを話す番組です。マーケティング目線で世の中を見ると見えるものが変わってくるということで、キコリの木村さんをお招きして放送しております。
本日は前回に続き、ステマ規制法についてのお話です。
木 村
その、ステマね。#PRにちょっと近いんですけど、僕らって情報を解禁して話題にするのが仕事じゃないですか。
ターニャ
はい、そうですね。
木 村
だから、例えば、予告編が解禁しますみたいなこととか新しいポスターが解禁しますよみたいなことをニュースにして、テレビとかネットで話題にするっていうのを生業にしてるんですけど。
ターニャ
そうですね、はい。
木 村
最近ね、テレビ、例えば予告編の初出しを持ち込んだりするじゃないですか
ターニャ
はいはいはい。
木 村
あんまり取り扱ってもらえないんですよ。
ターニャ
へえー。
木 村
そう、予告編の解禁ぐらいだとちょっとネタとして弱いですねみたいな。昔はその初出しの映像、うちが初だったらやりますよみたいな時もあったんですけど。最近そういう用意された、整理された情報っていうのは価値が下がってきてる感じがして。
ターニャ
なるほど。
木 村
そう。だから用意をして持ち込んだものは扱われないんだけど、事故として、ものすごい人気の原作が映画化されますっていうのをまだ発表してなかったとしてそれが、例えば情報どっかから漏れちゃうとするじゃないすか。
ターニャ
ええ。
木 村
あっ、あの原作映画化するんだってワーッと盛り上がったりすると、それはニュースとして取り上げるわけですよ。
ターニャ
なるほどー。
木 村
だから整理された用意した情報よりも、漏れちゃった情報の方が価値があるっていうので、ちょっとなかなかね、難しいわけですよ。
ターニャ
確かに、そうですね。それ事故ですからね、あくまでね。
木 村
そう、だから時々思うのは、うまい具合に情報が漏れてくれた方がいいんだけどなと思いながら準備してるときありますけど。
ターニャ
なるほどですね(笑)
木 村
そう、拡散力のある人が早めに情報を仕入れてちょっと漏らしてもらった方がね。
ターニャ
それは何か、難しいところですね。難しいというか、悔しいというか、でもちょっとわかる感じもするしみたいな。
木 村
そうでしょ。何月何日の何時に情報解禁しますって言って、僕らの狙いとしてはそれをリツイートしてくれたりとか、いいね!をしてくれたりとか、そういうのを求めてますけど。いいね!されることもあるし、全くスルーされちゃうこともあるわけじゃないですか。
ターニャ
はい、そうですね。
木 村
あれなんなんですかね。
ターニャ
あれ辛いですよねー。
木 村
そー。
ターニャ
あそこにすごい気持ちを込めてやってちょっとリアクションが少ないと・・・。
何なんですかねー?
木 村
なんか僕SNSとかすごい苦手で。でも自分がどういうときにいいね!とかハート押すかみたいなこと考えると、いくつかパターンがあって、驚いたり、面白かったり、すごい!みたいな感情が動いたときにはいいね!押すじゃないすか。
ターニャ
はいはいはい。
木 村
あとパターンとしては、ちょっとためになる情報があって、なるほど!みたいな気持ちで押したりとか、あとは、私はこう思います。これどう思いますか?(怒)、みたいなちょっと怒ってたりとかそういうときに俺もそう思う、みたいなときに押したりとか。あとはそういう人に対して、応援ですよね。応援してるよ、頑張ってみたいなときとか、何かそんな気持ちのときに、いいねとかを押しますよね。
ターニャ
はい、全くそうだと思います。やっぱりちょっと心が動いてるんですよね、何かしらに。
木 村
そう。
ターニャ
そうですよね。
木 村
だからそれ考えると、僕らが用意した新しい予告が解禁されましたみたいなことってそういう感情とは違うから。もう情報が整理されてるから、どっちかっていうとお知らせじゃないですか。
ターニャ
そうですね。
木 村
なのでお知らせとして出したときに、そのお知らせをね、自分も発信者の1人として、もっと広く、広げてあげようって思ってくれる人がいて、拡散してくれるってことだから、もう本当ありがたい話ですよね。
ターニャ
そうですね。本当そうですね。
木 村
なるほどってこととは違うもんね。
ターニャ
そうですね。そしてお知らせがだんだん増えてきますもんね、我々。
木 村
そうそうそう。どんどんまたお知らせかよみたいなね。
ターニャ
そういうのはちょっとありますよね。でも確かにそこで、でもやっぱSNS、ちょっと変わっちゃいますけどSNSでそうやっていいねって、本当何か一つが動いている感じでとっても嬉しいですよね。
木 村
もう本当嬉しいですよね、毎日チェックしますよね。
ターニャ
そうですね。
木 村
自分たちが発信した情報がどういうふうになってるかね。
ターニャ
うん、リアルタイムに見れる場所で。そう思います、はい。
木 村
なので、ステマ規制は気をつけてますか?っていう質問から始まりましたけど、気をつけながらも、お仕事の中心なので、誤解を生まないように、作品の魅力が伝わればなと思っていろんな情報を発信してるっていうことですかね。
ターニャ
そうですね!だから我々も、私も読みます!どんなものも抵抗なく、そこに答えがきっとあるはずだから。
木 村
勘違いされちゃったり、間違った気持ちの誘導しちゃうのは、それはいけないことだと思いますけれども、そもそも映画とかってこうね、ジャンルとして、アートのジャンルだから、見た人がこういう感想を抱きました。でも、他の人が見て同じ感想になるかどうかって、それはね保証はないわけだから。
ターニャ
本当そうだと思います。
木 村
面白いと思って見たけど、全然つまんないじゃんっていうのもあるけど、逆にあんまり面白そうじゃないって思ってみたけど、めちゃくちゃ面白いじゃんっていうパターンもあるわけじゃないですか。
ターニャ
そうですね。
木 村
だからあんまりそこはねグレーとかステマだとかいうんじゃなくて、映画っていうのはいろんな感想があるんだな、みたいな優しい目で触れてもらえると嬉しいなと思いますけどね。
ターニャ
本当そう思います。
なんか最近、白黒わかんない映画ってあるじゃないですか。最後結末をどう感じればいいんだろうって悩むことって結構増えてる気がしてて、そういうときにやっぱそういう広告じゃないそういう記事とか、もちろん口コミとか、いろんな声を見るっていうのは逆にすごい良い時間ですよね、映画見た後に、私あの時間がすごい好きで。だからそういう意味でもやっぱりそういう記事とかすごい大事なんだなっていうのは思います。
木 村
確認したくなる作品もありますからね。
ターニャ
そうそうそうそう。
木 村
なんか見る前にラストはどっちだったんだろうみたいな口コミを見て、そんなにラストが迷っちゃうような作品なのかなと思って見て、でも自分が見ると、えっこれのどこが迷っちゃうのみたいな作品とかもあるけど、やっぱりそれはね人それぞれの見方だから。ハッピーエンドなのかハッピーエンドじゃないのか。それが、受け止め方によっては違って見えるっていうのが映画の面白いところですからね。
ターニャ
そうですね、そう思います。はい。
木 村
白黒はっきりさせるだけが面白さではないと。受け止めた人の心の中で、その受けとめ方が、それが映画だっていう感じですよね。
ターニャ
そうですね。それが醍醐味ですよね。映画の。
木 村
そうです、ありがとうございます。
ターニャ
ありがとうございます。
はい。今日はここまでとさせていただければと思います。
ではKITTラジオでは、リスナーの皆様からの質問を募集中です。概要欄のメールアドレスに日々の生活に役立てたい、こんな話を聞きたいなど、ぜひお送りください。今日もありがとうございました。
<END>
COMMENT
コメントをするにはログインが必要です。不明なエラーが発生しました