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【KITT RADIO #15】新入社員7日目の悩み

2024-04-11更新

マーケティング目線で世の中を見ると、見えるものが変わってくる!

映画の宣伝プロデューサーが日々考えていることをあれこれ雑談す
「KITT RADIO|マーケティングあれこれ雑談」

出演:木村徳永さん(KICCORIT)、NAMI(映画宣伝1年目)、ターニャ(KIQ REPORT編集部)

 <#15のキーワード>
・映画好き+宣伝好きが仕事を楽しくさせる
・映画以外の趣味が仕事に役立つ!?
・世代で決めつけない、一人一人と向き合う大切さ
・周りから求められている自分を一生懸命やる=自分のやりたいことに近づく
 

気になるキーワードがあったら下記をチェック!

【Spotify】

番組では宣伝プロデューサーに聞きたいことなど、リスナーの皆様からの質問も募集中!
その他、ご意見・ご感想はこちらまでお寄せください。

 

YouTubeやテキストでご覧になりたい方は下記よりどうぞ。

【YouTube】

【Text】(文字起こし)

ターニャ
映画業界お役立ち情報満載のリサーチメディアKIQ REPORT編集部のターニャです。よろしくお願いします。この番組は、映画の宣伝プロデューサーが日々考えていることを話す番組です。マーケティング目線で世の中を見ると見えるものが変わってくるということで、キコリの木村さんをお招きして放送しております。
木村さん、よろしくお願いします。

木  村
よろしくお願いします。

ターニャ
お願いします。本日はですね、あの4月という新年度に入りましたので、出演者の方をお呼びしておりまして。

木  村
まずいですね。まずいですね。大丈夫ですか?(笑)

ターニャ
ははは(笑)フレッシュな方をお呼びしております、なみさんです。

N A M I
はい、こんにちは。

ターニャ
こんにちは

木  村
よろしくお願いします。

N A M I
よろしくお願いします。

ターニャ
お声からして相当フレッシュさが伝わるんじゃないかなというふうに思うんですが、なみさんは今年の4月から映画の宣伝会社に入られてまだ1週間という感じで、まだドキドキな状態かもしれないんですが、なみさん、ちょっと自己紹介お願いしたいなと思うんですけど、今までは何かやられてたんですか。

N A M I
そうですね、3月まで普通に大学に通っていまして、あとは映画のことを学ぶニューシネマワークショップっていう学校で、ちょっと映画の勉強をして、そこのご縁で、4月から映画の宣伝会社に入社しました。

ターニャ
なるほど。やっぱり映画業界に入りたくてっていう感じだと思うんですけど、入られた理由とかって具体的にあったりされるんですか?

N A M I
いやもう純粋に、映画が好きで、映画にずっと接して生きていけたらいいなとぼんやり思っていてという感じで、気づけば業界に入ってました。

ターニャ
まーそうですよね。木村さんやっぱそういう方が多いですよね。会社に入られてくる方って。

木  村
大体映画が好きなんでっておっしゃる方が多いですね。

ターニャ
そうですよね。

木  村
当たり前ですかね(笑)

ターニャ
ははは(笑)そうですよね!まずは好きをベースに、そこからって感じですよね。

木  村
はい。

ターニャ
ちなみに、なみさんは好きな映画はあるんですか?

N A M I
好きな映画ですか?そうですね。映画館ですごい見た映画は、スピルバーグ版の『ウエストサイドストーリー』です。

ターニャ
あー、私見てない。木村さん見ましたか?

木  村
見てますよー。あんまり映画を見ない僕でさえ見てますよ。ターニャ大丈夫ですか?

ターニャ
いや、本当に話題になった、私すごいインスタの広告が出てきたのを覚えてるんですけど、行かなかったんですよね。そういえば。

木  村
見る映画もあるけど、見れない作品がたくさんありますからね。僕も見逃しちゃった映画たくさんありますから。

ターニャ
本当そうですね、はい。
そんななみさんはじゃあ4月から働いていてどうですか、何か。1週間経ちましたけど。

N A M I
はい。

ターニャ
1週間だけど、もう思うこととかあったりするんじゃないかな、と思って今日はそんなお話も含めて、木村さんにぜひいろいろ聞けると、また面白いんじゃないかなと思ってるんですけど、何かありますか1週間経って、どうですか?

N A M I
そうですね。なんかとにかく、不安だなって思うことが多いんですけど、何が不安で何が怖くてとかも、ぼんやりしてて、今はとにかく目の前のことっていうのを一生懸命やる日々です。

ターニャ
そうですよね、いや本当不安ですよね。何かやることもきっと多いですし、何をすればいいのかとか、ついていくのに必死だなというふうに思うんですけど、木村さんも、新人時代というのはきっとあったと思うんですけど、木村さんどうでしたか。

木  村
僕はあれなんですよね、新卒で入ったわけじゃなくて、一個最初に入った会社があって、その後に映画配給会社に転職したんですけど。

ターニャ
なるほど、はい。

木  村
前職も宣伝の仕事だったので何となくわかってるつもりで入ったんだけど、やっぱり映画の配給会社の宣伝って独特で、今のなみさんと同じでもう何をやってんのか全くわかんないし、何をやればいいかもわかんない。不安になるにも、何に不安になればいいかわかんないっていう日々の連続でしたね、同じですよ。
僕ね先輩に1回相談したことがあって、そしたら答えは、不安は慣れるから大丈夫って言われました。

ターニャ
なるほど。

木  村
その通り、慣れました不安は、だから大丈夫ですよ!

N A M I
ありがとうございます。

ターニャ
ちなみに映画宣伝に向いてる人ってどんな人だと思ってらっしゃいますか。

木  村
そうですね、色々な方と面接したり会ったりしてますけど、この業界にいる人ってやっぱり映画が好きな人が、中心ですよね。

ターニャ
うん、そうですよね

木  村
当たり前なのかもしれないけれども、映画好きな人なんですけど、鉄道マニアっていらっしゃるじゃないですか。僕は鉄道マニアじゃないですけど、はい。鉄道マニアって2種類いるんですよね。知ってます?「乗り鉄」と「見る鉄」がいるって知ってます?

ターニャ
乗り鉄と見る鉄!

木  村
そう僕の友達に乗り鉄の方がいて、とにかくね電車に乗るんですよ。乗りに行くんですよ、遠くの方まで、何々系の何々乗りに行くって言って、乗りに行くんですよ。乗り鉄はそういう人ですよね。で見る鉄の人は写真で撮ったり、とにかく車体を見るのが好きな人がいるわけですよね。

ターニャ
なるほど。

木  村
ちょっとそれ似てるところがあって。

ターニャ
なるほどー!

木  村
そう、映画を見るのが大好きっていう人は、やっぱり見てる方がいいと思うんですよね。じゃー何が好きな人がいいのかって言ったら、やっぱり映画宣伝だから宣伝が好きな人はすごく向いてると思いますけどね。

ターニャ
なるほど、これはちょっとすごいポイントですね。

木  村
ポイントですね。

N A M I
私、映画が大好きなんですけど、映画が好きな人っていうのはズバリやっぱあまり向いてないですか?

木  村
いや、僕も映画業界に入るときの面接で聞かれたのは、映画好き?って聞かれて、映画好きですって答えたら、そうだよね、映画嫌いな人なんていないよねっ、て言われたよ。そう、だからベース映画が好きなのは全然普通なんじゃないですか。

ターニャ
そうですよね。

木  村
そう、その上で何をやりたいのかっていうところが多分大事だと思うので、映画が好きですっていうことだけだと、やってる仕事って映画を宣伝する仕事じゃないすか。

ターニャN A M I
はい。

木  村
そう、だから映画が好きだけだと、片輪になっちゃうので、宣伝も同じぐらい好きになってもらって、自分が大好きな映画を1人でも多くの人に見てもらうためにはどうすればいいかって考えていくのは、やっぱりベースに映画が好きだからっていう気持ちがないと、届かない思いだと思うので、映画が好きなのはとっても大事だと思いますよ。

N A M I
ありがとうございます。

ターニャ
そうですねでも本当そうですよね。
もうベースで、確かにその先に宣伝を好きであり、また楽しめるかっていうことも何かきっと大事ですよね、働く上で。

木  村
そうそう、ターニャも経験してると思うけど、映画が好きなだけじゃ乗り越えられないことがたくさんあるじゃないすか。

ターニャ
そうですねー。

木  村
何かタスクがものすごい多岐に渡ってたくさんあるから、マルチタスクをどう動かしていくかみたいなこととか、頼まれてない、誰にも頼まれてないのに自分でプランして、どうやってやるのかっていうのを考えてそれを実行して、結果を分析して、また次に行くっていうのを繰り返し繰り返しだったりとかするから、なんかこうね、そういうパズルのパーツを埋めてくような、何かマルチタスクでいろんなことを動かすことに対しての、やりがいとか達成感を感じれる人はもう楽しくて楽しくてしょうがないんじゃないかなって思いますけどね。なんかもう1個のことに集中して、これだけじっくりやりたいんだっていう人は、映画の宣伝ってことじゃなくて、そもそも宣伝の仕事は難しいかもしれないすね。もう少し絞られた世界の方がいいのかもしれないですよね。

ターニャ
そうですね。

木  村
やることいっぱいあるよね、ターニャ?

ターニャ
ありますね。頭が破裂しそうってなりますよね。もう本当に何か爆発するんじゃないかと思うぐらい。

木  村
何が楽しいんですかね?

ターニャ
その限界のアドレナリンが働いてるときって、無性に燃えますし、それが今度形になったときとかは、やってよかったなって思いますよね、思います。私は。

木  村
そうなんだよね、もう楽しいこんなに面白い仕事ないんじゃないかって僕は思いますけどね。

ターニャ
なんかもう、自分の体全てを使って仕事してる感じがありますよね。なんか。

木  村
本当、そうだよね。

ターニャ
うん、そう思います。って言ってもね、なみさんは、これからきっと一つ一つ感じていくことだと思うので、これから本当一つ一つ楽しんでもらえるとターニャ的にもすごい嬉しいなという風に思うんですけど。でもなみさんきっと、不安なことも色々あったりもする中で、あとはいろんな人とも今出会われて、お仕事一緒にされてると思うんですけど、気になることありますか、働いてて。

N A M I
そうですね、皆さん、本当にマルチタスクで、本当に常にお仕事お仕事って頑張っていらっしゃってて、でもその中でも、映画鑑賞が趣味なんですって未だにおっしゃっている方もいらっしゃって、仕事でも映画で、趣味でも映画でってなると、いつか映画の日々に疲れちゃうんじゃないかなって心配になることもあるんですけど。私は何か、今のうちから、何か新しいこととか趣味とかっていうのを見つけた方が、仕事をやっていく上でいいのかなって最近思ってるんですけど。

ターニャ
映画以外の息抜きの場ってことですね。

N A M I
そうですね。

木  村
すごい大事だと思いますよ。これね、なみさんには、絶対に見えないんだけど、周りの人を見てると、ずっと仕事を一生懸命120%の力でやってるように見えるじゃないですか。

N A M I
はい。

木  村
そんなことないですからね。

ターニャ
ははは(笑)

N A M I
そうなんですか!(笑)

木  村
全然そんなことないですから。さぼってる姿が見えないだけで、適度にさぼってますよ皆さん、さぼってるっていう言い方はちょっとあれかもしれないんだけど、ずっと120%でずっとやれるわけじゃないし、やっぱりそれぞれね、大切にしてるものが映画と仕事以外にもあるからこそ、集中できてると思うので、いろんなことやるのがいいと思いますよ、本当に。それが、なぜか仕事に結びついていくんだよね、不思議と。だから映画の宣伝のためになることをずっと勉強してやってこうと思うとすごい世界が狭くなっちゃうから、全く関係のないことをいろんな人と交わりながらやってくと、本当に別業界のことも詳しくなるし、いろんな人の考えにも触れられるので、それはぜひやった方がいいと思いますね。

N A M I
はい。ちなみに木村さんって何かあるんですか?

木  村
僕ね、いっぱいありますよ。(笑)やりたいことだらけなんですよ、すぐやりたくなっちゃうんですよ。見てると。体を動かすことも好きだから、走ったり泳いだり自転車乗ったりみたいなことも必死にやってるし、あとバイクに乗るのも好きだから、ちょっとさぼって、バイクで千葉の方まで行きつつ、千葉で仕事するみたいな感じ。

N A M I
へえ。

木  村
あとカフェとかね。仕事って、やっぱりすごい忙しいから、なかなか自分の時間取れなかったりするんですよ。そういうときに、ちょっと場所を変えてリフレッシュしながら仕事をしたりとか、だからなんかそんなに必死で仕事している感覚じゃない気持ちでやってますけどね。

ターニャ
でも本当皆さんそうですよね、みんな。

木  村
そう、みんなそうでしょ?

ターニャ
うん、皆さん人によって様々、あの息抜きっていうものは持ってるのかなとは私もなんか思ってました。

ちなみに木村さん4月というのは新年度で、出会いの季節でもあると思うんですけど、なみさんとかもう木村さんより、何十歳下の新しい世代、いわゆるZ世代という世代だと思うんですけど、若い世代とかってどうですか、何か感じることとかあるんですか、ちなみに。

木  村
うーん、僕は、新人類世代なんですよ。

ターニャ
木村さんがですか?

木  村
僕のときは新人類って呼ばれるジャンルにハマってた世代なんですよ。

ターニャ
そうなんだ、そんな時代があったんですね?

木  村
ありますあります、ずっと色々あるじゃないですか。でもその新人類側からすると別に、新しい人種なわけでもなく、おじさんたちと同じわけですよね。普通に暮らしてるわけですよ。

ターニャ
はい。

木  村
だからZ世代みたいにくくると、あたかも何か全然別のマインドの新しい感覚の集団が押し寄せてくるみたいな感じで、今までのロジックは通用しないよみたいな感じに一見見えるんだけど、僕はあんまりそういうふうには見えてなくて。

ターニャ
なるほど

木  村
やっぱりZ世代の方々1人1人と会話をしていけば、全然話もわかるし、やってることは同じだし、やっぱり行動パターンはもちろん違うんだけれども、その行動を突き動かしているベースにある気持ちみたいなところは、変わらないと思うんですよね。

ターニャ
うん

木  村
だからなぜ映画を見に行きたいのか、なぜこれをやりたいのか、なぜこれを買いたいのかっていうところのベースの気持ちは、もう何世代離れてても、僕の世代が考えたものが、当てはまらないものも中にはあるけれども、気持ちは同じなんじゃないかなって思いながら見てますよ。

ターニャ
確かにそうですよね。なんかそんな世代世代言ってたら、確かに世代でくくるってちょっと違う感じもあるかもしれないですね。逆にZ世代のなみさん的にはZ世代と言われることはどう思ってたりするんですか。

N A M I
そうですね、本当にSNSとかテレビとかで、今のZ世代はっていうふうに、よく見ますし、何かZ世代Z世代言われてると、その言葉に甘えちゃってる自分もいて、なんかちょっと価値観が違うだけで、Z世代だからっていうなんか自分の甘えみたいなのが、最近あって。SNSとかでも違う世代の方からもうこのZ世代だからこんなみたいな感じで、なんか結構なめられがちなのかなって思ってて。

ターニャ
へえー、なるほど。

木  村
でも一般的には、Z世代は根性がないとか、ちょっと強いことを言うとすぐ辞めちゃうとか、夢を持ってないとかそういうふうに思われている傾向は確かにあるよね。

N A M I
はい。

木  村
うん。でもそれはもうちょっと違うと思ってて、やっぱり年齢が若ければ若いほど、一つ一つの物事に対しての刺激の感じ方って、大きいじゃないですか。やっぱ20何年しか生きてない人と、50何年生きてる人が同じものに接触したときのびっくり度合いってやっぱ若い人が多いわけじゃない。

ターニャ
うん、そうですね。

木  村
だから本当はその人たちがすごく驚いてるんだけど、それを見る側の世代がすごく上だから、心の中のびっくり感が自分を基準に考えちゃうと、そんなに心が動いてないんじゃないかなとか、根性ないんじゃないかなとか、そういう目線で見てるだけなんじゃないかって気はしてて。やっぱり感性とか感覚とか何かに対して没頭する、盛り上げてくみたいなパワーっていうのはもう間違いなくZ世代の方が年齢上の人よりかはあるので。

ターニャ
確かに

木  村
そう何かそんなふうに言われちゃう筋合いもないんじゃないかなみたいに、思って見てるけどね。

ターニャ
そうですね、確かに。1人1人をちゃんと見ていきたいところですね、うん、ありがとうございます。ちょっと時間があっという間すぎちゃって、ていう感じなんですが、なみさん他に何か聞きたいことありますか。大丈夫ですかね?

N A M I
ええ。そうですね、でも結構仕事についてとか、マインドについてとかいろいろ聞けて、はい。ためになりました非常に。

木  村
1個メッセージをお伝えしておくと、なんかやっぱり仕事するときって、好きなことを仕事にしたいっていう気持ちからスタートするじゃないですか。

N A M I
はい。

木  村
スタートはそれでいいと思うんですよ。でも、その後継続していく中で、仕事が好きになってほしいんですよね。好きなことを仕事にするんじゃなくて、仕事を好きになってほしい。なみさんが、これがやりたいって思っていることと、「努力しているなみさん」を見て周りの人がなみさんにこれをやってもらいたい、って思うことって、違ってくると思うんですよ。そのときに、いや、「私はそれがやりたいわけじゃないから」こっちがやりたいって思うんじゃなくて、「周りが見ているなみさん」の方が大切だと思うんですよね。周りから見たなみさんを大事にして、周りから求められている自分っていうのを一生懸命やっていくと、自分のやりたいことにどんどんどんどん近づいてくるんじゃないかなって思ってます。僕自身が何かそういう体験をしてきたので、ぜひそんな気持ちで頑張ってもらえたらなと思います。

N A M I
はい、ありがとうございます。頑張ります。

ターニャ
ありがとうございます、頑張りましょう。はい本日はこんな感じで以上とさせていただければと思います。

KITTラジオでは、リスナーの皆様からの質問を募集中です。概要欄のメールアドレスに日々の生活に役立てたい、こんな話を聞きたいなど、ぜひお送りください。本日は木村さん、なみさんありがとうございました。

木  村N A M I
ありがとうございました。

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