プロが見たこの映画

【ジジイの時事エンタメ斬り!vol.10】 「アバター」みた。

2022-10-07更新

最近の衝撃体験は「アバター」ですね。

あれ?って思ったのは、“初めて観た映画”みたいだったことで、もちろん私は2009年公開時に「観るのではない、そこにいるのだ。」というキャッチコピーに期待を募らせ、でっかい3Dメガネをかけて映画館で観ました。
素晴らしかった。「3Dは飛び出すもんだと思っていたけど、奥行とか高さだったのか!」と高所恐怖症の私は震えながら目の前に広がる世界に感動したものです。
でもあんまり内容は覚えてなかったのかもしれない。

今回、13年ぶりに改めて観てズシリと心に刺さったのはそのストーリーです。
マイノリティ、人種差別、環境破壊など、映画の中のテーマがこれほどグサグサ入ってくる映画だったとは ー。13年の間に世の中の価値観が変わってしまったのか、自分が変わってしまったのか?両方だろうと思いますが、ともかく全く違う映画として最後まで観てしまったのです。
「アバターって内容は大したことない」なんて言ってた自分どれほどのバカなのか、恥じ入るしかありませんが、まさしく今観るべき映画なのです。13年前の映画を「今観るべき映画」と言いたくなるなんて、ジェームズ・キャメロンというのは、監督というよりきっと、預言者みたいな人なのでしょう。

映像もね。凄いですよ。
13年の間にいろいろな映像自慢の大作SFやアドベンチャー映画が出ましたが、「アバター」を観るとダントツ感が半端じゃないのです。未だにトップは興行成績だけじゃないなと、技術だけじゃなく表現として空前絶後なんだと思います。
【他に類を見ない無敵の価値観の創造。】

もし、若い方でまだ映画館で「アバター」を観ていない方がいらっしゃったら、迷うことなく観に行ったほうがいいです。続編が12月にあるから今のうち観たほうがいい、とかそういう話じゃない。会社休んでもいい。特に映画業界はアバター休暇を認めるべきです。観ないと一生後悔します。
ただ、高所恐怖症の方は気を付けてください。プレミアムラージフォーマットなんかで観たらマジでやばいんで。

たんす屋(共感シアタースタッフ)

 

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