調査レポート
音楽・主題歌は、作品鑑賞意欲に影響する・・!?
ドラマや映画において重要な役割を担う“音楽”。 作品観賞後に大きな余韻を残す一方で、観賞前に予告編などで触れる音楽も、一瞬で作品を強く印象付ける力を持っています。
ドラマや映画にとって欠かせない音楽ですが、果たして映画ファンにはどのように捉えられているのでしょうか?
そこでKIQ REPORTでは、全国の15〜69歳以上の男女787名の映画ファン(半年に1本以上劇場で映画鑑賞をする人)を対象に【作品と音楽】に関するアンケートを実施。
今回は、音楽が与える作品観賞意欲への影響と、音楽が与える印象が大きい作品ジャンルをご紹介します。
映画ファンの7割が、作品観賞意欲に音楽が影響する!
まず、ドラマや映画の鑑賞意欲に音楽(主題歌)が影響するか聞いてみると、全体の約7割が「影響する」と回答しました。若年層の方が影響を受ける人が多いものの、高年層でも半数以上が該当しており、性年代を問わず、映画ファンにとって音楽の影響力の大きさがうかがえます。
中でも「とても影響する」と回答したのは女性に多く、特に10〜40代の女性には大きな影響を与えているようです。また、映画鑑賞頻度別に見てみると、へビー層(月に1本以上劇場で映画鑑賞する人)の方がライト層(半年に1本以上劇場で映画鑑賞する人)に比べて2倍以上多い結果となりました。
「恋愛・ロマンス」「ヒューマンドラマ」作品には音楽の影響大!
続いて、作品の印象に与える影響が大きいジャンルをたずねてみると、「恋愛・ロマンス」(60%)と「ヒューマンドラマ」(50%)においては、特に音楽の影響力が大きいことがわかりました。
「恋愛・ロマンス」作品が該当すると回答したのは女性に多く、若年層では7割にもなります。
前述のとおり、10~40代の女性はもっとも“作品鑑賞意欲に音楽が影響する”層であり、見事に重なりあっていることから、女性若年層の「恋愛・ロマンス」作品の鑑賞理由には、音楽・主題歌が大きな影響を与えている様子が見て取れます。
予想以上に影響力が大きかったドラマや映画における“音楽”の存在。
・・・となると映画業界人としてはどのアーティストを起用すればいいのか?支持されるのか?という点が気になってきます。
そこでKIQ REPORTでは、イメージしやすい具体的な作品ジャンルを提示し、それぞれに合うと思うアーティストも調査しました。次回は、映画ファンが選ぶ「恋愛ドラマ・映画」と「家族ドラマ・映画」に合うと思うアーティストを発表します。お楽しみに!
【調査概要】
調査時期:2022年7月19日(火)〜2022年7月26日(火)
調査手法 :インターネット調査(FastAsk利用)
調査対象:計787名 (15〜69歳 男女)
調査定義:映画ヘビーファン=月に1本以上劇場で映画鑑賞する人/映画ミドル=2~3ヶ月に1本程度劇場で映画鑑賞する人/映画ライトファン=半年に1本程度劇場で映画鑑賞する人/映画ノン=年1回程度劇場で映画鑑賞する人
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