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Vol.3: 映画公式SNSのフォロワー数と劇場鑑賞意欲度は比例しない!? 秋公開映画は『アナ雪』と『ターミネーター』に期待集中!!

2019-12-20更新

今回は9月〜11月に劇場公開される秋映画について、鑑賞意欲度を8月中旬に調査。半年に2本以上劇場で映画を観る【映画コア】と、年に1〜3本劇場で映画を観る【映画ライト】に分け、それぞれの20〜60代男女、計658名に聞きました。

<2019年秋公開映画 劇場鑑賞意欲度ランキング>
1位 『アナと雪の女王2』(28.4%)
2位 『ターミネーター:ニュー・フェイト』(26.6%)
3位 『人間失格 太宰治と3人の女たち』(20.2%)

男性はターミネーター、女性はアナ雪の新作に期待が集中。一般的に鑑賞動機にならない<製作総指揮>も、J・キャメロンにおいては41.8%の人が観たいという驚きの結果も。

9月以降に公開される数ある作品をおさえ、1位を獲得したのは11月22日に日米同時公開される『アナと雪の女王2』。2014年に公開された前作は、観客動員約2000万人、興行収入約255億円という驚異的な数字で、日本の歴代興行収入第3位を記録。誰もが知る歴史的な大ヒット作品となりました。本作について解禁されている情報は未だ少ないものの、当然ながら国民的大ヒット映画の認知度は高く、すでに意欲度も上がっているのだと思われます。

また、ディズニー映画は女性からの支持が高いのが特徴ですが、本作においては女性はもちろんのこと男性(特に映画コアファン)の鑑賞意欲も高く、年齢層も20〜60代いずれの層からも高い支持を得ています。社会現象になった映画の続編には老若男女の動員が予想され、前作の記録を塗り替えるのか注目です。


©2019 Disney. All Rights Reserved.

続く2位にランクインしたのは、11月8日公開の『ターミネーター:ニュー・フェイト』。映画コアファンはもちろんのこと、全体的に男性からの支持が高く、さらに50代以上の鑑賞意欲が高いという特徴が出ました。ターミネーターファンに新作公開がきちんと認知され、それが意欲にも繋がっているのではないでしょうか。また、当初から大々的に宣言されている、“『ターミネーター2』(1991)の正統な続編”という点へのファンの期待も意欲度に反映されていると思われます。本作では、アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンの伝説のコンビが戻り、さらに、シリーズの生みの親であるジェームズ・キャメロンが製作総指揮として復活。

同じアンケートで<製作総指揮が映画の鑑賞動機になる>と答えた人が11.1%だったのに対して、<J・キャメロンが製作総指揮する作品を観たい>と答えた人は41.8%おり(※1)、本作の動員にはJ・キャメロンへの期待値も大きく影響しそうです。

※1: 今回のアンケートと同じ調査対象者(658名)に、製作総指揮に関する調査を実施。<普段映画を観るときに、作品を選ぶ基準となる、または影響を受ける要素上位5つ>を選択してもらった結果、製作総指揮を選んだ人が全体うち11.8%存在した。また、<J・キャメロンが製作総指揮した作品を観たいと思うか>尋ねた結果、全体の41.8%が観たいと答えている。


©2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film

3位にランクインしたのは9月13日公開の『人間失格 太宰治と3人の女たち』。“人間失格” “太宰治”といった、誰もが知っているテーマを取り扱っている本作は、一見、真面目な伝記映画になりそうなところを、蜷川実花の手により、ゴージャスかつスキャンダラスなエンターテインメントに昇華させています。さらに小栗旬、宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみといった人気豪華俳優の起用も話題となり、20〜60代の男女すべての層から支持を集める結果となりました。


©2019「人間失格」製作委員会

映画公式SNSのフォロワー数と、劇場鑑賞意欲度は比例しない!?

SNS時代の今、どの映画作品も公式SNS、中でもTwitterでの情報発信に力を入れています。確かにフォロワー数が多いほど、多くの人に映画情報が届くのですが、果たしてそれが劇場鑑賞意欲にまでつながっているのでしょうか?

9月に同日公開される邦画作品のTwitterフォロワー数と鑑賞意欲度を調べたところ、興味深い結果が出ました。

9月20日に同日公開される、『3人の信長』(フォロワー数:5,468)『見えない目撃者』(同:13,604)『アイネクライネナハトムジーク』(同:8,297)を調査してみると、フォロワー数が最も少ない『3人の信長』の劇場鑑賞意欲が一番高いことがわかります。同じく、9月27日に同日公開される『任俠学園』(2,618)『惡の華』(26,653)『宮本から君へ』(7,156)の3作品においても、フォロワー数はダントツに少ない『任俠学園』の鑑賞意欲度が一番高い結果が出ました。

TwitterなどSNSのフォロワー数は、認知度をはかる目安にはなるものの、意欲度には直結していないと考えられます。

<KIQ FINDING>
意欲度を上げるために、作品認知度を上げるのは当然のこと。そのために映画の公式SNSおいてフォロワー数を増やすことはひとつの策ではあるものの、フォロワー数と鑑賞意欲度が比例しないことを鑑みると、少数であっても、作品に対する“熱量のあるフォロワー”の囲い込みと運用方法が重要になると考えられる。映画ファンとSNSとの関係性についても今後調査したい。

※KITT調べ(Fastask利用)

【調査概要】

調査時期:2019年8月8日(木)~8月15日(木)

調査対象:計658名(20~60代男女/映画コア・映画ライト)

調査定義:映画コア=半年に2回以上、劇場で映画鑑賞する人/映画ライト=年に1~3回、劇場で映画鑑賞する人

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