調査レポート
今夏公開作品で、ファミリー映画と認識されているのは・・・!?【ファミリー映画ってなに?】
「ファミリー映画は、映画館に家族で足を運ぶから、単純に動員数が増えて、興行的にヒットする可能性が高い」など映画業界では耳にした事がある人も多いのではないでしょうか?でも一言に「ファミリー映画」っていっても、それってどんな映画なんだろうか?「子供が見たがる映画?」「子供って何歳ぐらいの子?」「老若男女を動員する映画?」。一概にファミリー映画といっても意外と色々と違いはありそうだし、人それぞれでイメージも違いそう。
という事で今回、映画ファンの生態や動向を解明する調査分析レポート「KIQ REPORT」では、【ファミリー映画について】のインターネット調査を実施。対象は全国の15歳以上の男女801名の半年に1本以上劇場での映画鑑賞をする”映画ファン”です。その調査結果を元に、今週から4回にわたって、「ファミリー映画」について深堀していきたいと思います。
Point☛ この夏公開作品「ファミリー映画」と思うのは?
まずは「皆さんのファミリー映画」を探るべく、この夏公開作品から、「ファミリー映画」だと思う作品を選んでもらいました。
【設問】今年7月、8月に公開する下記の映画の中であなたがファミリー映画だと思うものを全てお選びください
■ファミリー映画のイメージ(男女別)(n=801)
上記のグラフは回答を男女別で表したものです。『ゴジラ vs コング』は男性が女性に大きく差を付けて、「ファミリー映画」だと認識されている結果になりました。一方、戦隊モノとして比較できそうな『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』と『ゼロワン Others 仮面ライダーバルカン&バルキリー』は、男性と女性で「ファミリー映画」としての認識に違いが出ています。
さらに、子供がいる人、いない人でも認識の差が出るのでは?と比較してみました。下記のグラフをご覧ください。
■ファミリー映画のイメージ(子どもあり/子どもなし比較)(n=801)
『100日間生きたワニ』は子どもなし層と比べて、子どもあり層の方が10%以上「ファミリー映画」としての認識を得ています。子供ありなしだと、作品を見ている角度が少し違うのかもしれませんね。また、洋画大作の『ブラック・ウィドウ』も母数自体は小さいですが、子どもなし層と比較して、子どもあり層に「ファミリー映画」として認識されています。
製作者がどの客層に向けて作品を作り、そしてマーケッターがどの層を狙ってコミュニケーションしているのか?そしてその結果が今回の調査結果で反映されているのか?気になるところですね!
次回以降では、「ファミリー映画」のイメージや求める要素など “ファミリー映画”の定義を導き出したいと思います。
【関連リンク:ファミリー映画徹底調査!】
★あなたが思い浮かべるファミリー映画は? https://kiq-report.com/Item/341
★ファミリー映画が求められているものとは?https://kiq-report.com/Item/344
★ファミリー映画の対象年齢って?https://kiq-report.com/Item/347
【調査概要】
調査時期:2021年6月17日(木)~2021年6月22日(火)
調査手法 :インターネット調査(FastAsk利用 )
調査対象:計801名 (20歳~59歳 男女)
調査定義:映画ヘビーファン=月に1本以上劇場で映画鑑賞する人/映画ミドル=2~3ヶ月に1本程度劇場で映画鑑賞する人/映画ライトファン=半年に1本程度劇場で映画鑑賞する人/映画ノン=年1回程度劇場で映画鑑賞する人
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