業界人インタビュー
【人間スタジオ#35】『巣鴨日記 あるBC級戦犯の生涯』監督:大村由紀子
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KIQ REPORTでは、D会議室の看板番組とも言える「人間スタジオ」をご紹介!
様々なジャンルの作り手にフォーカスをあて、モノづくりへの想いやモチベーションについて語っていただいています!
戦後80年終戦記念日8月15日(金)より1週間、キノシネマ天神で公開中の映画『巣鴨日記 あるBC級戦犯の生涯』大村由紀子監督の「人間スタジオ」。
知られざるBC級戦犯と当時を繋ぐ日記、巣鴨プリズンの実情と支え続けた家族たち。戦後80年のいまぜひ、ご覧いただければと思います。
<TOPICS>
・映画について
・製作のきっかけ
・BC級戦犯とは
・戦争犯罪の視点
・冬至堅太郎の言葉
・捕虜への扱い
・巣鴨プリズンの実情
・戦犯家族の支え
・石垣島事件
・大村監督のこれまで
・薬害事件で学んだ調査力
・ライフワークと心の充電
・好きなドキュメンタリー映画
・〇〇人間
・観客へのメッセージ
『巣鴨日記 あるBC級戦犯の生涯』
戦後80年 終戦記念日8月15日(金)より1週間 キノシネマ天神で公開中
絞首刑―これが私に与えられた判決である。
いま明らかになるBC級戦犯の実相。
1945年6月、西部軍主計中尉だった冬至堅太郎は、福岡大空襲で母を失った翌日、自ら志願してB29搭乗員の処刑に加わり、4人を手にかけた。
敗戦後、BC級戦犯として東京・豊島区にあったスガモプリズンに収監され、その日から日記をつけ始める。
死刑を覚悟していた堅太郎は内省的に自分に向き合い、「処刑した米兵にも家族が居たはず」という妻の言葉を重く受け止める。2年後、彼に宣告されたのは絞首刑だった。
監督:大村由紀子
RKB毎日放送ディレクター。福岡市出身、1989年RKB毎日放送入社。10年間アナウンサーとしてクイズ番組や情報番組などを担当。2000年から報道部。記者、デスクの傍ら、ニュース取材の中から、医療、司法、戦争などをテーマにドキュメンタリー番組を制作。2008年「母は闘う~薬害肝炎訴訟原告 山口美智子の20年~」(テレビ)で文化庁芸術祭優秀賞、日本民間放送連盟賞優秀賞など受賞。2009年「知られざる更生保護の現実~社会へ帰る受刑者たち~」でギャラクシー賞奨励賞。2021年「永遠の平和を~あるBC級戦犯の遺書~」(テレビ・ラジオ)で放送文化基金賞優秀賞、石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞奨励賞など。近年は公文書館に通ってBC級戦犯に関する資料の掘り起こしを続けている。JNN NEWS DIGで「あるBC級戦犯の遺書~28歳の青年はなぜ戦争犯罪人になったのか」を連載。
映画『巣鴨日記 あるBC級戦犯の生涯』
監督 大村由紀子
撮影 廣野善之 音声 篠原圭 編集 川路幹夫
音響効果 寺岡章人 語り 山崎夕希子
プロデューサー 竹下通人 渡辺貞紀 石川恵子
製作 RKB毎日放送
https://tbs-docs.com/2025/title/17.html
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