調査レポート
Vol.11: このランキングは順当? 意外?? 映画ファンが利用しているインターネットサービス明らかに!!
今回は「映画ファンが映画情報を取得するために利用しているインターネットサービス」について、調査しました。
映画ファンを劇場頻度で大きく分け、半年に2本以上劇場鑑賞する観客を映画コアファン、年に1〜3本劇場鑑賞する観客を映画ライトファンと定義し、15歳以上の男女合計792名に聞いた結果です。
自身が利用しているサービスについて複数回答してもらった結果をランキングにまとめた、上位30位です。
順当? 意外? ぶっちぎり1位はYahoo!ニュース
約半数もの方々がYahoo!ニュース (49.5%) を利用しており、2位の映画館ホームページ・アプリ (20.1%) に倍以上の差をつける圧倒的な結果となりました。
日本のインターネット創世記からWEBメディアの代表だったYahoo!ゆえ、「いまだに?」と思われる方もいるかもしれませんが、
元来のPCサイトやモバイルサイトの利用者数に加え、ニュースアプリの利用者がもっとも多いのも、SNSでバズがもっとも起きやすいと言われているのもYahoo!ニュースですから、順当な結果と言えるのではないでしょうか。
ちなみに、男女別・年代別 (10代〜60代以上) どのクラスターにおいても、Yahoo!ニュースはダントツであり、前回記事を踏まえても、映画宣伝においてもっとも重要な媒体の一つであることは間違いなさそうです。
また、Yahoo!ニュースのように自社で記事を作成せず、外部提携サイトから提供された記事を再配信するキュレーションメディア (アグリゲーションメディア) は、他にも3位のLINEニュース (15.2%)、7位のSmartNews (12.1%)、8位のLivedoorニュース (10.6%)、9位のグノシー (9.7%) と、TOP10内に5つのサービスが入っています。
でも実際に大事なのは映画専門サイト
これらキュレーションメディアではない、いわゆる映画専門サイトだと、2割弱の方が5位の映画.com (18.2%)、1割弱が10位のシネマトゥデイ (9.3%)。
この2つは順位 (%) 的には低いですが、前出のキュレーションサイトを始め、国内でもっとも多くの外部提携先へ記事提供している映画専門サイトですので、ユーザーが自覚的な認識のもと利用しているのはYahoo!ニュースでも、そこで実際に読んでいるのはこれらサイトからの提供記事というパターンは極めて多いはずです。
同様に10位以下の映画専門サイト等も、Yahoo!ニュースを始め複数のニュースサイトへ記事提供していますので、この順位 (%) そのままに低評価してしまうのは、少し違うように思います。
6位の映画ランドに関しては少し毛色が異なり、TOP10内でもっとも最近始まったサービスで、国内対応劇場数ナンバーワンの映画館検索&映画チケット予約により、近年もっとも飛躍した映画関連サービスではないでしょうか。
最後に、これらサービスで、映画ファンは具体的にどんな映画情報を得ているのかについても、複数回答で答えてもらいました。
映画ファンがもっとも見ている映画情報も「最新情報」=ニュース
「最新情報」、つまりニュースがもっとも多く、ほぼ同率で「作品情報」との事。
とはいえニュースには、「動画」や「インタビュー」や「映画評論」を記事化したニュースも多いので、実際はこれらの情報も比率的には少し上振れするように思います。
ともあれ、現代の映画宣伝において、作品認知や劇場意欲のキッカケとなり、さらには昨今SNSバズの起点にもなるWEBニュースは、今後も重要度はさらに上がっていくのではないでしょうか。
※KITT調べ (Fastask利用)
【調査概要】
調査時期:2020年1月16日(木) ~ 1月23日(木)
調査対象:計792名 (全国15歳以上男女/映画コア・映画ライト)
調査定義:映画コア=半年に2回以上、劇場で映画鑑賞する人/映画ライト=年に1~3回、劇場で映画鑑賞する人
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