プロが見たこの映画

【ジジイの時事エンタメ斬り!vol.31】 川の流れのように

2024-08-29更新

まだまだ暑いですね。
今日は文字から涼を取ってもらうべく水の話をー。
水は高い所から低いところへ流れる。引力のなせる業ですね。
自転車も高いところから低い方を向けば、何もしなくても転がっていく。これも当然。 

ならば、日本地図を広げてみるといい。
日本で一番長い信濃川は上流の千曲川も含め全長367kmにも達する。河口はもちろん、新潟市ですが、その起点はなんと遠く太平洋文化圏に属する秩父の山の中。
甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)は埼玉、山梨、長野の県境にある2400mくらいの山。こっから信濃川は始まり、佐久、上田、長野を北上し、新潟県に至り平野を縦に貫く。 

なるほど長いなー。

などと感心してる場合ではない。
これを見ると、長野県は北に行くほど標高が低いことになる。さらに長野・新潟県境は壁のような巨大な山が遮っているのにもかかわらず、その間をスルスルと流れが抜けるとは、そんなに低かったかと疑うばかり。新潟県の十日町とか小千谷とか、明らかに松本市や長野市よりも山深そうな町の方が遥かに低いところにあるというのも、日本列島の断面は大きくカマボコ型だという固定観念に囚われた人間にはにわかに信じ難い。

反面、信濃川の流れから100キロ程度東側を流れる利根川は、これと全く逆に新潟県境から発して南下している。なんとも不思議。不思議だけど、物理の法則はどこでも不変であり、科学を疑ってはいけない。やっぱり水の流れる方向に向かって低いんです。

どうでもいいことですが、これは私にとって大きな発見でした。15年前、自転車で東京から新潟へ向かったのですが、ちょうど利根川の流れに近い道で、丸1日だらだら登り、登る途中で日が暮れだした。疲労で息が上がる中、道のわきを見ると暗がりの中で複数の目がギラリと光り(猿軍団ですね)、恐怖でした。

「それならば、信濃川に沿っていけばよい。秩父までいけば、あとは水と同じに全部下りではないか!」

自転車ツーリングの鉄則。急に登って、なだらかに下り続けるのが正解。
つまり苦労は先にしたほうがいいわけです。
勝った。(もう年齢的に無理かなー。)

たんす屋(共感シアタースタッフ)

 

仲間と共に<時間><場所><感動>を 共有するからこそ大切な<体験>になる! 生配信で映画好きな奴らとその熱量を共感する! 新時代の映像コンテンツ熱量共有サポートシステム それが共感シアター!

同時再生企画のほか、オンラインイベントも対応可能!
お気軽にお問い合わせください。(問い合わせ先はこちら

※共感シアターでは、最新コラムを含む情報盛りだくさんのメールマガジンを毎月1回配信中!
配信ご希望の方はこちらまで空メールをお送りください。

たんす屋とある界隈で有名な立花の二人がお贈りするPodcast番組。歴史ミステリーから、政治社会の陰謀論、スポーツ、映画まで、妖しい話題めんどくさいネタを愉しく語っていきます!

不明なエラーが発生しました

映画ファンってどんな人? ~ライフスタイルで映画ファンを7分析~
閉じる

ログイン

アカウントをお持ちでない方は新規登録

パスワードを忘れた方はこちら

閉じる