データでヒット予報

【データで週末ヒット予報!】岡田麿里監督作品・オリジナルアニメ作品の興収は?

2023-09-12更新

今週公開する作品をピックアップし、過去の関連作品の成績データを踏まえてヒットを予測する、“データで週末ヒット予報”。今回はこちら!

アリスとテレスのまぼろし工場 2023年9月15日全国公開 

脚本・監督:岡田麿里
声の出演:榎木淳弥、上田麗奈、久野美咲、林遣都、瀬戸康史 他
配給:ワーナー・ブラザース映画、MAPPA

『心が叫びたがってるんだ。」(2015)や『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(2013)などの脚本家として知られる岡田麿里が、『この世界の片隅に』(2016)など数々のヒット作を手掛けてきたアニメーション制作会社・MAPPAとタッグを組んだオリジナル劇場アニメ。
製鉄所の爆発により全ての出口を塞がれ、時が止まってしまった町で暮らす14歳の菊入正宗。いつか元に戻れるようにと、町には“変化は悪“というルールができていた。そんなある日、同級生の睦実に導かれて、製鉄所の第五高炉へと足を踏み入れると、そこにいたのは野性の狼のような少女だったー。

アリスとテレスのまぼろし工場  関連作品の興収は?

早速、岡田麿里監督が過去に脚本を手掛けたアニメ映画をみてみましょう。

アリスとテレスのまぼろし工場,岡田麿里

『心が叫びたがってるんだ。』(2015)は興収11.2億円、『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(2013)は興収10.4億円のヒットを記録していますね!
監督も務めるのは、『さよならの朝に約束の花をかざろう』に続いて2作目になります。

今作もオリジナルアニメ映画です。

アニメ映画の鑑賞者は年々増え、ヒット作も多く誕生しています。しかし、昨年興行収入10億円を超えたアニメ映画は14本ありましたが、その内オリジナル作品は興収147.9億円を記録した『すずめの戸締まり』のみとなっており、オリジナル作品をヒットさせることが容易ではないことが伺えます。

2015年以降に公開されたオリジナルアニメ映画の成績をみてみます。

アリスとテレスのまぼろし工場,岡田麿里

オリジナルアニメ映画の数は多くはないようですが、岡田監督は2015年以降では『心が叫びたがってるんだ。』(2015/脚本)、『さよならの朝に約束の花をかざろう』(2018/脚本・監督)、『空の青さを知る人よ』(2019/脚本)と3作品ものオリジナル作品に取り組んでいます。
新海誠監督作品と細田守監督作品の人気がずば抜けて高いようですが、彼らと並んで作品を生み出す岡田監督に今作もそして今後も注目は高まりそうです。

さて、本作の主題歌は中島みゆきさんが担当しており、予告編を見ても主題歌の印象が強く記憶に残ります。中島さんは本作が初のアニメ映画への書下ろしとなったようです。
そこでKIQ REPORTでは、過去に大物歌手を起用したアニメ映画の興収もチェックしてみます!

アリスとテレスのまぼろし工場,岡田麿里,中島みゆき

ほとんどが、20億円を超える大ヒット作となっています。以前KIQ REPORTが行った調査結果でも映画ファンの約7割がドラマや映画の鑑賞意欲に音楽(主題歌)が影響すると回答していますが、やはり主題歌が興収に与える影響は大きいようです。(調査記事:音楽・主題歌は、作品鑑賞意欲に影響する・・!?)本作へ期待も高まりますね!

最後に、実写映画と比べてアニメ映画では制作会社が重視される傾向が強いということで(調査記事:アニメ映画の作品選びの基準は?)、本作の制作会社であるMAPPA作品もチェック!

アリスとテレスのまぼろし工場,岡田麿里

MAPPAはKIQ REPORTで実施した調査でも作品が見たいと思う制作会社ランキングの5位にランクインしており、映画ファンに人気なアニメ制作会社の一つのようです。(調査記事:人気のアニメ制作会社は?)これまでに興収27億円を記録した『この世界の片隅に』(2016)や、興収137.5億円の『劇場版 呪術廻戦0』(2021)などヒット作を手がけてきたMAPPAが、今回岡田監督とタッグを組んだ初のオリジナル作品となると、より一層注目度も高まりそうですね!

 

映画は今週公開です。

 

※情報提供:プレコグ
※赤字=興収10億円以上
(C)新見伏製鐵保存会

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