データでヒット予報
【データで週末ヒット予報!】ピクサー作品・夏休みに公開されたアニメ作品の興収は?
過去の関連作品の成績データを踏まえてヒットを予測する、“データで週末ヒット予報”。今週は、ひと足早めに来週公開のこちらの映画をピックアップ!
マイ・エレメント 2023年8月4日全国公開
監督:ピーター・ソーン
声の出演:リア・ルイス、マムドゥ・アチー、ロニー・デル・カルメン、シーラ・オンミ 他
配給:ディズニー
「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」など、もしもの世界を舞台に数々の感動作品をおくり届けてきたディズニー&ピクサーがおくる最新作。“もしも”火・水・土・風のエレメント(元素)たちが暮らす世界があったら…?だれも知らないイマジネーションあふれる世界での奇跡の出会い、そして予想もできない驚きと感動の物語が始まる。
マイ・エレメント 関連作品の興収は?
日本でも確固たる人気を誇るピクサー作品。ピクサーにしか生み出せない世界観やキャラクター、ストーリーで幅広い層を魅了し続けてきました。
2010年以降に公開されたピクサー作品はこちらです。
「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」「ファインディング・ニモ」など、人気シリーズ作品は、興収50億円を超える大ヒット作品になっていますが、シリーズ作品以外では興収にバラつきがあるようです。
本作で描かれるのは火、水、土、風というエレメント(元素)の世界。設定とビジュアルからは、「ヨロコビ」「カナシミ」など5つの感情をキャラクター化した『インサイド・ヘッド』と似た世界観の印象も受けますが、こちらは興収40.4億円。ピーター・ソーン監督の前作『アーロと少年』は興収17億円です。
昨年公開された『バズ・ライトイヤー』(2022年7月1日公開)は予想以上に苦戦したようで、興収12.2億円にとどまっています。その理由として、夏休みに公開されたキッズ向け作品の競合が強さが考えられます。
過去5年、夏休みに公開されたアニメ映画はこちらです。
昨年の夏は、アニメ作品では『ミニオンズ フィーバー』(興収44.4億円)『ONE PIECE FILM RED』(興収197億円)が公開され大ヒットを記録し、実写作品でも『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(63.2億円)が公開されました。
今年の夏休みはどうでしょうか。
まずはなんといっても大ヒットスタートを切っている『君たちはどう生きるか』。公開から10日ほどが経ち、口コミや考察で徐々に作品内容も見え始めていますが、同作が「ファミリー映画」として認識され、夏休みのキッズやファミリー動員につながるかが大きなポイントです。
そのほか、『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜』(8月4日公開)、鳥山明の名作を待望の映画化した『SAND LAND(サンドランド)』(8月18日公開)、『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』(8月28日公開)などが控えています。
競合作品が多い=作品ターゲットが映画館に足を運ぶ人も多い、という相乗効果を生むチャンスもありますね!
ちなみに、同時公開で短編アニメーション映画『カールじいさんのデート』が上映されます。これは2009年に公開され、興収50億円の大ヒットを記録した『カールじいさんの空飛ぶ家』のその後を描く物語。映画公開日の8月4日には地上波放送も予定されており、この短編映画への興味も動員の後押しになるかもしれませんね。
映画は来週公開です。
※興行収入は一部、推定値を含む
※情報提供:プレコグ
※赤字=興収10億円以上
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