調査レポート
あいみょん&ドリカムが最強! 映画ファンが選ぶ!主題歌アーティスト/恋愛作品・家族ドラマ作品 編
KIQ REPORTでは、全国の15〜69歳の男女787名の映画ファン(半年に1本以上劇場で映画鑑賞をする人)を対象に、【作品と音楽】に関するアンケートを実施。ドラマや映画において欠かせない存在である“音楽”との関係について調査をしています。
前回のレポートでは、映画ファンの7割もの人が作品の観賞意欲に音楽が影響しているという調査結果を紹介しました。
今回は、映画ファンが選ぶ「恋愛ドラマ・映画」と「家族ドラマ・映画」に合うと思うアーティストを発表します!
恋愛作品に合うアーティストは、あいみょん とドリカム!
今回リストアップしたのは、カラオケJOYSOUNDが発表している「もっとも歌われたアーティストランキング」から平成と令和それぞれ上位にランクインしているアーティスト17組です(※)。
まずは「恋愛ドラマ・映画」に合うと思うアーティストを聞いてみたところ、あいみょんとDREAMES COME TRUEが約半数の支持を得て以下を大きく引き離し首位となりました。両者ともラブソングのヒット曲が多く、その印象の強さから選択した人が多いようです。
あいみょんは、2020年に放送された平均視聴率15.1%の人気ドラマ「私の家政婦ナギサさん」(TBS系)や、今年の春ドラマ「恋なんて、本気でやってどうするの?」(CX系)など話題の恋愛ドラマの主題歌に起用されています。
一方のDREAMS COME TRUEも、1995年放送の平均視聴率21.3%を記録した恋愛ドラマ「愛しているといってくれ」(TBS系)の主題歌を担当したほか、自身の大ヒットラブソング「未来予想図」をモチーフにした映画『未来予想図 〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜』(2007)が製作されたことからも、恋愛作品との相性の良さは納得できますね。
さらに年代別に支持層を紐解いてみると、面白い結果が出ました。
男女共10代ではあいみょんが圧倒的な支持を得ている一方で、DREAMS COME TRUEは30代以上の各年代で首位獲得しており、年代による違いが顕著に現れています。
家族ドラマ作品に合うのは、サザンとミスチル・・・さらに支持されたのは!?
続いて「家族ドラマ・映画」に合うと思うアーティストを聞いてみました。
その結果、サザンオールスターズとMr.Children が約4割の映画ファンから支持され上位にランクインしました。
長いキャリアにおいて常に音楽業界のトップを走り続ける両者は、親から子まで世代を超えて親しみがある人が多いようで、幅広い世代に人気があることが理由に挙げられていました。年代によるばらつきがあまりない点もこれを裏付けているようです。また、この2組に限らず上位にランクインしたアーティストの楽曲には優しい・温かいイメージがあることが多くの理由に挙げられているのが特徴的でした。
さらに自由回答でも家族ドラマ・映画に合うと思うアーティストを聞いてみたところ、サザンとミスチルを抑えて名前が挙がったのが福山雅治さん。結婚情報誌ゼクシィのCMソングとして起用された「家族になろうよ」の印象が強く、回答理由として多く挙げられていました。樹木希林さんと内田裕也さんの初CM共演も大きな話題となった本CMを目にする機会は多く、ストレートな歌詞と合わせて音楽の印象がより強く残っていると思われます。
次回は、映画ファンが選ぶ「青春ドラマ・映画」と「サラリーマンドラマ・映画」に合うと思うアーティストを発表します。お楽しみに!
(※)カラオケJOY SOUND発表の 平成で最も歌われた曲・アーティスト上位10組のアーティストと、令和(元年・2年・3年)各年間アーティストランキング上位5組のアーティストの中から、現在も活動しているアーティスト計17組をリストアップしました。
恋愛作品に合うアーティストは、平成を代表するドリカムと令和を代表するあいみょんが同率首位という結果でした。女性30代以上では、ドリカムには劣るもののあいみょんへの支持も高くあり幅広い世代に支持されている様子がうかがえます。そんなあいみょんですが、ブレイク後に『映画クレヨンしんちゃん』など劇場アニメの主題歌は担当したことがあるものの、実写映画の主題歌起用は未だないようです。幅広い世代の映画ファンが恋愛作品に合うと太鼓判を押すあいみょんは今こそ恋愛映画に起用したいアーティストですね。ちなみに、あいみょんはこれまでにRADWINPSや菅田将暉さんなど人気アーティストとコラボ曲もリリースしており、この際ドリカムとコラボした恋愛映画主題歌が最強かもしれません・・・!
一方、家族ドラマ作品に合うアーティストの自由回答を見てみると、サザンやミスチルに加え、コブクロやMISIAといった平成時代から第一線で活躍し続けるアーティストや、さだまさしさんや長渕剛さんなど大御所アーティストが挙がっていました。主題歌起用を検討するとき、話題性を含む今旬感も重要ではありますが、家族ドラマ作品には、幅広い世代から安定した人気のあるアーティストというポイントを重視しても良いかもしれません。
【調査概要】
調査時期:2022年7月19日(火)〜2022年7月26日(火)
調査手法 :インターネット調査(FastAsk利用)
調査対象:計787名 (15〜69歳 男女)
調査定義:映画ヘビーファン=月に1本以上劇場で映画鑑賞する人/映画ミドル=2~3ヶ月に1本程度劇場で映画鑑賞する人/映画ライトファン=半年に1本程度劇場で映画鑑賞する人/映画ノン=年1回程度劇場で映画鑑賞する人
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