調査レポート
映画館にあったらうれしい割引制度は?
観たい映画はたくさんあっても、鑑賞料金がかさむのは悩みのひとつ。物価高の影響もあり、鑑賞料金を理由に鑑賞作品を厳選している映画ファンもいるのではないでしょうか。
今回KIQ REPORTでは、全国15歳以上の男女782名の映画ファン(半年に1本以上劇場で映画鑑賞をする人)を対象に、「映画館に期待する鑑賞料金割引制度」について聞いてみました!
まずは、「同じ日に、同じ映画館で複数作品を観る場合、2作品目以降の鑑賞料金に割引を適用してほしい」と思うかを聞いてみると、34%の映画ファンが該当しました。
映画鑑賞頻度の高いヘビー層(月に1本以上劇場で映画鑑賞する人)で約40%が該当するのは納得の結果と言えます。一方、年代別では50代以上の高齢層に希望者が多く、男性では46%に達しました。
さて、現在もシネコン・映画館ごとにさまざまな割引制度が設けられていますが、中でもよく目にするのは、20時以降の上映が割引になる「レイトショー」です。では、同じように「早朝の上映に割引が適用」された場合、ニーズはどれくらいあるのでしょうか。
映画ファンの27%と、前出の割引制度よりは少し希望者が減りました。こちらも50代以上に多くいますね。朝に強いイメージのある高齢層には魅力的な割引制度と言えそうです。
ちなみに、一部のイオンシネマでは、平日の朝10時までに上映開始する作品を割引料金で鑑賞できる「ハッピーモーニング」というサービスがありますよ。
最後に、観客も多少の不便を負うという点で「鑑賞しづらい座席に割引料金を適用してほしい」と思っている映画ファンについても調べてみました。結果はこちら。
32%の映画ファンが希望しています。性年代で差がなく満遍なく期待されており、幅広い層にニーズがありそうです。
料金割引を期待する映画ファンがいる一方で、最近では、付加価値をつけた映画館鑑賞体験を提供する映画館も増えていますね。映画ファンが楽しめる映画館のカタチの模索はまだまだ続きそうです。
【調査概要】
調査時期:2023年12月27日〜2024年1月3日
調査対象:計782名 (15歳~69歳の男女)
調査手法 :インターネット調査(FastAsk利用)
※本調査に関するフルレポートおよびコンサルタントもご提供可能です。ご希望の方はこちらまでご連絡ください。
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