データでヒット予報
【データで週末ヒット予報!】同日公開のアニメ3作品、関連作品の興収は?
過去の関連作品の成績データを踏まえてヒットを予測する“データで週末ヒット予報”。
今回は、同じ12月15日に公開されるアニメ3作品をご紹介します!
屋根裏のラジャー 2023年12月15日公開
監督:百瀬義行
出演:寺田心、鈴木梨央、安藤サクラ、仲里依紗、山田孝之 他
配給:東宝
『メアリと魔女の花』のスタジオポノックが、少女の想像によって生まれたイマジナリーフレンドのラジャーを主人公に、現実と想像を超えた大冒険を描いたファンタジーアドベンチャー。
主人公・イマジナリーフレンドのラジャーの冒険を描いた本作。そこで、イマジナリーフレンドが出てくるアニメ映画の成績をチェックしてみます。
『トイ・ストーリー4』(2019)の興収100.9億円の大ヒットを筆頭に、『思い出のマーニー』(2014・興収35.3億円)『インサイド・ヘッド』(2015・興収40.4億円)などヒット作が並びます。人間から見えないイマジナリたちの大冒険、という特異な題材を描いた本作は、新たなアニメーションの世界観を見せてくれること間違いなしです!
また、KIQ REPORTで過去に行った調査では、アニメ映画は実写映画に比べて「映像美」と「制作会社」が鑑賞動機になるという結果がみられました。(参照:アニメ映画の作品選びの基準は?) 本作の制作会社であるスタジオポノックは、ジブリ出身の西村義明プロデューサーによって設立され、代表作『メアリと魔女の花』(2017・興収32.9億円)にもみられる、精緻で美しい背景美術と圧倒的なアニメーションを得意としています。常に新たなアニメーション技術を用いて挑戦を続けているスタジオポノックですが、本作でも日本初の技術を用いた光と陰の演出により手描きアニメーションが更なる深化を遂げたとのこと(映画公式サイトより)。今注目のスタジオが、アニメ映画界に新たな波を起こしてくれることに期待しましょう!
2作品目はこちら!
ウィッシュ 2023年12月15日公開
監督:クリス・バック、ファウン・ビーラスンソーン
出演:アリアナ・デボーズ、クリス・パイン、生田絵梨花(日本語吹き替え) 他
配給:ディズニー
ウォルト・ディズニー・カンパニーの創立100周年を記念し、『アナと雪の女王』のスタッフ陣が送り出す、“願いの力”を描いたファンタジーミュージカル。
創立100周年の記念作品ということで、ディズニー映画ファンの期待も高まっていることでしょう。
過去10年のディズニー長編アニメーション映画を見てみましょう。
コロナ前(2019年まで)に公開された7作品は全て興収30億円を超える大ヒットとなっています。中でも『アナと雪の女王』(2014)の255億円、『アナと雪の女王2』(2019)の133.7億円は一桁抜けており、公開当時は大きな社会現象を呼びました。
近年は興収10億円にも満たない作品が続いていますが、これは「Disney+」への配信にシフトしてきたという理由も大きいでしょう。しかし、“アナ雪”のような社会現象を起こすコンテンツになるには、劇場公開時の盛り上がりが欠かせません。
ディズニー100周年を記念して製作された本作は、長きにわたりディズニーが描き続けてきた“願いの力”の原点を描いた、集大成といえる作品。そんな大作を贈り出すにふさわしく、“アナ雪”のスタッフ陣を迎えて製作されたということで、本作も「アナ雪」に匹敵するムーブメントを起こせるでしょうか。
最後に、近年キッズに大人気のこちらの作品もチェック!
パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー 2023年12月15日公開
監督:カル・ブランカー
出演:マッケンナ・グレイス、タラジ・P・ヘンソン、マルセイ・マーティン 他
配給:東和ピクチャーズ
北米初の人気子供向けアニメ「パウ・パトロール」の劇場版最新作。主人公の少年ケントと個性豊かな子犬たちからなる「パウ・パトロール」が、さまざまなトラブルを解決していく。
パウ・パトロールの過去シリーズはこちらです。
回を重ねるごとに興収は増えており、ファン層の根強さがうかがえます。
「パウ・パトロール」シリーズは乳幼児に絶大な人気を誇るコンテンツであり、今作もファミリー層の安定した動員が期待できそうですね!
映画は、いずれも今週公開です。
※情報提供:プレコグ
※赤字=興収10億円以上
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