調査レポート

Vol.2: いまもっとも劇場に人を呼べる女優とは!? そしてもっとも映画コアファンの熱視線を集める女優とは!?

2019-12-20更新

今回は、 10〜30代の映画ファン (年に1回以上劇場で映画を鑑賞する人) を対象に、映画業界で活躍する若手女優について<認知度><好感度><意欲度>に関するアンケートを実施。調査結果から“いまもっとも劇場に人を呼べる女優”が判明しました。

さらに半年に2回以上劇場で映画を観る【映画コア】と、年に1〜3本劇場で映画を観る【映画ライト】に分けて分析をすると、一部の映画コアファンに猛烈に刺さる、意外な女優の名前が浮き彫りになりました。

<劇場鑑賞意欲度ランキング>
1位 橋本環奈
2位 永野芽郁
3位 中条あやみ・高畑充希

いま一番映画館に観客を呼べる若手女優は、橋本環奈!

『銀魂』シリーズ、『キングダム』など話題映画への出演が相次ぐ一方で、数々のバラエティ番組やCMにも出演するなど、幅広い活躍を見せる≪橋本環奈≫(20)が映画ファンの劇場鑑賞意欲度18.5%で1位を獲得(※図1)。“千年に一度の美少女”と言われる美貌を持ちながら、変顔をも厭わないコメディエンヌとしての地位を確立しています。

年齢・性差問わずの人気ながら、中でも映画コアからの支持を得ているのが特徴で、映画コアの劇場での鑑賞意欲度は24.5%に上ります(※図4)。


橋本環奈

<KIQ FINDING>
橋本のイメージワードを聞くと、<活発><天然・無邪気><面白い><癒される>が多く挙げられており、『銀魂』出演をきっかけに常連となった“福田(雄一監督)組”で磨かれた飾らない体当たりのコメディ演技が認められ、映画ファンに好印象を残していると思われる。
所有映画DVDが1000本を超え、月に50本以上映画を観るなど、本来なら映画ファンに好かれそうな前田敦子や、2019年も3本の映画に出演し、着々と女優キャリアを積んでいる松井玲奈など、他のアイドルグループ出身者は映画ファンからの支持を全く得ていない中、橋本は2位以降を大きく離してのNo.1を獲得。近年のアイドル出身女優の成功例として参考事例になりそうだ。

続く2位は、Instagramのフォロワー数も225万人を超える、いまノリに乗っている女優≪永野芽郁≫(19)。昨年NHK連続テレビ小説「半分、青い。」で演じたヒロイン役の印象もあってか、全体的に好感度が高く(※図3)、中でも10代女性の好感度、意欲度がとても高く出ました。映画でも『ひるなかの流星』『ピーチーガール』『君は月夜に光り輝く』など女子高生役を演じることが多く、相乗効果により根強い人気が得られていると思われます。


永野芽郁

僅差で3位に入ったのは、≪中条あやみ≫(22)と≪高畑充希≫(27)。中条、高畑共に、高い認知度を獲得しています(※図2)。映画コアの意欲度が高く、中でも中条は全体的に男性から、高畑は女性からの支持が高いという特徴がみられました。


中条あやみ


高畑充希

<KIQ FINDING>
映画ライトは“認知”という意味では映画コアより広く情報を持っていると思われるが、そこが“劇場鑑賞意欲”には直結しない。逆に、映画コアは女優による劇場鑑賞意欲度がグンと上がっている。イメージ的には、映画ライトの方が女優のネームバリューが鑑賞理由になっていそうだったが、実は映画コアの方が女優に対する熱は高いようだ。

超コアな層に刺さる若手女優、佐久間由衣と清野菜名に注目!

今回調査したほとんどの女優において、映画コアと映画ライトで数値に大差はなかったものの、映画コアファンの中で濃く、熱い支持を得ていたのが、≪佐久間由衣≫(24)と≪清野菜名≫(24)。

映画コアの27.9%、映画ライトの19.1%(※図2)と、ワーストの認知度だった佐久間だが、「彼女を知っている」と答えた映画コアの劇場鑑賞意欲度は45.8%を占め、今回調査した女優の中でずば抜けてNo.1を獲得(※図5)。佐久間といえば2017年にリクルートの「ゼクシィ」10代CMガールに選ばれた元「ViVi」モデルで、テレビドラマやCMへの出演が多く、劇場映画への出演はこれまでに3本。彼女をイメージするワードを聞くと、<清楚><薄幸><癒される>とクリアな印象が強いようです。今年初主演を務める『“隠れビッチ”やってました。』では、清純派に見えながら実はビッチという役に挑みますが、彼女の新たな一面にも注目されます。


佐久間由衣

認知度が、続くワースト2位(※図2)だった清野も、彼女を認知している映画コアの40.2%が、出演作をお金を払って観たいと答えています(※図5)。

清野をイメージするワードで多く挙げられたのは<活発>と<清楚>。園子温(『TOKYO TRIBE』ヒロイン役)や押井守(『東京無国籍少女』主演)にもその実力を認められた“アクションができる女優”で、佐久間とともに、今後の映画界での活躍が期待されます。


清野菜名

<KIQ FINDING>
認知は低いが、知ってる人には大きな影響力をもつ女優。“熱量”が伝播して広がるソーシャルメディア時代には、このような“熱量のある女優”がある種、爆発を起こす可能性も考えられる。佐久間由衣と清野菜名ーあくまでプロフィール写真1点だけだが、二人とも短髪でなんとなく雰囲気も似ている。この辺りもファン心理的に関係しているのか。今後、より深掘りする調査も検討したい。

※KITT調べ(Fastask利用)

※画像は所属事務所公式サイトより転用

【調査概要】

調査時期:2019年6月26日(水)~7月3日(水)
調査対象:計607名(10~30代男女 映画ファン298名/映画ライト309名)
調査定義:映画コア=半年に2回以上、劇場で映画鑑賞する人/映画ライト=年に1~3回、劇場で映画鑑賞する人

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