調査レポート
男女差に注目! ドキュメンタリー作品の「視聴動機」と「人気ジャンル」
YouTubeや有料動画配信サービスの普及で、以前より世界各国のドキュメンタリー作品に触れる機会が多くなりました。近年はドキュメンタリー映画も話題作が多く、時の政治家に斬り込む社会派作品や人気ミュージシャンのライブ映画、誰も知らないニッチなテーマなど、幅広いジャンルを取り扱うのも魅力のひとつです。
KIQ REPORTでは、全国の15歳以上の男女783名の映画ファン(半年に1本以上劇場で映画鑑賞をする人)を対象に【ドキュメンタリー映画・番組】に関するインターネット調査を実施。
先週のレポートでドキュメンタリー作品の視聴習慣のある人は、8割を超えることがわかりました。
今週は、彼らがドキュメンタリー作品を観る動機と興味があるジャンルについて分析してみます!
「真実・真相を知りたい」「知的好奇心が満たされる」「学べる」から観る!
映画ファンにドキュメンタリーをなぜ観るのか? 視聴動機を聞いたところ、トップの「真実・真相を知りたい」に加え、「知的好奇心が満たされる」「学べる」と知らないことを“知りたい”という欲求が浮かび上がりました。
特に男性は「知的好奇心が満たされる」で女性を10ポイント以上上回り、“知”を重視していることがわかります。一方、女性は「自分が知らない世界を知る」「普段は見られない現場や姿が見たい」で男性を上回り、知らない世界を“見たい”という好奇心から観る人が多いようです。
社会・理科ジャンルに興味をもつ男性と、レジャー・エンタメ志向の強い女性
また、興味のあるジャンルでは、「事件・犯罪」がトップ。ここでも男女差が現れ、男性は「歴史・戦争」「政治・社会」「自然・宇宙・科学」という社会・理科ジャンルへの興味が強く、「仕事・ビジネス」や「スポーツ」でも女性を明確に上回りました。一方、女性は「旅・紀行」「食」や「音楽関連の全項目」で上回り、レジャーやエンタメ志向が強いようです。
前回記事ではドキュメンタリーの視聴習慣がある人は8割を超えていましたが、興味のあるジャンルは男女で傾向が異なり、人それぞれといえそうです。
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【調査概要】
調査時期:2021年11月1日(月)〜2021年11月8日(月)
調査手法 :インターネット調査(FastAsk利用 )
調査対象:計783名 (15歳以上 男女)
調査定義:映画ヘビーファン=月に1本以上劇場で映画鑑賞する人/映画ミドル=2~3ヶ月に1本程度劇場で映画鑑賞する人/映画ライトファン=半年に1本程度劇場で映画鑑賞する人/映画ノン=年1回程度劇場で映画鑑賞する人
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