調査レポート
前売り・入場者 “特典” の効果は?
そこでKIQ REPORTでは、全国の15歳以上の男女9,483名の映画ファン(半年に1本以上劇場で映画鑑賞をする人)を対象に、【特典】に関するインターネット調査を実施。
前売り券購入者や来場者に向けた“特典”に関する意識を探ってみました!
若年層の約4割が来場者特典を重視
調査では、「前売り券やムビチケの購入理由に、特典内容が影響するか?」と「映画鑑賞理由に、入場者特典が影響するか?」という2つの質問を行いました。
いずれの設問においても影響する人の割合は30%前後です。およそ映画ファンの3人に1人となり、比較的多くの人が特典を気にしているようです。
男女差はほとんどありませんが、年齢による差がはっきりと表れました。アニメ好きが多い男女10~20代は40%に達し、ファミリー映画の中心層である30~40代も遜色のない反応を示しました。若年層を中心とした比較的幅広い層に対して訴求力があるといえそうです。
かつては、作品に合わせて趣向を凝らした“前売り特典”が多くありましたが、今ではクリアファイルやエコバックなどが主流、さらにはスマホ壁紙やフォトフレームなど、デジタル特典もよく見かけるようになりました。前売り特典にかける予算は縮小傾向のようです。
一方で、アニメ作品でよく提供される“入場者特典”。定番の原作者書下ろし特典は、そこでしか手に入らないものとしての希少価値もありファンの満足度が高く、また、週替わりやランダムに提供される特典はリピーター施策に一役買っています。メガヒット映画『鬼滅の刃 無限列車編』で次々と何種類もの入場者特典が提供されていたのも記憶に新しいですね。これからは、実写映画でも“入場者特典”の活用法が作品ヒットの大きなカギになるかもしれません。
調査対象:計9,483名 (15歳以上 男女)
調査定義:映画ヘビーファン=月に1本以上劇場で映画鑑賞する人/映画ミドル=2~3ヶ月に1本程度劇場で映画鑑賞する人/映画ライトファン=半年に1本程度劇場で映画鑑賞する人/映画ノン=年1回程度劇場で映画鑑賞する人
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