調査レポート

【徹底調査】注目俳優ランキング<海外編>

2021-04-22更新

映画ファンの生態や動向を解明する調査分析レポート「KIQ REPORT」。
10代〜60代の男女754名の映画ファンを対象に、「注目している俳優・女優」についての調査を3月中旬に実施。第3回目の今回は「注目している海外俳優」について見ていきたいと思います。

Point☛ 海外俳優はベテラン頼りの寂しい結果に
映画における重要なファクターであるキャストの注目度ランキング。海外俳優の名前を挙げる人は少なく、以下の図のように首位のトム・クルーズでも9票という寂しい結果となりました。

特に女優の名前はほとんど挙がらず、2票以上獲得したのはたったの7名。
新型コロナの拡大によって洋画の公開が激減した影響もあるとは思いますが、それにしても得票数が少ないです。

近年、洋画は『スター・ウォーズ』やマーベル系などの大ヒットシリーズや大作ミュージカルに人気が集中し、“ビッグネーム”に頼った作品は減っており、そうした状況を反映した結果といえそうです。

また、もうひとつの特徴は、俳優の“高齢化”です。男性俳優部門では2票以上獲得した17名中50代が12名を占める結果となりました。20代は『君の名前で僕を呼んで』で注目を集めたティモシー・シャラメのみとなり、ヤングスターの不在は気になるところです。

その一方で、注目すべきは韓国系俳優の躍進です。分厚い肉体と人柄で注目のマ・ドンソクがまさかの4位にランクイン。そのほか、パク・ソジュンやヒョン・ビンなどがランキングに顔を出し、『パラサイト 半地下の家族』以降の韓国映画の躍進を反映する結果となりました。

【調査概要】
調査時期:2021年3月12日(金)~2021年3月19日(金)
調査手法:インターネット調査(FastAsk利用)
調査対象:計754名 (15歳~69歳以上男女/映画ヘビー・映画ライト)
調査定義:映画ヘビーファン=月に1本以上劇場で映画鑑賞する人/映画ライトファン=半年に1本程度劇場で映画鑑賞する人

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