調査レポート

映画ファンは映画館に戻ってくるのか? 業界に光差す調査結果が!?

2020-06-12更新

今回は映画ファンの【ウィズコロナ時代における映画鑑賞】について調査した結果をお届けします。

調査期間は2020年5月21日(木)〜2020年5月28日(木)。当初、緊急事態宣言の解除直前に実施予定でしたが、同宣言が2020年5月25日(月)に解除されたため、結果的にそれを跨ぐタイミングでの実施となりました。

映画ファンを劇場鑑賞頻度で大きく2つに分け、半年に2本以上劇場鑑賞する観客を「映画コアファン」、年に1〜3本を「映画ライトファン」とし、それぞれ10代〜60代以上の男女、計791名に聞いた結果です。

まずは、【外出自粛期間によって映画館への意欲はどう変化したか?】 について。

◉映画ファンの劇場意欲は高まっている

もっとも多かったのは「外出自粛前より映画館で観たい気持ちが強くなったので、外出自粛が明けたら映画館に行く」で29.2% 。なかでも、コア映画ファンは41.6%と、かなり多くの方々が映画館へ行くと回答しています。

ただ、ライト映画ファン単体で見てみると、同回答については16.8%、もっとも多かった回答は「外出前と変わらない」(35.0%) でしたが、

全体傾向として、これだけ自粛前より映画館への気持ちが強くなった人が多いのは (映画館で観たい気持ちが弱くなった人が少ないのは)、期待が持てるのではないでしょうか。

さらに 【外出自粛期間が明けてからの映画鑑賞頻度】 について聞いてみたところ、このような結果に。

◉劇場での鑑賞頻度は「元どおり」のみならず「増える」という人たちも

「自粛前に戻る」が44.2%、さらに「映画館での鑑賞頻度は増える」という方が11.4%、「映画館での鑑賞、自宅での鑑賞、共に増える」が6.1%、これら合わせると61.7%もの数値になります。

もちろん「映画館での鑑賞は減る」も31.5%あり、まだまだコロナは予断を許さない中、楽観はできませんが、

おおむね、映画ファンへの映画館への意欲は回復傾向にある (一部の映画ファンは自粛前よりも意欲が向上している) と言って良いのではないでしょうか。

映画業界にとって、光の差す調査結果になったのではと思います。

※KITT調べ(Fastask利用)

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【調査概要】
調査時期:2020年5月21日(木)〜2020年5月28日(木)
調査手法:インターネット調査
調査対象:計791名 (15歳~60歳以上男女/映画コア・映画ライト)
調査定義:映画コアファン=半年に2回以上、劇場で映画鑑賞する人/映画ライトファン=年に1~3回、劇場で映画鑑賞する人

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    同調査では、映画館全面再開の時期や映画館に求める感染症防止施策や、映画館とネット配信で映画鑑賞するそれぞれの利点や映画鑑賞方法での作品の選び方などに関しても調査してます。次回のKIQ REPORTも是非お楽しみに!

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