調査レポート
さすがの映画ファンも映画館には行きなくない! コロナ感染拡大下における映画ファンの本音に迫る!
今回は新型コロナウィルスの感染拡大が止まない中、映画ファンが「行くのをためらう場所」そして「映画館に行くことに抵抗はあるか」について調査した結果をお届けします。
半年に2本以上劇場鑑賞する観客を映画コア、年に1〜3本劇場鑑賞する観客を映画ライトとし、それぞれ10代〜60代の男女、計738名に聞きました。
まずは「行くのをためらう場所」について、このような結果になりました。
さすがの映画ファンも映画館には抵抗が
もっとも高いのはライブ・コンサート会場 (62.7%) 。実際の感染リスクも然ることながら、日本における感染拡大の初期段階から、再三報道され続けてきたことによる影響も多大だと思われます。
次いで映画館 (51.9%)。この調査を行ったのは3月30日〜4月6日(月)、つまり緊急事態宣言の発令前でしたが、さすがの映画ファンといえど半数以上の方々がためらっていた様子。
実際、コロナ関連の諸状況の悪化に比例するように、観客の数も目に見えて減っていった時期でした (緊急事態宣言下の現在ではほとんどの映画館が営業を自粛中)。
そして、約四割の方々が電車などの交通機関 (43.3%)、約三割が居酒屋 (30.1%) 、屋内スポーツ観戦 (28.0%)と続きます。
やはり、いわゆる“3密”の度合いの高い (高そうな) 場所には、皆さんためらいを感じているようです (居酒屋に関して男性40歳〜50歳/60歳以上がとくに高いのは、もっとも利用頻度の高い層だからと思われます)。
では次に。
そのものズバリ、「映画館に行くことに抵抗はあるか」について聞いた結果がこちらです。
映画ファンの約8割が抵抗あり! 若年層はやや危機感が薄い?
「ある」と「どちらかといえばある」を合わせ、映画ファン全体の約8割が抵抗を抱いています。
男女世代別に見ると「ある」よりも一段階抵抗感の低い「どちらかといえばある」が多かったのが男性20歳〜30歳/女性15歳〜30歳、これは行政の言う、“若い人たちの方が危機感が薄い”、という見解に重なる部分ではあります。
ちなみに各報道では、女性より男性の方が、重症化リスクも死亡リスクも高いとされていますが、この調査では、もっとも「ある」と答えたのは女性60歳以上 (62.1%) でした。
次回以降も引き続き、「コロナと映画ファン」に関する調査結果をお贈りしてまいります。
※KITT調べ(Fastask利用)
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【調査概要】
調査時期:2020年3月30日(月)~2020年4月6日(月)
調査手法:インターネット調査
調査対象:計738名 (15歳~60歳以上男女/映画コア・映画ライト)
調査定義:映画コア=半年に2回以上、劇場で映画鑑賞する人/映画ライト=年に1~3回、劇場で映画鑑賞する人
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