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関心領域　2024年5月24日公開

監督：ジョナサン・グレイザー
出演：クリスティアン・フリーデル、サンドラ・ヒュラー
配給：ハピネットファントム・スタジオ

第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門でグランプリ、第96回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞。「アンダー・ザ・スキン　種の捕食」のジョナサン・グレイザー監督がイギリスの作家マーティン・エイミスの小説を原案に、ホロコーストや強制労働によりユダヤ人を中心に多くの人びとを死に至らしめたアウシュビッツ強制収容所の隣で平和な生活を送る一家を描く。

関心領域　関連作品の興収は？

第96回アカデミー賞での国際長編映画賞と録音賞の受賞、第76回カンヌ国際映画祭でのグランプリ受賞など、主要な賞レースを賑わせた本作。
まずは、2015年以降のアカデミー音響賞（2021年以前は録音賞と音響編集賞）受賞作品を見てみましょう！

『トップガン マーヴェリック』（興収137.7億円）、『ボヘミアン・ラプソディ』（131億円）が100億円越えの特大ヒット作となっています！
他にも、『ダンケルク』（16.4億円）、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』（18.1億円）、『アメリカン・スナイパー』（22.5億円）といった15億〜20億円規模のスマッシュヒット作も並びます。
本作『関心領域』は音の演出が特徴的で、アウシュビッツ収容所で起きる忌まわしい出来事を直接見せず、音のみで表現することで観客に想像させるという、斬新な恐怖表現で話題となっています。

『トップガン マーヴェリック』や『ボヘミアン・ラプソディ』などは、ライブ音響上映や極上音響上映といった“音”で楽しむ鑑賞体験が盛り上がっていました。本作も、音響に定評のある立川シネマシティでの極上音響上映も決定しており、（興行関係者必見！ 映画ファンが選ぶ「この映画館のここが良い！」）音響に注目して楽しむ映画ファンも多そうです。

さて、斬新な表現手法で批評家、観客から高い評価を得た本作は、多くの話題作を送り出す気鋭スタジオ・A24によって製作されました。次に、近年公開された主なA24作品をチェックしてみます。

多くの映画ファンから熱狂的な支持を集めるA24。
昨年も『Pearl パール』、『aftersun／アフターサン』、『ザ・ホエール』といった数々の話題作を発表し、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』（興収8.1億円）は第95回アカデミー賞にて、作品賞、監督賞、主演女優賞など同年最多の７部門を受賞しました！
また、『ミッドサマー』（7.3億円）や、今年公開された『ボーはおそれている』のアリ・アスター監督作品をはじめ、A24のスリラー映画は見逃せないという映画ファンも多いのではないでしょうか！本作も要注目です！

最後に、ホロコースト、ナチスを題材にした映画（2010年以降）をチェック！

『サウルの息子』は第68回カンヌ国際映画祭（2015）でグランプリ、第88回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞し話題となりました。公開規模は大きくないものの毎年のように映画が公開されており、世界で感心度の高いテーマであるようですね。

映画は今週公開です。

※情報提供：プレコグ
※赤字＝興収10億円以上
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