データでヒット予報
【データで週末ヒット予報!】北野武監督作品、戦国時代が舞台の映画の興収は?
過去の関連作品の成績データを踏まえてヒットを予測する“データで週末ヒット予報”。今回は、来週公開のこちらをご紹介します!
首 2023年11月23日全国公開
監督・脚本・原作:北野武
出演:ビートたけし、西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、遠藤憲一 他
配給:東宝、KADOKAWA
『アウトレイジ 最終章』の北野武監督が構想に30年を費やして放つ、「本能寺の変」を解釈新たに、壮大なスケールで描いた歴史超大作。天下統一を掲げる織田信長の醜い跡目争いを、バイオレンスとユーモア満載に描く。
天下統一を掲げる織田信長の家臣である、荒木村重が謀反を起こし失踪。信長は羽柴秀吉、明智光秀ら家臣を集め、自身の跡目相続を餌に村重を捜索させる。軍師・黒田官兵衛の策で捕らえられた村重は光秀に引き渡されるが、なぜか光秀は村重を匿い続け・・・。
ビートたけし、西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、遠藤憲一ほか、超豪華キャストが集結。
首 関連作品の興収は?
『HANA-BI』(1997)でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞以降、日本の映画界を代表する監督として国内外で人気を博す北野武監督。『アウトレイジ 最終章』以来6年ぶりとなる新作を心待ちにしている映画ファンも多そうです。
まずは2000年以降に公開された北野武監督作品の興収を見てみましょう。
直近の3作品『アウトレイジ ビヨンド』(2012)『龍三と七人の子分たち』(2015)『アウトレイジ 最終章』(2017)は全て興収15億円前後のヒット作となっており、安定した興収をあげています。ちなみに、本作と同じ時代劇である『座頭市』(2003)の興収は28.5億円で、監督の最高興収作品となっています。
本作は、『アウトレイジ』以来13年ぶりのカンヌ国際映画祭でワールドプレミア上映され、熱狂的なスタンディングオベーションで迎えられました。上映中は所々で笑いが起きたようで、世界中のキタノファンの期待に応えた、北野監督ならではの笑いとバイオレンス満載の作品となっていること間違いなしです!まずは興収10億円突破に向けて初動に期待したいですね。
さて、戦国時代を舞台に、北野監督による新たな「本能寺の変」を描いた本作。
そこで、戦国時代が舞台の映画をチェックしてみます。
数多くの映画が公開されており、ほとんど全ての作品が興収10億円を超え、半数が20億円を超えるヒット作となっています。戦国時代という舞台の根強い人気がうかがえますね。
なかでも、本作と同じく「本能寺の変」を描いた作品では、テレビドラマの劇場版『信長協奏曲』が興収46億円の大ヒット。今年公開の『レジェンド&バタフライ』の25億円に迫るヒットも記憶に新しいのではないでしょうか。
「本能寺の変」には80ほどの解釈があるそうで、本作はその中から、明智光秀を使って徳川家康を殺そうとした織田信長が、光秀の裏切りに遭うが、光秀を動かして天下をとろうとしたのは実は秀吉だった、という“羽柴秀吉説”を用いたそうです。(映画公式サイト内インタビューより)
羽柴秀吉は監督自ら演じますが、最後に明智光秀を演じる西島秀俊さんと織田信長を演じる加瀬亮さんの過去10年の出演作品をチェック!
西島さんは直近10年で20もの映画に出演している人気と実力を兼ね備えた人気俳優で、出演する作品の多くが興収10億円を超えるヒットを記録しています。なかでも『シン・ウルトラマン』(2022)では44.4億円、『99.9―刑事専門弁護士- THE MOVIE』(2021)は30.1億円の大ヒットを記録。また、カンヌ国際映画祭やアカデミー賞ほか世界各国で数多くの映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』(2021)の主演として魅せた記憶も新しいところです。さまざまな役柄を演じてきた西島さんですが、本作で演じるのは、その強すぎる忠義心ゆえに、忠誠を誓った信長に対して謀反を決意する明智光秀。『Dolls』(2002)ぶりの北野組でどんな光秀を見せてくれるのか楽しみです。
続いて、織田信長を演じた加瀬さんは、興収27.5億円を記録した『劇場版 SPEC ~結~ 漸ノ編~』(2013)や興収16.8億円の『海街Diary』(2015)など話題作に抜擢されてきた実力派俳優。最近ではマーティン・スコセッシ監督の『沈黙 -サイレンス-』(2017)、ジョニー・デップが主演・製作を務めた『MINAMATA -ミナマタ-』(2021)といった海外作品にも出演しており、世界から注目される俳優として活躍しています。北野監督作品は『アウトレイジ』(2010)ぶりとなりますが、狂気を纏う天下人が、裏切りとバイオレンス満載の醜い跡目争いの中心人物として、特別な存在感を放ってくれることに期待しましょう!
本作は、織田信長の跡目争いのもと、裏切りに次ぐ裏切り、大スケールの合戦、戦国時代の常識を覆す展開、まさかの黒幕…など見どころ満載!北野監督が描く「本能寺の変」に期待しましょう!
映画は、来週11月23日(木・祝)公開です。
※情報提供:プレコグ
※赤字=興収10億円以上
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