データでヒット予報
【データで週末ヒット予報!】岩井俊二監督作品・音楽映画の興収は?
今週公開する作品をピックアップし、過去の関連作品の成績データを踏まえてヒットを予測する、“データで週末ヒット予報”。今回は来週公開の作品から、こちらをご紹介します!
キリエのうた 2023年10月13日全国公開
監督:岩井俊二
出演:アイナ・ジ・エンド、松村北斗、黒木華、広瀬すず、村上虹郎 他
配給:東映
岩井俊二監督と音楽プロデューサーの小林武史が『リリイ・シュシュのすべて』以来22年ぶりにタッグを組んで製作された音楽映画。歌うことでしか“声”を出せないキリエ(アイナ・ジ・エンド)を主人公に、出会いと別れを繰り返し絡み合う男女4人の壮大な愛を描いていく。
キリエのうた 関連作品の興収は?
本作の監督は、独特な映像表現と色彩美で”岩井美学”とも称されている岩井俊二さんです。
さっそく、岩井俊二監督の手がけた作品を見ていきましょう。
『Love Letter』や『スワロウテイル』など90年代から多くの作品が国内外で高く評価され、根強いファンを持つ岩井監督。2000年以降は興行収入未発表の作品が多いですが『リリイ・シュシュのすべて』(2001)はベルリン国際映画祭と上海国際映画祭でそれぞれ部門受賞をしているほか、『ラストレター』(2020)ではTAMA映画賞最優秀作品賞に輝くなど、これまで数々の賞を受賞しています。
ちなみに本作は、BiSHとしての活動を終えたアイナ・ジ・エンドさんが初めて映画主演を務めることもあり公開前からかなり大きな話題になっています。
近年、アーティストの映画出演が話題になった作品といえば、miwaさんが主演した『君と100回目の恋』(2017年/興収5億円)やSEKAI NO OWARIのFukaseさんが殺人鬼を演じた『キャラクター』(2021年/興収16億円)などがありますね。
3年ぶりの新作を心待ちにする岩井監督ファンに加え、さらに幅広い層の動員も期待できそうです!
映画単独初出演となるアイナ・ジ・エンドさんの脇を固めるのは、人気と実力を兼ね備えた松村北斗さん、黒木華さん、広瀬すずさんです。彼らの出演作もチェックしてみましょう。
まずは主人公・キリエの恋人を演じた松村北斗さん(SixTONES)の過去の出演作品です。
近年、話題作への出演が続いており、興収10億円を超えるヒットを記録した人気ドラマの続編『劇場版 きのう何食べた?』では、主人公2人の仲を揺るがすイケメン美容師役として、大きなインパクトを残しました!また『ホリックxxx HOLiC』では、第46回日本アカデミー賞にて新人俳優賞を受賞しており、いま注目の俳優です。
次に、人々の心に寄り添う小学校教師を演じた黒木華さんの過去の出演作品をみてみます。
黒木さんは、ベルリン国際映画祭にて『小さいおうち』(2014)で日本人女優最年少の銀熊賞を受賞したほか、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を3度受賞するなど実力派の女優として活躍されています。ほぼ毎年出演作品が公開され、興収が10億円を超えるヒット作にも多数出演されていますね!岩井監督作品への出演は『リップヴァンウィンクルの花嫁』(2016)で主演を務めて以来となります。
続いて、主人公・キリエのマネージャーを買って出る謎の女性を演じた広瀬すずさんの過去作品はこちらです。
主演作品では、約半数が興収10億円以上を記録しています。デビュー当時は少女漫画作品への出演が多かった広瀬さんですが、近年は社会派の作品にも出演しており実力派俳優への道を着実に進んでいる印象です。岩井監督が手掛けた『ラストレター』(2020)では一人二役を演じ、抜群の存在感を放っていましたね。2作目となる今回は、一体どのような存在感を放っているのか・・・気になりますね!
最後に、本作は音楽をテーマにした映画ということで、2010年以降に公開された主な音楽映画(邦画)をチェックしてみましょう。
バンドからクラシック音楽まで幅広いジャンルの音楽映画が、2010年以降の作品だけでも、15作品以上公開されています。いわゆる大作は少ないものの、良質な作品が多い印象です。
本作は、監督自らが「この作品は“音楽映画”である」と銘打っており、音楽という存在が本作においてとても重要なポイントであることが伺えますね。岩井俊二×小林武史×アイナ・ジ・エンド、この組み合わせがどのような革命を起こすのか・・・注目です!
映画は来週公開です。
※情報提供:プレコグ
※赤字=興収10億円以上
(C)2023 Kyrie Film Band
COMMENT
コメントをするにはログインが必要です。不明なエラーが発生しました