調査レポート
「ハリー・ポッター」シリーズ 好きになったきっかけは?
「ハリー・ポッター」のスタジオツアー施設「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター」がオープンしたことに伴い、KIQ REPORTでは「ハリー・ポッター」シリーズのパワー・特徴を探るべく、全国15歳以上の男女757名の映画ファン(半年に1本以上劇場で映画鑑賞をする人)を対象にアンケートを実施。
全4回にわたり、「ハリー・ポッター」とは何か?を探っています。
1回目は、「ハリー・ポッター」シリーズの鑑賞者について、2回目は、ファン層とイメージについて分析しました。
3回目となる今回は、好きになったきっかけなど関連コンテンツについて、掘り下げていきます。
★人気の理由に迫る!「ハリー・ポッター」シリーズ 鑑賞者分析
★洋画大ヒットシリーズで比較!「ハリー・ポッター」シリーズのファン層とイメージは?
好きになったのは「映画」きっかけが圧倒的!
まずは、シリーズを好きになったきっかけについてです。
「映画」が合計77%と大半を占めました。
何で見たのかをみてみると、「劇場鑑賞」は43%を占め、性・年代による差はあまりありません。「テレビ」と「DVD・BD」も合わせて32%を占め、10-20代では40%以上に達しています。シリーズ完結から約10年が経過していますが、テレビ放送等を通じたファンの継続的な獲得が大きな強みです。
一方、書籍(原作小説)がきっかけの人は23%にとどまりましたが、男女30-40代と女性50-60代では約3割を占めています。
原作を読んだことがあるのは、男女30-40代で40%以上!
次に関連コンテンツの接触状況を見てみましょう。
「ハリー・ポッター」シリーズは原作小説から人気に火が点きましたが、 「原作小説」を読んだことがある人は映画ファンの37%。原作の刊行当時、“若者”だった男女30-40代にもっとも多く、40%以上に達しています。
また、「USJのアトラクション」は29%が行ったことがあると回答し、男女10-40代では30%以上を占めました。
一方、「グッズを集めている」については12%にとどまり、マーチャンダイジングはあまり強くないようです。
ハリー・ポッターシリーズの関連コンテンツの状況を見てみましたが、原作小説の読者は少なくないものの、グッズやキャラクターへの広がりがあまりありません。主役は映画と思わせる結果となりました。
【調査概要】
調査時期:2023年5月11日(木)〜2023年5月18日(木)
調査対象:計757名 (15歳~69歳の男女)
調査手法 :インターネット調査(FastAsk利用)
調査定義:映画ヘビーファン=月に1本以上劇場で映画鑑賞する人/映画ライトファン=半年に1~3本程度劇場で映画鑑賞する人
※本調査に関するフルレポートおよびコンサルタントもご提供可能です。ご希望の方はこちらまでご連絡ください。
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