調査レポート
人気の理由に迫る!「ハリー・ポッター」シリーズ 鑑賞者分析
6月16日、東京都豊島区のとしまえん跡地に「ハリー・ポッター」のスタジオツアー施設「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター」がついにオープン! 開業にあわせて、シリーズ作品が相次いで放送・配信されるなど盛り上がりを見せています。
そこで、今回KIQ REPORTでは「ハリー・ポッター」シリーズのパワー・特徴を探るべく、全国15歳以上の男女757名の映画ファン(半年に1本以上劇場で映画鑑賞をする人)を対象にアンケートを実施。
単行本の発行から26年、映画第1作目の公開から21年。
「ハリー・ポッター」とは何か?をテーマに、洋画大ヒットシリーズ作品と比較しながら探っていきます!
「ハリー・ポッター」は視聴割合トップ! 老若男女問わず楽しめるのが最大の強み!
まずは“どれくらい見られているか”を調べてみましょう。
洋画大ヒットシリーズの視聴割合(シリーズを1作品以上視聴した人の割合)では、「ハリー・ポッター」シリーズが「スター・ウォーズ」シリーズを抑えて首位となりました。
ヘビー層(月に1本以上劇場で映画鑑賞する人)の鑑賞率は上位作品にほとんど差がありませんが、「ハリー・ポッター」シリーズはライト層(半年に1本程度劇場で映画鑑賞する人)でダントツの強さを発揮。あまり映画を見ない層にまで浸透しています。また、性別や年齢差もなく、老若男女が楽しめる幅広さが最大の強みです。
映画は2011年に完結していますが、何度もテレビ放送され、前日譚にあたる「ファンタスティック・ビースト」や今回のテーマパークオープンなど未だに“現役”である点が高い視聴割合を支えているようです。
映画ファンの約3割が、ハリポタ&ファンタビ全作品を視聴!
次に“どれだけちゃんと見ているのか”です。
シリーズ全作品を見た完視聴者でも「ジュラシック・パーク」を抑えて堂々の首位。実に映画ファンの約30%が「ハリー・ポッター」から「ファンタスティック・ビースト」まで、シリーズ全作品を視聴しています。
キャストを一新して何度もリブートされたシリーズが多い中、主要キャストは変わらず、単行本の刊行と歩調を合わせながらコンスタントに新作が公開されました。おなじみのキャストと連続性のあるストーリー。統一された世界観があり、根強いファンダムを有している点は「ハリー・ポッター」の最大の魅力かもしれません。
【調査概要】
調査時期:2023年5月11日(木)〜2023年5月18日(木)
調査対象:計757名 (15歳~69歳の男女)
調査手法 :インターネット調査(FastAsk利用)
調査定義:映画ヘビーファン=月に1本以上劇場で映画鑑賞する人/映画ライトファン=半年に1~3本程度劇場で映画鑑賞する人
※本調査に関するフルレポートおよびコンサルタントもご提供可能です。ご希望の方はこちらまでご連絡ください。
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