今週公開する作品をピックアップし、過去の関連作品の成績データを踏まえてヒットを予測する、“データで週末ヒット予報”。今回はこちら！

リトル・マーメイド　2023年6月9日全国公開

監督：ロブ・マーシャル
出演：ハリー・ベイリー、ジョナ・ハウアー＝キング、メリッサ・マッカーシー、ハビエル・バルデム、ジェイコブ・トレンブレイ、オークワフィナ、ダヴィード・ディグ
配給：ディズニー

不朽の名作ディズニーアニメ『リトル・マーメイド』を遂に実写映画化！主人公アリエル役は新人女優ハリー・ベイリーが務める。嵐に巻き込まれた人間の王子を助けたことをきっかけに、人間界への思いを抑えきれなくなったアリエルは、海の魔女アースラと取引を交わす。それは、3日間人間になる代わりに、美しい声を差し出すことだった…。

リトル・マーメイド　関連作品の興収は？

早速、過去のディズニーアニメの実写化作品（2010年以降）の成績をみてみましょう。

ヒット作が多い印象のあるディズニーアニメの実写化ですが、2010年以降の12作品の平均成績は興収54.7億円と好成績を記録しています。特に『美女と野獣』（2017）と『アラジン』（2019）は興収120億円を超える大ヒットとなりました。加えて、『シンデレラ』（2015）も興収57.3億円を記録していることから、実写化作品の中でもプリンセスシリーズは特大ヒットする傾向にあるといえそうです。

本作はアニメ映画版も手がけたディズニー音楽の巨匠アラン・メンケンと、『モアナと伝説の海』の楽曲を手掛けたリン＝マニュエル・ミランダが音楽を担当したミュージカル映画となっています。
ミュージカル映画の人気はどうでしょうか。興収をチェックしてみます！

○ミュージカル映画（2010年以降）

過去のミュージカル映画をみても、やはり『美女と野獣』と『アラジン』はずば抜けた成績を記録していますね。他にも、『レ・ミゼラブル』（2012）は興収58.9億円、『グレイティスト・ショーマン』（2018）は52.2億円を記録するなど、大ヒット作が多いことからも人気なジャンルであることが伺えます。
本作は、どの世代からも愛されるプリンセスシリーズであることに加え、ミュージカル映画でもあるため『美女と野獣』や『アラジン』と同じくらいの大ヒットも期待できそうです！

さらに、本作の監督を務めたのは、初メガホンをとった映画版『シカゴ』（2002）でアカデミー賞にて作品賞を受賞するなど、ミュージカル映画に定評のあるロブ・マーシャル監督です。

○ロブ・マーシャル監督作品
過去に担当したディズニー作品は全て1０億円を超えるヒット作となっており、中でも『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』は興収88.7億円を記録しました。ディズニー作品との相性も良さそうです！

ちなみに、日本より先に公開されたアメリカの初日3日間の興行収入は約133億円を記録し、興収121.6億円を記録した『アラジン』越えのスタートとなったようで、アリエルを演じたハリーの演技や歌声を絶賛する声が集まっているようです。

今年度の興収ランキングにも入ってきそうな特大ヒットが期待できそうですね！

映画は今週公開です。

※興行収入は一部、推定値を含む
※情報提供：プレコグ
※赤字＝興収10億円以上

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