今週末に公開する作品をピックアップし、過去の関連作品の成績データを踏まえてヒットを予測する、“データで週末ヒット予報”。今回は２作品ご紹介します。まずはこちら！

聖闘士星矢 The Beginning　2023年4月28日全国公開

監督：トメック・バギンスキー
出演：新田真剣佑、ショーン・ビーン、ファムケ・ヤンセン、マディソン・アイズマン、ディエゴ・ティノコ、マーク・ダカスコス　ほか
配給：東映

車田正美原作の大人気漫画「聖闘士星矢」を世界トップクリエイターがハリウッドで完全リブート。主演は、新田真剣佑が務め、監督はNetflix世界視聴率No.1となった「ウィッチャー」のトメック・バギンスキーが務めた。新田真剣佑が研ぎ澄まされたアクションを魅せる。

早速、本作でハリウッド初主演を務める新田真剣佑さんの主な出演作品をみてみましょう。

興収43.3億円を記録した『るろうに剣心 最終章 The Final』（2021）や、興収20.6億円の『カイジ ファイナルゲーム』（2020）など、数々の話題となったシリーズ作に出演されていますね。子どものころから武術に長け、身体能力が高い新田さんですが、本作の撮影前には週５日、終日アクション練習を積んだとのこと。『るろうに剣心～』で魅せたアクションも話題になりましたが、本作で挑んだハリウッドアクションに期待が高まります。観客層は、原作世代の40代以降の男性を中心に、アクション映画を楽しむ男性が多くなりそうですが、女性人気の高い新田さんが主演を務めるということで、女性にも客層を広げられるでしょうか！？　期待しましょう！

『聖闘士星矢 The Beginning』同様、今週末はもう１本、日本の人気コンテンツを映画化したハリウッド映画が公開されます。それが、こちら！

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー　2023年4月28日全国公開

監督：アーロン・ホーバス マイケル・ジェレニック
声の出演：クリス・プラット、アニヤ・テイラー＝ジョイ、チャーリー・デイ、ジャック・ブラックほか
配給：東宝東和

『ミニオンズ』『SING シング』シリーズなどのヒット作を手がけるイルミネーション・スタジオと任天堂が贈る、スーパーマリオブラザーズを原作としたアニメーション映画。イルミネーションの創業者であり最高経営責任者のクリス・メレダンドリと、マリオの生みの親でもある任天堂の宮本茂がプロデューサーを務める。

本作で注目すべき点は、やはり数々の大ヒット作を生み出してきた、イルミネーション・スタジオが手掛けるという点でしょう。近年のイルミネーション・スタジオ作品の成績です。

昨年公開された『ミニオンズ フィーバー』『SING/シング: ネクストステージ』はそれぞれ興収44.4億円と、33.3億円という大ヒットを記録。昨年日本で公開された洋画アニメ―ション映画の興収ランキングでも、ディズニー作品を大きく引き離し１位＆２位を占めました。イルミネーション作品は、大人にも子供にも愛されるキャラクターや、映像美などが魅力のスタジオですが、「スーパーマリオ」シリーズのキャラクターたちは、世界的に大人気なキャラクターであるため、今作もヒット作となることがかなり期待できそうです。
ちなみに、日本に先駆けて公開されたアメリカでは、3週連続全米No.１の大ヒットを記録し、今年度公開映画の全世界興収の最高記録を突破しました！日本でも記録的大ヒットとなるのか、注目です！

最後に、両作品の共通点である、日本発コンテンツのハリウッド映画の興収をチェックしてみます！

2014年以降に公開された作品のうち半分以上が興収10憶円を超えるヒット作となっています。『名探偵ピカチュウ』（2019）は、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』と同様に、任天堂によってゲームが製造・販売された「ポケットモンスター」が原作の作品です。さらに、両作ともゴールデンウィーク公開・・・ということで、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』においては『名探偵ピカチュウ』の興収30億円が一つの目標になるかもしれません。

映画はどちらも今週公開です！

※興行収入は一部、推定値を含む
※情報提供：プレコグ
※赤字＝興収10億円以上

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